人生を狂わされた若者たちが苦悩し、もがきながらも現在を生きる姿を描いた映画、『GONIN サーガ』。
本作は、鬼才・石井隆監督作品の中でも絶大な人気を誇り、バイオレンスアクションの傑作として未だ国内のみならず、海外からの評価も高く、日本のフィルム・ノワール最高峰として多くのファンを魅了する、1995年公開の『GONIN』の続編です。
他にも"GONINシリーズ"には、『GONIN』の翌年1996年に公開された、個々の問題を抱え、厭世観に支配され生きる5人の女を描いた作品『GONIN 2』が存在します。
今回、『GONIN サーガ』の3月25日(金) Blu-ray&DVD発売を機に、『GONIN』、『GONIN 2』、『GONIN サーガ』3作品のBlu-rayがセットになった、『GONIN Blu-ray トリプルパック』が同時発売決定。
この発売を記念して、『GONIN』、『GONIN 2』、『GONIN サーガ』の脚本・監督を務める石井隆が特別に描き下ろしたアウターケースのイラストの一部を本日先行公開します!
3作品Blu-ray収納用のアウターケースには、"GONINシリーズ"に登場したメインキャラクター全員が登場しており、今なお監督の脳裏に焼きつく、各キャラクターのキラーカットが、所狭しと溢れんばかりに描かれています。
そんな渾身の力作ながらも、「買ってくださった方への感謝の気持ちとして、実際に手元に届いた際、せめてもの"サプライズ"を残すという意味で、事前の紹介は一部に留めて欲しい」という監督たっての希望により、今回公開するイラストは表1のみ。
『GONIN』で佐藤浩市演じる万代が本木雅弘扮する三屋純一の腕の中で息を引き取るシーンをはじめ、「まるで青春映画を観ているようだった」と、初めて『GONIN サーガ』本編を目にした際に竹中直人が印象深いと語った、スクリーン裏のあの雰囲気が監督の筆により再現されており、スクリーンに刻まれた、"GONIN"の世界を生きた者たちの姿は、復讐の裏にある愛や感情を浮き彫りにしています。
購入者のための"余白"として公開を差し控えた表4部分では、猟奇的なボクサーを演じた椎名桔平ほか、狂気漂うヒットマンの姿が忘れられないビートたけしらの姿も確認でき、監督の盟友であり、"GONINシリーズ"全てを通して出演の根津甚八はじめ、歴代の石井隆監督作でヒロイン土屋名美を演じた大竹しのぶ、余貴美子、夏川結衣、喜多嶋舞など、石井作品のミューズ的な存在ともいえる女優陣が一挙集結!
全貌をお見せできないのが口惜しいほどの仕上がりとなっています。