1995年に公開されバイオレンス・エンタテインメントの傑作として国内のみならず海外からの評価も高い日本のフィルム・ノワール最高峰、映画『GONIN』。19年のときを経て待望の続編『GONIN サーガ』が9月26日(土)より公開となり劇場公開に先駆け、角川文庫より石井隆初の書下ろし原作小説が発売されることとなりました。スクリーンより一足先に新たなる伝説を活字でお楽しみいただけます!また、この小説の中で、映画では描かれなかった事実が明らかにされております。
【原作本内容紹介】
日本映画界を席巻した傑作「GONIN」の待望の続編
19年前の暴力団大越組襲撃事件の遺児たちの
数奇な運命を描く、濃密なバイオレンス・エンタテインメント
五人組による、暴力団大越組襲撃事件から19年。大越組の若頭の遺児・勇人は母を支えながらまっとうな人生を歩み、組長の遺児・大輔は壊滅した大越組再興の夢を抱いていた。事件を追う謎のルポライターの出現とともに、遺された者たちの歯車は大きく軋み始め、GONINの血と宿命に抗う新たな闘いが幕を開ける――。(本書は書き下ろしです)
■角川文庫 2015年9月10日刊行予定
■ページ数:400ページ
■定価:640円(税別)
【著者紹介】
石井 隆:70年、大学在学中に劇画家デビュー、コミック雑誌「ヤングコミック」などで活躍。「天使のはらわた」が日活ロマンポルノで映画化され、シリーズ2作目「赤い教室」から脚本を担当。シリーズ5作目「天使のはらわた 赤い眩暈」(88)で映画監督デビュー。以降、「死んでもいい」(92)、「ヌードの夜」(93)、「夜がまた来る」(94)、「GONIN」(95)、「GONIN2」(96)、「黒の天使Vol.1」(98)、「黒の天使Vol.2」(99)といったノワール調の作品を監督。 「人が人を愛することのどうしょうもなさ」(07)、「 ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」(10)、13年には「フィギュアなあなた」「甘い鞭」を立て続けに発表する。