前作ではビートたけし&木村一八が演じ、鮮烈な印象をのこした、本作のヒットマン(殺し屋)役のキャストがついに決定!カニューラをつけた凄腕のヒットマン・明神を竹中直人、その明神に付き従う美しき女殺し屋・余市を福島リラが演じます!
前作『GONIN』では、佐藤浩市演じる万代や本木雅弘演じる三屋らと共に、暴力団事務所の大金強奪に加担するリストラされたサラリーマン荻原を怪演した竹中直人。今作『GONIN サーガ』では、東出演じる久松勇人や桐谷演じる大越大輔らの命を執拗に狙うヒットマン・明神を、これまでのバイオレンス映画の枠を超えた"最凶のキャラクター"として怪演を魅せます。
そして、明神の相棒・余市には『ウルヴァリン:SAMURAI』で、ヒュー・ジャックマン演じるローガン=ウルヴァリンの相棒ユキオに抜擢された福島リラが、石井組に初参加!竹中演じる明神と"最凶"コンビを組み、東出らの命を狙う余市を、静かな狂気を醸し出しながら演じ、これまでにない福島の魅力を発揮しています。前作ではビートたけしと木村一八がコンビを組み、万代や三屋、荻原らを次々に殺していきましたが、今作では竹中直人と福島リラという二人が、インテリな雰囲気を持ちながらも、狂気渦巻く怖さを秘めた"最凶コンビ"として、主人公たちの命を狙います。
さらに、その他のキャストとして、東出演じる勇人の母・安恵に井上晴美。桐谷演じる大輔の母・加津子にりりィ。安藤演じる誠司のフィアンセ・百合香に松本若菜。誠司のボディガードでもある松浦組の組長・松浦に菅田俊。その松浦のボディガード・黒木に井坂俊哉。実力を兼ね備えた演技派の俳優陣が本作の物語を加速させます!
【追加キャスト紹介】
■明神役 竹中直人
五誠会の二代目(キャスト未発表)が雇った凄腕のヒットマン。カニューラをつけている異様なルックスだが、ターゲットを確実に仕留める腕の持ち主。普段は探偵事務所の探偵を装い、余市と行動を共にする。
コメント
石井隆監督が映画を撮る...それだけでぼくは嬉しくて興奮する。なんてったって監督のデビュー作《天使のはらわた 赤い眩暈》に参加させて頂いたのだから。それ以来 ぼくは石井監 督作品にほとんどと言っても過言ではないくらい参加してきた。《GONIN》(1995)も《ヌードの夜》(1993)の撮影中 ロケ先の新宿で監督とお茶を飲みながら生まれた企画だった...。 そしてとうとう新たなる《GONIN》が今ここに生まれたのだ!石井隆監督のパワーがエネルギーがこれでもか!これでもか!と漲った作品になっているに違いない!そんじょそこらに転がってるような作品では決してない!この映画にふたたび参加出来たこと それは僕にとっての夢であり僕にとっての「映画」であった。新たなキャス トで再び蘇る《GONINサーガ》ぜひ劇場で観て頂きたい!そして石井隆の世界を是非スクリーンで体感して欲しい。
■余市役 福島リラ
明神に付き従う美しい女殺し屋。普段は明神探偵事務所の助手として行動を共にするが、明神との関係は謎に包まれている。
コメント
十数年前にオリジナルの『GONIN』を観させて頂いていたこともあり、そんなマスターピースの続編に参加させて頂けたこと自体、とても光栄に 感じています。NHK大河ドラマに続き共演させて頂けた竹中直人さんをはじめ、共演者やスタッフの方々との制作過程から、色々と学びの多い現場でもありま した。石井監督が創り出す独特の映像美の世界に、共演者の皆様や私自身がどのように描き出されているのか、今から完成作品を観ることが楽しみです。
■久松安恵役 井上晴美
久松茂(鶴見辰吾)の妻で勇人(東出昌大)の母。普段はBarを経営しているが夫の無念を晴らそうとしている。
■大越加津子役 りりィ
大越康正(永島敏行)の妻で大輔(桐谷健太)の母。
■百合香役 松本若菜
3代目式根誠司(安藤政信)の婚約者。誠司の裏の顔を知らず、誠司が万代(佐藤浩市)から乗っ取ったバーズの跡地で結婚披露のダンスパーティーを行う予定だが・・
■松浦譲役 菅田俊
19年前は3代目式根誠司(安藤政信)のボディガードとして付き従うが、のちに五誠会傘下、松浦組組長に就任。
五誠会に強い忠誠心を持ち、誠司の右腕として信頼を置かれる存在。
■黒木正行役 井坂俊哉
松浦のボディガードとして動く武闘派の組員。
【プロデューサー(KADOKAWA:二宮直彦)より/起用理由について】
竹中さんについては、監督のデビュー作『天使のはらわた 赤い眩暈』(1988)を始め、『死んでもいい』(92)、『ヌードの夜』(93)、『夜がまた来る』 (94)、『GONIN』(95)、『GONIN2』(96)、『フリーズ・ミー』(00)、『人が人を愛することのどうしようもなさ』(07)、『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』(10)、『フィギュアなあなた』(13)、『甘い鞭』(13)など石井 隆監督作18本中、11本に出演。さらに『GONIN』(1995)に関しては企画立ち上げを石井隆監督とやられており、石井組にとって欠かせない俳優さんです。今回の 『GONIN サーガ』でも竹中さんにお入りいただく事は監督ともマスト、と考えておりました。
監督との話しあいの中で、竹中さん自身、今回はGONIN(5人)の方ではなく、前回における北野武さんが演じられた京谷に通じる凶気のヒットマン・明神役に並々ならぬ熱意を持たれており、是非!という思いでお願いしました。こんなに怖い竹中さん、、、夢に出そうです。
余市役は竹中さんとのカップリングでヒットマンコンビの狂気を出していきたく、色々と候補は上がっていたのですが、当時NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で共演していた竹中直人さんから「余市を演じられるのは彼女しかいない」という推薦を受け、『ウルヴァリン:SAMURAI』やモデルとして活躍されている福島リラさんの姿を拝見して、私も監督もその独特な佇まいに強いインパクトを感じてお願いしました。無慈悲で冷血なキャラクターである一方で明神と余市のただならぬ関係性を垣間見せているのは福島さんのもつ妖艶さが大きく作用していると思います。石井隆監督作品史上、最凶の殺し屋コンビをご堪能いただきたいです。