第29回ワルシャワ映画祭(国際コンペティション部門)での上映に伴い、清水浩監督と同行した、本作品のキャスティングを担当されました吉川威史さんによる映画祭密着レポートをご紹介致します!
【ワルシャワ映画祭・10月15日(火)】
成田21時20分発ドバイ経由で、無事にワルシャワに到着。日本からドバイまで飛行機で
11時間。トランジットで4時間待機後、さらに5時間かけてワルシャワに入りました。
ワルシャワに降り立つとの外の気温は10℃。でも、風がないせいかそんなに寒く感じない。
空港に到着したものの、映画祭のドライバーが約束した場所と時間に現れない(笑)。同行しているオフィス北野のスタッフが電話をかけまくっている。やっとの手配でやっと見つかり無事にホテルまで届けてもらう。
数時間後には清水監督が舞台に登壇し観客と質疑応答を行うため、通訳のカタジナさんと打ち合わせ。
カタジナさんは、最近まで日本に留学をされていたようでポーランド語はもちろん、英語、ドイツ語、中国語までも話せる才媛。「カシャと呼んでください」と完璧な自己紹介をされる一同。
『キッズ・リターン 再会の時』は本映画祭で合計4回の上映が行われるらしい。我々がかけつけたのが2回目の公式上映となる。映画館「MULTIKINO2」、いういわゆるシネコンに到着すると、1,000人は入るんじゃないかという大スクリーンで上映をしていた。上映終了後、清水監督いよいよ質疑応答のため舞台に登壇。カシャさんの通訳の下、
Q&Aが行われた。
Q.本作品の音楽が気になりました。なぜこういった音楽になったのですか?
(40代男性)
A.台本を書くときにいつも音楽を聴きながら書いているんですが、物語よりも登場人物に合うと思う音楽を聴いて書くんです。民族音楽を聴く事が多いんですが、本作ではケルトの音色が合うかな、と思いながら書いていました。
Q.どのようないきさつで監督をされることになったんですか?(20代女性)
A.実は北野監督が『キッズ・リターン』監督をされた3年後に、「キッズ・リターン2」という小説を書かれているんですが、去年の秋にオフィス北野のプロデューサーからこのお話を頂きました。17年という月日と共に時代は変わってはいるんですけど、シンジとマサルのあのような姿は今でも普遍的なのではないかと。『キッズ・リターン』はまだ若いふたりが実生活でうまくいかず、もがいている姿を描かれていて。ラストシーンでは「まだ始まっちゃいねえよ」と言っている。じゃあ、始まったら何が起こるんだろう、と思いました。
"リターンマッチ"をテーマにしようと、作り始めました。
Q.シンジ役の平岡祐太さんはどのくらいの期間、トレーニングをしたんですか?
(中年男性)
A.彼は全くボクシングの経験がなかったので、およそ3ヶ月間トレーニングをしてもらいました。
Q.ビートたけしさんに役を与える事は考えたのでしょうか(40代男性)
A.考えていません、僕がやりずらくなっていまうので(笑)。
質疑応答後、劇場ロビーではオフィス北野のスタッフが観客と映画の感想について話をしていた。
「『キッズ・リターン』の世界観に、清水監督ご自身の言葉を加えることによって、登場人物にリアリティを感じました」(20代男性)
「ボクシングシーンに至っては『キッズ・リターン』以上にリアルでダイナミックでとても気に入りました。シンジ役の平岡祐太さんの身体作りもしっかりしていたので、まるで本物のボクシングの試合のように見えました!」(20代男性)
「月日が経って『キッズ・リターン』のシンジとマサルに再会出来たのが嬉しかった。物語も面白くて、『キッズ・リターン』の雰囲気もよく掴めていた。ただ、北野武さんが出演していたらもっと良かったですね」(40代男性)
どうやら先ほどのQ&Aで質問をしていたのは彼のようだ。
日本で30年ほどキャスティングの仕事をしているが、流石にこの発想はなかった。
会場を後にし、早めの夕食をいただくことに。
カシャさんの案内で「懐かしいポーランド料理の店」という店に入いる。
ポーランド料理はスープが特においしかった。これまでに食べた事のない味でうまく説明が出来ないが、ちょっと酸味が効いた美味しい家庭料理といった感じ。勧められたカツレツも最高だった。
宿泊先が別な清水監督を送り届けてホテルへ徒歩で移動、就寝。
【ワルシャワ映画祭・10月17日(木)】
ホテルのロビーでオフィス北野のスタッフと待ち合わせをして、外のカフェで朝食を取る。
昼頃に清水監督と合流し、本日も質疑応答のため上映会場に向かう。今回は上映前にも舞台挨拶を行うらしい。清水監督は朝早くに目が覚めて、ひとりで散歩に出かけたそうだ。天候も良かったので良い気分転換になったことだろう。
今日は14時からの上映前に、清水監督が現地テレビクルーの取材を受ける予定と聞いていたが、直前になっても、クルーの姿が見えない。オフィス北野のスタッフがまた電話をかけまくっている。昨日と全く同じ光景だ。観客を待たすことは出来ないので、清水監督は上映前の舞台挨拶を行う。
登壇した清水監督、カシャさんに教わったメモをチラ見しながらポーランド語で挨拶をする。観客も理解できたようで、暖かい笑いと拍手が起きる。海を渡ってきた監督が現地の言葉で挨拶をし、迎えられる。日本では映画祭といってもあまり馴染みがないが、映画人としてはこういったことに感動を覚えてしまうものだ。
簡単な挨拶を済ませた監督は、上映が終了するまでしばし休憩。カシャさんは本作をもう一度スクリーンで観ておきたいとのことで、劇場に入っていった。と、しばらくすると現地テレビクルーが到着。これじゃまるでコントだ。幸いなことに取材班もオフィス北野のスタッフも英語が堪能だったので、何とか取材をすることができた。
監督へのインタビューが終わってしばらくしてから、滞在中2度目のQ&Aが始まった。
質問の多くは昨日同様、監督するにあたっての経緯などに集中した。
Q.登場人物が奮闘する「ボクシング界」と「ヤクザの世界」に共通点を見いだされたのでしょうか?
A.現実社会の興業的な意味合いでは関係性は過去にあったのかもしれませんが、本作では特に意図はしていません。ただ、今の日本の若者がおかれている状況は誰にでも共感出来る世界観だろうと思って描いたつもりです、つまりボクサーであろうとヤクザであろうと職業が問題なのではないと。
ここで意外な質問が飛び出た。
Q.制作会社のオフィス北野との連携はスムーズだったでしょうか。問題などはございませんでしたか?
A.私はこの業界に入ってからずっとフリーで仕事をしています。つまり、一作品ごとに契約をするシステムです。オフィス北野とは北野武監督作品の助監督時代で6本、映画監督としてはこれが3本目の作品となりますので、プロデューサー陣もよく知っていますし問題はなかったですよ。
質問も意外だが、隣でひとり爆笑しているオフィス北野のスタッフも変だ。
日本でオフィス北野といえば、ビートたけしを筆頭に芸人や役者などをマネージメントするお笑いタレント事務所として知られている。1996年に北野武監督作品『キッズ・リターン』を自社制作/自社配給をすることになってから、その後の北野武監督作品はもちろん、清水浩監督作品、ダンカン監督作品、そして中国のジャ・ジャンクー監督など映画制作や配給にも携わっている。2000年には東京フィルメックスというアジアの若手監督に目を向けた映画祭まで立ち上げている。
私は北野武監督代2作『3-4x10月』(90)でチーフ助監督を勤め、『ソナチネ』(93)以降、オフィス北野作品でキャスティングとして関わってきたが、このようなインディペンデントな制作会社はない。質問者の意図はわからないが、実に面白い質問だと感じた。
会場を後にし、早めの夕食をいただくことに。
舞台挨拶が無事に終了し、劇場ロビーに出てみると監督の下へ涙を流した女性が「すごく感動しました」と話しかけて来た。聞くところによると、彼女はポーランド生まれのベトナム人だそうだ。
劇場から出て来たカシャさんが訳してくれた。
「映画はとても気に入りました。特に最後のシーンに感動しました」
彼女はそのまま映画の"その後"の物語が気になったらしく、話が止まらない。そもそも『キッズ・リターン 再会の時』が『キッズ・リターン』の"その後"の物語だったとのに、興奮しすぎて"その後のその後"の話になってしまっている。よくよく聞くと、彼女もボクシングをやっているらしく、シンジが強くなっていく様に興奮覚めやらないそうだ。横ではオフィス北野のスタッフが観客の3人組と話をしている。国籍はタイ人、皆20代半ばくらいだろうか。
会場を後にし、早めの夕食をいただくことに。
「特別な関係性(友情)が大きなエネルギー(力)を生むことを教えてくれる、刺激的な作品でした」
「私も気に入りました。とくに撮影と照明が美しかったです」
「監督の演出がとても良かったです。観客と映画が対話できる、そんな力のある作品でした」
「この作品はボクサーとヤクザの話ではありますが、友情というものは条件を選ばずどこにでも存在しえる。それは良いとか悪いとかではなく、二面性のもの。お互いに力を与えられるものですよね」
やはり通じるものなんだなぁとまた感動。
劇場を後にし、軽く食事を済ますと、オフィス北野のスタッフが撮影の準備を始めた。
18時から、場所を変えて、本映画祭ディレクターのインタビュー撮影を行うらしい。映画祭ディレクターというのは、世界中から応募される作品群から、映画祭で上映する作品を決める人。その選ばれた作品群は様々なカテゴリーにわけて紹介されるのだが、長編、短編、ドキュメンタリー、特別企画など10以上の部門に別れ、今年は80本の厳選された作品だけが上映を許される。その中でも賞の対象となるのが"国際コンペティション"という部門で、日本からは唯一『キッズ・リターン 再会の時』が選ばれたのだ。それもこれも全てはこのディレクターが決めたからだ。なぜ、目に止まったのか。気になる。
気になるのでインタビューに同席させてもらうことにした。
取材場所はKINOTEKAという笑っちゃうくらいでかい建物の中で行うことに。映画祭の旗なども飾られているが、なんとも荘厳である。
映画祭のディレクター、ステファン・ローディン氏は忙しいスケジュールの中、快く迎え入れてくれた。そして時間より早く。
Q.本作を映画祭上映作品として選ばれた理由は? どの部分に一番心惹かれましたか?
A.毎年、1,000を越える作品数から映画祭で上映する作品を選択していますが、この作品には、技術的な力はもちろんですが、アート的な真実を表現していると感じたので選ばせていただきました。私が作品を選ぶ時には3つのカテゴリーに別けています。一つ目は一瞬で良い作品と分かるもの。二つ目は一応保留するもの。三つ目は駄作と思いながらも仕事だから観るものですね(笑)。
『キッズ・リターン 再会の時』は最初のカテゴリーでした。主人公のふたりの物語がはっきりしている点も気にいっています」
Q.『キッズ・リターン』はご覧になられていますか?
A.『キッズ・リターン 再会の時』を決めた時から観よう観ようと思ってはいたのですが、時間が取れず観れていません。
Q.本作は男たちの友情がテーマになっています。このような友情や絆のかたちは、日本独自のものと思われますか?
A.いえ、実に普遍的なものだと感じます。この作品は世界中どこの国にでもある共通したひとつの真実を表現していると感じます」
Q.清水監督について
A.映画を観ている最中に、その監督の演出意図がわかってしまう時があるんです。大抵、そのような作品は良くないカテゴリーに入ってしまう。『キッズ・リターン 再会の時』ではそれが良い意味で感じられなかったんですね。先ほどは出ましたが、今年は世界中から1,000以上の作品が応募されました。映画祭で上映する80作品をまず選びました。さらにそこから"国際コンペティション"部門に15作品まで絞り込みました。その15本のうちの1本に値する素晴らしい作品だと思います。
素晴らしいインタビューを終え、我々は映画祭主催のパーティーに出席。
世界中から集まった映画関係者が一同に集まっている。映画祭に出席するのは初めてではないが、気づかされることが多い。
明日は公式行事がない。
会場を後にし、早めの夕食をいただくことに。
いわゆる「オフ」というやつだ。カシャさんが都合をつけてくれたらしく、市内を案内していただけるそうだ。
【ワルシャワ映画祭・10月18日(金)】
取材もなく、完全オフというのは後ろめたさもあるが、こんな日もあっていいさと自分を言い聞かせる。見渡せばホテルの窓外の町並みもすごくいい感じだし、時差ボケもだんだん解消して元気一杯だ。仕事とはいえ、ポーランドに来ることなんてこの先あるかわからない。思い出にたくさん写真を撮ろう。
清水監督とカシャさんと合流し、旧市街の方へタクシーへ向かう。そこはまさにヨーロッパの旧市街。
第2次世界大戦で、ドイツの空爆でほとんど壊れてしまったが、見事に復旧している。
広場では中世の甲冑を着た若者が、観光客相手に立っている。我々も彼に見つかるや否や手招きをされたが、何とか笑って過ごせた。この手の兄ちゃんは万国共通、どこにでもいるものだ。ただ、海外の方達は底抜けて明るいイメージがあるのは気のせいだろうか。
一面石畳の街並を歩きながら、歴史を感じていると、とある荘厳な教会の前に着いた。
「案内しますから」と小声でカシャさん。日本でもそこら中に教会はあるが、これほど大きいものは目にしない。中へ入るとステンドグラスの窓が建物の中を照らす。何とも神聖な雰囲気だ。観光客がちらほらと目立つが、気にする事もなく椅子に座ってお祈りする男性の姿。我々にとって目新しいもの全てが、彼にとっては日常なのだ。清水監督とオフィス北野のスタッフが中央の通路で祭壇に背を向けて話をしていると、カシャさんが「祭壇に背を向けないで」と、注意書きを訳してくれた。彼らに悪気があったわけではないが、なるほど、それほど神聖な場所なんだと、改めて認識する
。
教会の地下にはお墓があり、そこも見学できるらしい。表に出て歩きながら写真を撮っていたら、デジカメを落としてしまった。ああ、なんてことだ、完全に壊れているではないか!まさかあの二人の行為が神様の逆鱗に触れたのであろうか。
そんなことはない。
そんなことはないのだが、完全オフの日にカメラレスになるとは誰が予想したであろうか。
昼食。素敵な建物の一階にある、落ち着いたレストランに入る。
清水監督は相変わらずの小食で現地のビールのみを頼んだ。私はカシャさんおすすめの、温かい前菜のシチューを注文。このシチューは、ポーランドのどの家庭にも出てくる料理らしい。とても美味しかった。
一服してから、今度はとある王宮を案内してくれた。
まるで映画の1シーンみたいな壮麗な室内だ。貴族達の絵画や装飾がそこら中に飾られ、圧倒されていると、カシャさんが上を指差した。見上げるとものすごい天井画があった。
来た道を戻ると、例の中世甲冑兄ちゃんがまた元気よく近寄ってきた。
今日はどこにも電話する必要がなく、気分が解れたのか、オフィス北野のスタッフが中世甲冑兄ちゃん相手に大笑いのパフォーマンス。一部始終を清水監督がビデオを回していた(笑)。
午後3時。
ここでカシャさん、「映画祭で上映している映画を観るから、またね。それと、夜は危ないからブラガ地方には行っちゃだめよ」とアドバイスを残して別れる。繰り返すが、今日は完全オフだ。ましてや時間もまだ早い。我々男3人は異論なく、タクシーに乗り込んでブラガへ向かった。
タクシーの運転手によると「10年前は危ない地域だったが、近年は全然平気さ」とのこと。
街に降り立つと、確かに危険性をあまり感じない。どちらかというと下町っぽい印象。
知らない街に来たら地元の人が行く場所にいくのが一番良い。長年の映画制作現場で培った知恵だ。
早速地元のスーパーに入ると、宿泊しているホテル近辺より物価が全然安くてびっくり。ワルシャワの下町認定だ。さすがに下町だけあって、帰りのタクシーがなかなか見つからない。こういう場合はまずは大通りまで歩いて移動するのが一番良い。長年の飲み歩きで培った知恵だ。大通りで何とかタクシーを拾い、ホテルへ帰る。
清水監督とオフィス北野のスタッフは映画を観に出かけるそうだ。映画祭だ、そうこなくっちゃ。
私も最初は観る気まんまんだったが、疲れが溜まっていたのでホテルにとどまる事に。
明日は、いよいよ受賞式。その後は最後の質疑応答が控えている。
【ワルシャワ映画祭・10月19日(金)】
今夜はコンペティションの授賞式が夜の9時30分からある。
午前中はフリータイムなのでKINOTEKA付近で、自分のスタッフのためにおみやげを買いに行くことに。ちなみに今時なのか知らないが、行く前からおみやげを決められてしまっている。通常、旅先にいった者が故郷で待ちわびる友人や家族、同僚の顔を思い出しながら「これ、似合うかな。喜んでもらえるかな」と模索しながら買う事に意味があったのに、この時代、そうはいかない。挙げ句の果てにその注文は「陶器」だ。一応、「陶器をお願いします」と丁寧に頼まれたものの、なぜ陶器なんだ。「割れたらどうしよう」というこちらの心配なんぞまったく気にする素振りもなかった。もしかして新手の嫌がらせなのだろうか......。
とりあえず、清水監督が宿泊しているホテルのロビーに集合。
監督も買い物をしたいとのことで、オフィス北野のスタッフと3人で街へ繰り出す。土曜日とあって街中の店は2時以降は閉まってしまうらしい。あいにく目当ての店に着いた頃には店が閉まっていた。
しかたなく近くの巨大モールに行く。このモールは4階と5階が映画館になっていて、映画祭の会場の一部としても提供されていた。
「チョコレートにしようかな」という監督の希望で、ブラブラと男3人で探し始める。
「チョコレートはベルギーじゃない?」とか話し合っているうちに、通路の中央に構える小いさな売店を通りかかる。中から若い女性が「どうぞ」と紫色の"グミ"みたいな物を、目の前に差し出してくれた。「小枝のチョコレート」みたいだな、と躊躇せず口の中に放り込み食べようとしたその瞬間、女性が血相を変えて「No! No!」と叫び始めた。慌てて口から出す。
通訳をしてくれたオフィス北野のスタッフ。「吉川さん!それ、石けんらしいです」
石けん? 気づくだろう普通......。
一部始終を見ていた清水監督が、腹をかかえて大笑いしている。というか、笑いが止まらない。
若い店員は責任を感じたのか、それとも流れを変えようと思ったのか、いきなり私の爪を道具で磨き始めた。きっと彼女なりのサービスなんだろう。
今年還暦を迎えた私が爪を磨いたことがあるわけもない。石けんのショックといい、状況が把握できないまま身を任せていると、なんてことでしょう。私の薬指はピジャピカ、ピカー。
すばらしい輝き。
そして自慢気な若い店員。
清水監督は、まだ腹を抱えて笑っている。
もうよくわからなくなり、あまり爪の輝きに感動したということで、若い店員と記念写真を撮ろうという事に。笑いながら手をふって別れたが、その後、私はあの店員を、ソープ嬢と呼ぶことにした(笑)。
笑いすぎて、お腹がすいたので早い夕食にする事に。
ホテルの近くにあったレストランに何となく入るがここが大当たり。ポーランドで一番口に合った料理だった。
炒めた肉野菜ビーフンととろみのある、肉野菜炒め。
夜8時、いよいよコンペティション会場に到着。
大勢のマスコミが来ていて熱気に包まれている。満席の会場。
国際コンペティション部門から選ばれる賞は三つ。最高賞であるワルシャワグランプリ賞、監督賞、そして審査員特別賞。今回は残念ながら受賞とはならなかったが、大勢の人に感動を伝えられたことに清水監督も満足している様子。
授賞式直後の上映では、100人を越える観客がぎっしりと詰めかけていた。
上映終了後には拍手もわき起こり、そのままQ&Aに突入した。
Q.大変素敵な映画だと思いました。さて、続編それも北野武の続編を作る事に困難はありませんでしたか?
A.原案を下に作ったので、自分の中ではプレッシャーはありませんでした。自分としては『キッズ・リターン』の"続編"というよりは、もう一つの"キッズ・リターン"という想いで作りました。
Q.ボクシングシーンの撮影は大変だったと思います。キャストはボクシング経験者なのですか? アクションシーンは代役を立てたのですか?
A.吹き替えは一切行っておりません。シンジ役の平岡祐太さんはボクシング経験がなく、およそ3ヶ月間トレーニングをしてもらいました。対戦相手は現役プロボクサーから、元世界チャンピオンまで出演いただきました。撮影自体は大変ではなかったですが、実は後楽園ホールでのボクシング試合の撮影は全て1日で撮影をしたんです。会場にカメラを3台用意し、全カットリテイクなしの一発撮りだったんです。平岡さんが一番大変だったと思います。
Q.物語や登場人物に時折コメディの要素がありましたが、全編を通してそう表現しなかったのはなぜですか?
A.笑いの要素はあったと思いますが、それはキャラクターの表現、つまり人間的な要素として笑いを採用しました。人というのはいろんな面があるので、その人の面白い面を撮った、ということです。
Q.シンジにとっては日本タイトルマッチ、マサルにとっては友を支える事が大事な使命であったと感じました。清水監督にとって、人生の大事な使命はなんですか?
A.映画を制作して、より多くの人に観てもらう事です。
質疑応答終了後、劇場ロビーでまた、オフィス北野のスタッフが観客と話をしていた。
「この作品を観れて光栄でした。私は北野武監督のファンでもありますが、この作品はその雰囲気がよく出ていると思います。ボクシング以外のアクションシーンも一見の価値のある、素晴らしいシーンだったと思います」
(30代男性)
「とても良かったです。『キッズ・リターン』と似ている雰囲気があり、僕は両方とも大好きです。早く続きが観たいみたいです(笑)」(30代男性)
「とても気に入りました。ふたりの友情が繋がっていたこと、そしてボクシングをまた観れたことが嬉しかったです。清水監督が云われた人の面白い面を撮ったシーンも良かったと思います。個人的にはシンジとマサルが再会する場面がとても良いと思いました。再会した時の気まずさと、徐々にふたりの壁が無くなっていく感じが見事に表現されていると思いました」(30代男性)
すべてが終わり、通訳のカシャさんとも別れ、男3人で乾杯しようという事になり、こっそり見つけておいた、ボクシングバーに行くことに。調べたところによると、店内にボクシングのリングがあり、その周りをテーブルが囲み、お酒と食事ができるようなバーなのだ。
『キッズ・リターン 再会の時』イン・ワルシャワを完結させるには最高すぎるお店だ。ただし、心配なのは閉店時間。そう、ワルシャワの土曜は閉まるのが早いのだ。
会場を出て向かうがすでに時計は夜中の12時を過ぎようとしていた。
お店の前に着いたものの、残念ながらお店は閉まっていた。
正直、私は『キッズ・リターン』のその後の物語が映像化されるとは思っていなかった。
だが17年という時を経て映像化が決まり、ちょうど一年前から本作のキャスティングをし始めた。
主演の平岡祐太は未経験のボクシングを、身を削る思いで必死に向き合ってくれた。三浦貴大も新境地であるヤクザ役に挑み、見事に男の生き様という難しい役を演じてみせた。そうして完成した作品が、こうやって異国の地で人に感動を伝えられたと思うと、何ともいえない気分になる。まるで初めて食べるスープの味が表現できないような感覚と、どこか似ているかもしれない。
受賞を逃したのも、ボクシング・バーに行けなかったのも、カメラを壊したのも、石けんを食べかけたのも、色んな残念もあったが、収穫は偉大だった。
「ワルシャワの旅はまだまだ完結させないぞ」というしめし示しだったのかもしれないなぁ。」
10月11日(金)よりポーランドにて開催された、第29回ワルシャワ映画祭の国際コンペティション部門にて上映が行われました。
惜しくも賞は逃したものの、10月16日(水)、10月17日(木)の上映後には現地の観客からは賞賛の声が寄せられました。
また、映画祭ディレクター、ステファン・ローディン氏のインタビューも行われましたのでご紹介いたします。
<観客の声>
・「月日が経ってその主人公たちにまた再会出来たのが嬉しく思います」
----50代男性
・「清水監督が続編を作る事になって嬉しく思います。原作の雰囲気をうまく掴む事ができてたし、また上手に自分の言葉を加える事が出来て、人物にリアリティが出たと思います」
----20代男性
・「前作『キッズ・リターン』と比べたらボクシングのシーンがもっとリアルでありダイナミックでそれがとても気に入りました。あとはボクサーを演ずる役者(平岡祐太)の体づくりがしっかりしていて本物のボクサーの様にみえました」
----20代男性
・「とても気に入りました。特別な関係性が大きなエネルギー(力)を生む事を教えてくれる、刺激的な作品でした」
----20代男性
・「この作品はボクサーとヤクザの話ではありますが、友情というものは条A件を選ばずどこにでも存在しえる。それは良いとか悪いとかではなく、二面性のもの。お互いに力を与えられるものですよね」
----20代男性
・「監督の演出がとても良かったです。観客と映画が対話できる、そんな力のある作品でした」
----30代男性
・「最後のシーンに感動しました。マサルの将来が気になりましたが」
----20代女性
・「マサルとシンジの再会場面が良かった。再会したときの気まずさと徐々に壁が無くなっていく感じが良かったです。」
----30代男性
・「この作品を観れて光栄でした。僕の好きなシーンはオープニングのシンジが暗い中でスポットを浴びながら試合の準備をしているシーンです」
----30代男性
<映画祭ディレクター、ステファン・ローディン(Stefan Laudyn)氏インタビュー>
Q「本作を映画祭上映作品として選ばれた理由は? どのような部分に一番心惹かれましたか?」
A「数多くの映画から選択する時に、技術的な部分はもちろん、アート的な真実を表現している部分で選びました。私が映画を選ぶ時には3つの選択肢があります。1つはダメな物だが仕事だから見るもの、2つ目は一応保留するもの、そして3つ目は一瞬でいい作品と分かるもの。本作品はその3つ目でした。2人の主人公の物語がはっきりしている点もいいですね。」
Q「本作は男の友情がテーマになっています。本作のような友情や絆のかたちは、日本独自のものと思われますか?」
A「普遍的なものであり、この映画を観た時にはどの国でも共通な真実を表現していると感じます」
Q「清水浩監督についての感想などございますか?」
A「映画を観るときに各監督の演技指導が感じ取れてしまう時がある。大抵そうゆう作品は良くない。『キッズ・リターン 再会の時』はそれが良い意味で感じられなかった。今回世界中から1,000以上の作品応募がありその中から80作を選んだ。またその中から(コンペティション部門)15作品に本作品が選ばれたのはすごい事です。」
昨日12日(土)に初日を迎えた映画『キッズ・リターン 再会の時』。
東京での初日舞台挨拶(平岡祐太、三浦貴大、倉科カナ、中尾明慶、清水浩監督)に続き、13日(日)、公開2日目の舞台挨拶が清水監督の故郷である京都久御山で行われました。
舞台挨拶の最後には、監督の同級生からのサプライズ花束贈呈も!
アットホームな舞台挨拶となりました。
MC:監督はご出身が久御山ですよね。地元で上映となりました。
監督:「そうです。ここから車で5分ぐらいのところです。」
MC:北野武監督の『キッズ・リターン』に関わっておられたんですよね?
監督:「17年前ですね。前作ではチーフ助監督を務めました。」
MC:17年経ちいろいろ考えられたと思いますが、監督するにあたって一番最初に思われたことはどのようなことでしょうか?
監督:「『キッズ・リターン』のその後の話ではありますが、前作をご覧になられていない方でも鑑賞できる、もう一つの『キッズ・リターン』にしようとリターンマッチをテーマにつくりました。」
MC:キャストを一新されましたね。シンジ役の平岡裕太さんのボクシングシーンは驚くほど巧かったと思いました。
監督:「クランクインが5月で、2月から3か月トレーニングしてもらいました。」
MC:リアルなボクシングシーンでしたが、3か月であれだけできるんですか?
監督:「映画の中の対戦相手は、元プロボクサー、現役のプロボクサーもいましたし、世界チャンピオンもいましたので、平岡さんは本気で戦っていましたから、臨場感が出たのだと思います。」
MC:ボクシング指導は特別なことをされたのでしょうか?
監督:監督「ボクシングトレーナーは梅津正彦さんについてもらいました。北野監督の『キッズ・リターン』の時に初めてボクシング指導をされて、残念なんですが本作が遺作になりました。」
MC:梅津さんは映画をご覧になられたのですか?
監督:「編集の際にボクシングシーンは観てもらったのですが、残念ながら完成作品に観て頂けなかったのです・・・」
MC:マサル役の三浦貴大さんはすごいサラブレッドの俳優さんですが、彼はいかがでしたか?
監督「彼本人はマサルと逆で温厚で好青年です。」
MC:この作品は大人になっても感じるところがたくさんあったのですが、監督が映画に込められた思いは?
監督:「僕らが若いときのように大人になる前にもがいたりするのは今も普遍的なんじゃないかと思うんです。そこからのリターンマッチを物語にしようと思って作りました。機をてらわずリアルな世界を作りたいと思いました。」
MC:カナダのバンクーバー映画祭にも行かれましたよね?反応はいかがでしたか?
監督:「ちょうど1週間ぐらい前に帰ってきました。どういう風に受け取られるかと分からなかったのですが、好意的に受け止めていただいて切ない映画だといわれました。」
MC:国が違っても同じなんですね。
監督「そうですね。ボクシングシーンもぐっと見入って下さったようです。」
MC:そのほかのキャスティングについてですが、平岡さん、三浦さんのほか、『チキン・ハート』で主演した池内博之さん、杉本哲太、中尾明慶さんなど本当にいい役者さんが揃いましたね。監督が決められるのですか?
監督「いえいえ。最終的には指名させていただきますが、キャスティングはプロデューサーとキャスティングディレクターにある程度お任せしているんです。池内さんもご多忙だったのですが出たいと言って下さいました。ユウジ役はオーディションだったのですが、中尾くんがオーディションにきてくれて。彼は絶対やりたいと言ってくれました。」
MC:最後にご覧いただいたみなさんにメッセージをお願いします。
監督:「ひとりでも多くの人にみてもらいたいので、周りのご友人、ご家族の方にお声掛けいただけたら嬉しいです。」
主演2人の平岡祐太さん、三浦貴大さん、そして倉科カナさん、中尾明慶さん、清水浩監督が登壇した初日舞台挨拶が行われました!その模様をレポートします!
若手俳優陣が集結した本イベントは、同世代であり、撮影現場でもとても仲が良かったという4人、その雰囲気は今日も変わらずの様子で、撮影エピソードやそれぞれの役について語ってくれました。
また先日、第一子が誕生した中尾さんに清水監督からお祝いの言葉が贈られると、中尾さんは照れた様子でした。
それを見ていた平岡さん、三浦さん、倉科さんからも「おめでとう!」と祝福されると、中尾さんは満面の笑みを浮かべ、会場からも大変大きな拍手が起こりました。
【日時】10月12日(土)
【場所】テアトル新宿
【登壇者】平岡祐太、三浦貴大、倉科カナ、中尾明慶、清水浩監督
◆初日舞台挨拶イベントレポート◆
MC:皆さんこんにちは。
本日は『キッズ・リターン 再会の時』の初日にお越しいただき、ありがとうございます。皆さん、映画いかがでしたか?
<会場から盛大な拍手>
さあ、お待たせ致しました。それでは一斉にお呼びしたいと思います。
平岡祐太さん、三浦貴大さん、倉科カナさん、中尾明慶さん、そして、清水浩監督です!
大きな拍手でお迎え下さい!
まずは、お一人ずつ、公開初日を迎えてのご挨拶をお願いしたいと思います。
<それぞれ深くお辞儀した後に挨拶>
平岡さん:平岡祐太です。今日はご来場ありがとうございます。
こうやって多くの方に見てもらえて嬉しいです。
三浦さん:三浦貴大です。会場に入ってきた時、たくさんのお客さんがいて、
多くの人に見てもらえたんだと思うと嬉しいです。もう十分ご褒美をもらった気分です。
倉科さん:こんにちは、倉科カナです。
撮影が終わって今日公開を迎え、巣立っていったんだなぁという気持ちです。
多くの方々に見てもらえたら嬉しいです。
中尾さん:中尾明慶です。お忙しいところ、ご来場いただきありがとうございます。
この日を迎えるためにやってきているので、本当に嬉しいです。ありがとうございます!
清水監督:清水浩です。キャストの方もおっしゃっていましたが、今日というこの日を
とても嬉しく思います。ありがとうございます。
MC:ありがとうございます。
では、登壇されている皆さんにいろいろ伺っていきたいと思います。
まずは、清水監督。
『キッズ・リターン 再会の時』が先日開催されたバンクーバー映画祭に出品され、
監督も行かれたそうですが、いかがでしたか?
清水監督:大きな反響をいただいて、ありがたいですね。
切なかったという感想もあったりして。
そうしたら現地で、中尾さんに第一子が生まれたって聞いて。
<照れながら深くお辞儀をする中尾さんに対して、会場からは大きな拍手>
MC:中尾さん、パパになった感想は?
中尾さん:感想ですか?(笑)
本当に可愛いんですよね。目に入れても痛くないなと本当に思います!
これからますます俳優業を頑張らないとなって。
MC:では平岡さんに伺います。
ボクサー・シンジとしての迫真の演技が大きな話題となっていますが、
シンジと運命的と言えるような繋がりがあるそうですね?
平岡さん:役者を始めた頃、マネージャーに『キッズ・リターン』のVHSを渡されて、
シンジ役の安藤政信さんみたいな役者になりなさいって言われたんですよね。
だから縁を感じますね。
MC:実際にシンジ役の話が来た時はどう思いましたか?
平岡さん:これは大変なことになったなって。(笑)
でも10代の頃見た好きな映画でもあったので、シンジ役をやらせていただけて
大変光栄ですが、プレッシャーもありました。
MC:では三浦さん。
これまでのイメージを覆すヤクザ役に関して、どんな役作りをしましたか?
三浦さん:いろいろ考えたんですよね。ヤクザの話し方とか、動き方とか。
でも結局わからなくて・・・(笑)だから悩むのをやめて、マサルの心情を
大事にして演じようと決めたんです。そうしたら、マサルから自然とヤクザという
部分が出るかなって。
MC:同じヤクザ役の先輩としてお父さんからのアドバイスはありましたか?
三浦さん:聞こうと思ったんですけど、やめました。
マネできないと思って。同じ役者でも、メジャーリーガーと草野球みたいなものなので。(笑)
MC:そして中尾さん。
中尾さんは、オーディションでこのユウジ役をつかみとったという事ですが、
オーディションを受けようと思った経緯を教えてください。
中尾さん:元々『キッズ・リターン』という作品を知っていたのもあったし、
当時、2月くらいに映画化の話、しかもオーディションがあると聞いたんです。
どうゆう形でもいいから好きな映画(『キッズ・リターン』)に出たいと思って、監督に会いました。
掴み取った役だから、思い入れもあります。
でも仕事柄、「今、自分はこれでいいのかな、間違ってないかな」って思うことがあるんですけど、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれる現場でした。
MC:では倉科さんに。
男の友情"がテーマの本作ですが、シンジの恋人マナミを演じてみて、実際に倉科さんがマナミの状況だったら、このシンジとマサルの友情をどう思いますか?
倉科さん:そうですね。自分の好きな彼に友達がいないのは嫌ですが、
男性の友情って女性が近づけない領域かなって思います。
微笑ましくもありますが、放っておかれると寂しいですよね。
MC:清水監督に。
キャストの皆さんが「間の演技が難しかった」と口を揃えておっしゃってましたが、
監督にとって間をしっかりとった演技とはどのような意味合いをもっているのでしょうか?
清水監督:映画をご覧になったお客さんに伝わっていると嬉しいのですが・・・
セリフで表現するのではなく、人物の内面を"間"で表現してほしくて、キャストの方々にはお願いしました。
僕はほとんどテストをしないし、撮影期間もとても短かったですが、
皆さんとても瞬発力があって対応してくれていました。
平岡さん:普段やっていることと違うんですよね。
セリフで埋めるじゃなくて、"間"でいろいろ語るというか。
でもどうしても"間"に耐えられなくなったらじゃべる!みたいな。(笑)
それからボクシングシーンもテイク1で撮影が終わったりして。
とてもこだわりを感じました。
MC:では引続き清水監督に質問です。
来週にはポーランドのワルシャワ映画祭にも参加されるとお聞きしておりますが、意気込みをお願いします!
清水監督:キャストと皆で行きたいなと思うのですが、僕が代表して行ってきます。
是非、現地のお客さんの反応が見れたらと思います。
MC:平岡さんと三浦さんに質問です。
この映画に出てくる「見返してやろうぜ」という台詞が非常に印象的でしたが、
平岡さん、三浦さんにとって何かこの映画を通じて見返してやりたい、といった思いなどはあったのでしょうか?
平岡さん:ボクシングのトレーニング中にいつも思っていましたね。
正直、見返してやりたい人はたくさんいるし、自分を見返したいとも思います。
だからそういう意味でも『キッズ・リターン』ファンにも本作を好きになってもらいたいです!
三浦さん:常に思っているんですが、自分を見返したいと思ってやっていました。
MC:続いて中尾さんに。
シンジとマサルの友情を描いた作品ではありますが、「男の友情」というものは、中尾さんにとってどんなものですか?
中尾さん:僕は東京出身で地元の友達とよく一緒にいるんですが、男って無言が多いんですよね。(笑)
でもそれが支えになったりして・・・
昨日のことなんですけど、家にいきなりピンポーンってオムツの箱を4箱くらいもって来たりして。
地元の友達は温かいなぁって思いました。
MC:倉科さんに質問です。
この映画に興味をもっていただいている女性もたくさんいらっしゃるかと思いますが、
女性の方々がこの映画を観る際のお薦めポイントを教えてください!
倉科さん:少し難しい部分ではありますが、男性の心理がよくわかる映画だなって思います。
それから監督がおっしゃっていたんですが、負けてもいいから忘れかけていたものをもう1度追いかけてほしいって。
だから女性の方にもこの映画を見て、忘れかけていたものを思い出すきっかけになればいいなと思います。
MC:それでは清水監督、最後にメッセージをお願いします。
清水監督:2時間足らずの映画ですが、キャストやスタッフの思いが詰まった映画です。
是非、多くの方にご覧になっていただけたらなと思います。
よろしくお願いします。ありがとうございました。
MC:ありがとうございました。残念ながらお時間が来てしまいました。
これをもちまして舞台挨拶を終らせていただきます。
ご登壇いただいた皆さんを、大きな拍手でお送り下さい!
劇中にてシンジ(平岡祐太)と対戦したボクサーをご紹介します!
◆佐藤修(さとう・おさむ)
プロボクシング解説者/俳優/パーソナルボクシングトレーナー
兵庫県神戸市出身。
元プロボクシング世界チャンピオン・第22代WBA世界スーパーバンタム級王者。
神戸国際大付属高でボクシングを始め、卒業半年後の95年9月にプロデビュー。プロ5戦目に初黒星を喫したが、その後は世界タイトル奪取まで 引き分けを挟んで22連勝。2001年に東洋太平洋スーパー・バンタム級王座を獲得すると翌年にWBA世界同級王者ヨーダムロンを8回KOで 撃破し、念願の世界タイトルを奪取した。この試合は2002年度プロ・アマチュア年間表彰選手選考会で年間最高試合賞に選出され、同時に佐藤は殊勲賞を受賞する。
引退後はドラマや映画で活躍する一方、ボクシング中継の解説を務めることも多い。また麻布十番スタジオジャムーにてパーソナルボクシングトレーナーを勤める。
◆升田貴久(ますだ・たかひさ)
三迫ボクシングジム所属トレーナー。
愛媛県出身。第25代元OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者。
1996年プロデビュー後、紆余曲折を乗り越え2005年に12R判定勝利し初のタイトルを入手。1度は引退するも、復帰後も積極的に世界に目を向け、WBAフライ級8位・WBC同級6位にランクインすると2009年に世界戦へ挑戦。その試合を最後に現役を引退し、トレーナーへ転向。
◆木村章司(きむら・しょうじ)
花形ボクシングジム所属トレーナー。
北海道出身。第29代・34代日本スーパーバンタム級王者。
1997年プロデビュー後は世界戦のアンダーカードを多く務め、大舞台での経験を活かし17連勝を記録する。2005年待望の王座を獲得すると、一度は陥落するも2009年に第30回チャンピオンカーニバルで日本スーパーバンタム級王者復帰に成功した。東日本ボクシング協中、2度の白熱した世界戦に挑戦した。
◆和宇慶勇二(わうけ・ゆうじ)
ワタナベボクシングジム所属。東京都出身。
第35代日本スーパーライト級王者。
2000年にデビュー、キャリア途中に怪我などで長期のブランクを作るも、迎えたランカーとの一戦で見事に勝利し日本ランカーに。その後、日本王者長瀬慎弥とのタイトルマッチで念願のチャンピオンとなる。
◆中川雄太(なかがわ・ゆうた)
角海老宝石所属。滋賀県長浜市出身。
2009年プロデビュー。フロイド・メイウェザー、エイドリアン・ブローナーを目標に世界を目指している現役プロボクサー。
◆黒石高大(くろいし・たかひろ)
俳優と格闘家の二足の草鞋を持つ。総合格闘技大会「THE OUTSIDER」に出場後、「濱の狂犬」として人気を博す。俳優としても幅広く活躍している。
主な出演作に「仮面ライダーフォーゼ」(EX)、「クロー バー」(TX)、「十津川警部シリーズ」(TBS)、「カエルの王女さま」(CX)、『スマグラー おまえの未来を運べ』(11)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)、『藁の楯』(13)
10/25(金)までの期間中、バグース靖国通り店、グランサイバーカフェ バグース靖国通り店にて本作関連グッズと劇場鑑賞券のいずれかがもらえるキャンペーンを実施致しています。
更にテアトル新宿限定 映画半券チケットサービスも実施致します!
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※プレゼントは無くなり次第終了となります。
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テアトル新宿限定!『キッズ・リターン 再会の時』半券チケット提示で「ご飲食代金から20%OFF」
※割引上限1万円 ※他クーポン、サービスとの併用不可
※グループでのご利用可
グランサイバーカフェ バグース靖国通り店
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三浦貴大さんのサイン入りポスター、ランドリーとのコラボTシャツのいずれかをその場でプレゼント!
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10月12日(土)より、本作とLAUNDRYのコラボTシャツを発売いたします!
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詳しくはこちらをご覧ください。
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この度、京都市ご出身の清水浩監督の舞台挨拶&ティーチインが決定いたしました!
地元のイオンシネマ久御山にて映画や地元にまつわるお話しなどをしていただく
予定です。
皆様お誘い合わせの上お越し下さいませ。
日時 : 10月13日(日)
15時10分上映回 終了後
会場 : イオンシネマ久御山
京都府久世郡久御山町森南大内156-1 イオン久御山店2F
http://www.aeoncinema.co.jp/kumiyama/
登壇者 : 清水浩監督
座席指定 : 10月7日(月)9時より劇場窓口にて開始
電話予約 : 10月7日(月)10時より開始
※シネマメイト会員様のみ
※こちらの上映回はインターネットでのご予約は承っておりません。
劇場窓口にて座席指定券をご購入下さい。
※前売券をお持ちのお客さまは座席指定券との引換が必要となります。
※上記該当回のチケットをご購入の方のみ舞台挨拶をご覧いただけます。
※舞台挨拶の予定は急遽変更となる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※転売を目的としたご購入はご遠慮下さい。
※劇場内での写真撮影や録音は固くお断り致します。
アジア太平洋地域出身映画監督の登竜門として常に注目されている北米屈指の映画祭、
第32回バンクーバー国際映画祭(ドラゴン&タイガー部門)でのインターナショナル・プレミア上映に伴い、清水浩監督が現地に赴きました。
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【上映日程】10月2日(水)21:00~<現地時間@カナダ バンクーバー>
【会場】Vancouver Playhouse
【登壇者】清水浩監督/トニー・レインズ(ドラゴン&タイガー部門プログラマー)
本作の世界初お披露目となったこの日、上映を待ちわびたバンクーバー市民や現地に
滞在する日本人が駆けつけていました。男女比はほぼ5:5で、20代から60代まで
幅広い客層が集いました。
上映中は、シンジ(平岡祐太)とシンジのアルバイト先の先輩(市川しんぺー)との
シーンや、ユウジ(中尾明慶)が登場するシーンで笑いが起こっていました。
上映後には場内から一斉に大きな拍手が起こり、温かな雰囲気が会場を包みました。
上映後のティーチインでは、日本文化に興味があるお客さんが多く、日本の女性について、ヤクザについて、さらには現代の日本の社会についてといろいろな角度から
清水監督に質問が飛び交う、賑わいのあるイベントとなりました。
また、現地観客の感想を聞いてみると、「物語は真に迫っており、リターン・マッチというテーマ、同じ人生を繰り返してしまうストーリーに感心した」「久しぶりに日本人で良かったと感じられた」といった声。さらに日本においてもそのリアリティさが高く評価されている平岡さんのボクシングシーンについて、絶賛の声が寄せられていました。
【清水浩監督 コメント】
『キッズ・リターン』は長年、広い世代から愛されている作品です。自分にとっても大切な作品であり、その想いを込めた『キッズ・リターン 再会の時』を、もうひとつの『キッズ・リターン』として観て欲しいです。
【トニー・レインズ/ドラゴン&タイガー部門プログラマー コメント】
映画の構成が全体としてとても音楽的であり、まるでミュージカルのように感じた。
(シンジの物語が向上すれば、マサルの人生は下向する。ふたりの物語が交差に音楽的(ミュージカルな)要素を感じた。)
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【来場した観客のコメント】
・日本映画独特な「切なさ」が見事に表現されていた。
・笑いながら泣いてしまう、というような感覚は日本映画にしかない。(カナダ人)
・平岡さんの演技が素晴らしかった。(カナダ人)
・日本の文化の大事さ、久しぶりに日本人でよかったと感じられた。(日本人)
・物語は真に迫っており、リターン・マッチというテーマ、同じ人生を繰り返して
しまうストーリーに感心した(カナダ人)
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遠藤浩二作曲『キッズ・リターン 再会の時』オリジナルサウンドトラックが iTunesほかで10月9日より配信スタートします!
詳しくは各サイトをご確認ください!
<10/11配信>
MySound
シネマ☆着サントラ
<10/16配信>
Music Airport
<10/23配信>
レコチョク(ガラケー)
<10/30配信>
レコチョク(スマホ・PC)
◎配信曲
1) THEME LONG
2) THEME GUITAR
3) DARK SESSION
4) 刹那
5) SAD
6) FIGHTER
7) 決意
8) THEME END
映画をご覧になった皆様から、本作への熱い応援メッセージが届きました!
順次更新していきますのでお楽しみに!!
◆松江哲明(映画監督)
マサルとシンジ、二人が揃うからこそそれぞれのリングで戦える。
魂は、継承されていた。
◆よしひろまさみち(映画ライター・編集者)
オリジナル版にあった「肩の力」がいい意味で抜けて、今の青春謳歌世代にも響きそう。
一皮むけた三浦貴大の演技にキュン死!
◆ガッツ石松(元ボクサー・タレント・俳優)
この映画には、私が(ボクサー)を志した心理、原点が宿っている!
OK牧場!!
◆水道橋博士(浅草キッド)
北野武が描いた永久不滅の青春映画が、新たな青春を迎える者にリターンを果たす。
青春が悲劇であることは、スクリーンでこそ味わうべきだ。
◆玉袋筋太郎(浅草キッド)
総てのキッズリターン世代に告ぐ。
あなたのあれからの10年間はどうだったんだ?
マサルとシンジの10年間がこれだ!
再会の時~ まだはじまってもねえよ! 馬鹿野郎!
◆北川れい子(映画評論家)
丁寧に作ってある作品で思いが伝わってきた。音楽の使い方もとても良い。
◆イソガイマサト(映画ライター)
平岡さんのボクシングシーンは、ちゃんと彼が演じていたのがすごい。
それをあますところなく魅せようとする監督にも好感が持てた。
◆池辺麻子 (映画ライター)
若手2人の演技派への完全脱皮が実感できる作品。
◆渡辺水央 (映画ライター)
平岡さん、三浦さん共に素晴らしかった!
前作の大ファンだが、前作と比べるのではなく、別の味わいがある。最後がとても清々しかった。
◆金子 賢(俳優)
まず、映画を見た感想は、一言で言うと、大変面白かったです。
17年前に自分が出演させて頂いた『キッズ・リターン』の続編だからということではなく、映画として純粋に面白かった。というのが率直な感想でした。
男は、いくつになっても青春なんだと思える作品ですね。
僕も青春=友情だと思ってるんで。
そして、やっぱり人生って、そう簡単なもんじゃないなと(笑)
僕がマサルを演じさせて頂いていた当時は、何もわからず、ただ監督の言う通りに毎日
必死にやっていたなぁ。と記憶が甦りました。
僕にとっては、とても大切な作品だし、とても大切な役だったので、こうしてまた
『キッズ・リターン』を、大人になったふたりを見れて本当に感無量です。
まさに、僕にとっても再会の時になり、とても嬉しく思います。
◆SHOCK EYE(form湘南乃風)
青春。
それはいつも輝いて見えてる。
懐かしくて、そして羨ましくて、、
いつだって、若かりし自分と比べてしまうんだ。
今の自分は、、あの日の自分に勝っているのか、
あの日、思い描いていた未来に立てているのかって。
答えは否。
なら、もう一度、死ぬ気でやってやろうじゃないか。
もう勝ち負けじゃない。
ここで逃げたら一生逃げ続けの人生になるから。
お前といると、何故かあの日の無敵な俺た ちに戻ったみたいに感じるんだ。
あの日の続きをもう一度やろうぜ。
青春の続きを。
※順次更新していきます。
※順不同です。
初日舞台挨拶のTOHOシネマズ川崎の時間が確定いたしました。
10月12日(土) 14:05 の回上映終了後舞台挨拶を行います。
皆様お誘い合わせの上、是非お越しください!お待ちしております。
大変お待たせいたしました。初日に行われる舞台挨拶のお知らせです。
豪華主要キャストによる舞台挨拶をお見逃しなく!
詳細は下記をご覧ください。
①テアトル新宿 11:50の回上映後
②TOHOシネマズ川崎 14:05 の回上映終了後
【料金】 2,000円均一
※出演者は当日の状況により予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※悪天候及び公共交通機関の運行状況等により、やむを得ず本イベントを中止させていただく場合がございます。
※場内でのカメラ(携帯カメラを含む)、ビデオによる撮影・録音等は固くお断りいたします。
※転売を目的としたご購入は固くお断りいたします。
■■■ 舞台挨拶実施日時 ■■■
【劇場】:テアトル新宿
(東京都新宿区新宿3-14-20 新宿テアトルビルB1 ℡ 03-3352-1846 )
①10月12日(土) 11:50の回 上映後 (※本編より上映)
~登壇者(予定)~
平岡祐太/三浦貴大/倉科カナ/中尾明慶/清水 浩監督
■ Pコード:551-895
【テアトル新宿 チケット購入方法】
舞台挨拶付の回は全席指定制(立見あり/定員入替制)となります。
座席指定券は、チケットぴあにて発売します。お席はお選びいただけません。
チケットの販売は、お一人様4枚までとさせて頂きます。
■料金 全席指定(立見あり) 2,000円均一
■一般販売
発売開始:10月2日(水)10:00AM ~
↓↓↓下記でお買い求めください↓↓↓
チケットぴあのお店 営業時間 10:00~20:00 【営業時間は店舗によって異なります】
セブン-イレブン 営業時間 0:00~23:59 【発売初日は10:00~】
サークルK・サンクス 営業時間 7:00~23:30 【発売初日は10:00~】
電話予約 音声自動応答 TEL:0570-02-9999
インターネット購入 http://t.pia.jp/cinema/
●チケット購入に関するお問合わせは、
TEL:0570-02-9111 または http://t.pia.jp/cinema/までお願い致します。
========================================
【一般発売に関する注意事項】
※お近くのチケットぴあのお店、下記のコンビニ、もしくは電話予約、インターネットでお求めいただけます。
※チケットの販売はお一人様4枚までとさせていただきます。
※お席はお選びいただけません。席番はチケット出券後に券面にてご確認下さい。
========================================
【劇場】:TOHOシネマズ川崎
(神奈川県川崎市川崎区駅前本町8番地DICE 7F ℡ 044-230-1122 )
② 10月12日(土) 14:05 の回上映終了後
~ 登壇者(予定) ~
平岡祐太/三浦貴大/中尾明慶/清水 浩監督 他
【TOHOシネマズ川崎 チケット購入方法】
パソコン/携帯:10月4日(金)24:00~(10月5日(土)0:00~)
劇場窓口:10月5日(土)劇場オープン時
舞台挨拶付の回は全席指定制/定員入替制での上映です。
■料金 2,000円均一
<パソコン>
TOHOシネマズ川崎 上映スケジュール http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/010/TNPI2000J01.do
<携帯電話>
http://tcit.jp
<劇場窓口>
劇場窓口にてお買い求めください。
========================================
※全座席がPC・携帯のインターネットチケット販売の対象となります。完売した場合、劇場窓口(当日券含む)での販売はございません。
※インターネット・オークションへの出品その他の転売目的での入場券の購入及び転売はお断りします。
※営利を目的として転売された入場券及びインターネットを通じて転売された入場券は無効とし、当該入場券による御入場はお断りします。
※インターネットからのご購入は、クレジット決済もしくはTOHOシネマズギフトカードでのお取り扱いとなります。
※docomoとauの携帯電話でご購入いただく場合、「通話料でのお支払い」が可能です。
※イベントの予定は、急遽変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※劇場内での写真撮影(携帯カメラ含む)や録音は固くお断りいたします。
※チケット販売当日はアクセスが集中し、つながりにくい場合がございます。あらかじめご了承ください。
※いかなる事情が生じましても、ご購入後・お引き換え後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。
※発売日より前もって敷地内に徹夜でお並び頂く行為は、防災上・お客様の安全上、及び近隣の迷惑となりますので、
固くお断りさせて頂きます。
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この度『キッズ・リターン 再会の時』の初日舞台挨拶が決定いたしました。
出演者の方々、監督の皆様に撮影時のお話などを語っていただきます!
舞台挨拶の詳細は近日こちらのHPでお知らせ致します!お楽しみに。
日本屈指の若手実力派からベテラン俳優まで豪華オールキャスト大集結の、完成披露試写会イベントを実施しました!
キャスト、監督含め総勢8名が登壇した本イベントは、熱気が立ち込めていました。
女性のお客さんも多く、登場時には登壇者に握手を求める一幕もありました。
日本映画の金字塔『キッズ・リターン』と呼ばれる映画であり、シンジとマサルのその後を描いた本作に出演することへの感想を求められると、主演の平岡さん、三浦さんは映画に負けないくらいの熱い想いを語りました。
また、平岡さんの役づくりのために鍛え上げた肉体、本格的なボクシングシーンについて、共演キャストから絶賛のコメントが寄せられると平岡さんは大照れする場面もあり、ベテラン俳優からのお褒めの言葉に恐縮しっぱなしで、会場からは笑いが起こりました。
映画のキャッチフレーズにもなっている"最後になってもいい。やりたいんだ。"にちなんで、<今どうしてもやってみたこと>をそれぞれ発表していただきました。
現実的でちょっと真面目なものから珍回答?も飛び出し、イベントは終始笑いの耐えないものとなりました。
◆『キッズ・リターン 再会の時』完成披露試写会イベント◆
【日時】9月25日(水)
【場所】ヒューマントラストシネマ渋谷
【登壇予定】平岡祐太さん、三浦貴大さん、倉科カナさん、中尾明慶さん、
市川しんぺーさん、小倉久寛さん、ベンガルさん、清水浩監督
主演の平岡祐太さん、三浦貴大さんが会場に姿を現すと「格好いい!」といった声援がたくさん聞こえてきました。
始めは緊張気味だったキャストの皆さんも、イベントが進むにつれて緊張が和らいでいる様子でした。現場でもムードメーカーだったという中尾明慶さんが、場を盛り上げようと面白いことを言ったり、映画に出演している若手俳優が同世代だったこともあり、イベントが進むにつれてトークはどんどん盛り上がり、緊張が和らいでいきました。
さらに撮影中のエピソードが披露され、会場からは笑いが起こりました。
プロボクサー役の平岡さんへ肉体作りやトレーニングについて話が及ぶと、平岡さんは心底大変だったという表情をしつつ、いかに過酷だったかを語りました。
しかし共演者から鍛え上げられた肉体を褒められるとその表情は一変、照れながら「ありがとうございます!」と返す仕草に会場からは笑いが起こりました。
最後に、映画のキャッチフレーズになっている"最後になってもいい。やりたいんだ。"にかけ、それぞれ<今どうしてもやりたいこと>を披露してもらうことになりました。
登壇者の皆さんが現実的なちょっと真面目な答えを発表する中、中尾さんは"デンゼル・ワシントンとランチ"と回答。会場からも笑いが起こり、「みんなもっとでっかいこと言うかと思ってましたよ~!」(笑)と少し後悔している様子でしたが、中尾さんが会場を大いに盛り上げました。
MC:皆さんこんばんは。
本日は、『キッズ・リターン 再会の時』完成披露試写会にご来場いただき、ありがとうございます。
本作は、1996年に公開された、北野武監督の名作『キッズ・リターン』の《その後》の物語です。
あれから10年後の"シンジ"と"マサル"の運命の再会、そして彼らの《その後》を描いた『キッズ・リターン 再会の時』がいよいよ10月12日より全国ロードショーとなります。
間もなく始まる、バンクーバー国際映画祭とワルシャワ映画祭での上映も決定し、国際的にも注目が高まっている中、初お披露目を迎えました。
本日は、総勢8名による、スタッフ・キャストの皆さんによる舞台挨拶と世界初お披露目となる『キッズ・リターン 再会の時』の上映をたっぷりとお楽しみ下ださい。
それでは、8名の登壇者の皆さんをお呼びしたいと思います。
清水浩監督、平岡祐太さん、三浦貴大さん、倉科カナさん、中尾明慶さん、市川しんぺーさん、小倉久寛さん、ベンガルさんです。
それでは、改まして本日のご登壇者をご紹介いたします。
※皆さん、役名と名前を紹介され会釈
シンジ役の平岡祐太さん。
マサル役の三浦貴大さん。
シンジを温かく見守るマナミ役の倉科カナさん。
マサルの弟分のユウジ役の中尾明慶さん。
シンジが慕うアルバイト先の先輩、松本役の市川しんぺーさん。
シンジのボクシングトレーナー、小林役の小倉久寛さん。
ボクシングジムの沢田会長役、ベンガルさん。
そして清水浩監督です。
清水監督、はじめに今日お越しの皆さんに、登壇者を代表してご挨拶をお願い出来ますでしょうか。
清水監督:こんばんは。本日は雨でお足元が悪い中、ご来場ありがとうございます!
是非、最後まで楽しんでいってください。
MC:ありがとうございます。それでは、色々と映画のお話を伺っていきたいと思います。
この映画に出演が決まった際の率直な感想は?
平岡さん:そうですねぇ・・・(森進一風)
とにかくびっくりしました。僕は『キッズ・リターン』を8年くらい前に見たんですけど、まさかあの『キッズ・リターン』のその後を描いた、しかも僕がシンジ役をやれるなんて思ってもいなかったので、本当にびっくりでした!
※ベンガルさんが小声で平岡さんの「そうですねぇ」が森進一に似ていると言ったことを、小倉さんが代弁して平岡さんに突っ込む。<会場爆笑>
三浦さん:僕も平岡さんと同じですね。
今までこわい役をやったことがなかったので、本当に僕でいいのかなって思いましたね。(笑)
MC:完成した作品をご覧になっていかがでしたか?
平岡さん:トレーニングのことや、訓練についやした時間を思い出しましたね。
(映画を)見終わったあと、すぐに立ち上がれなかったですね。
動けなかったというか・・・
三浦さん:撮影の思い出がよみがえってきましたね。
自分のシーンというよりは、他の方の出演シーンを思い出しました。
人間ドラマがあって本当に素敵だなぁて思いました。
MC:どのようなトレーニングを経てあのような見事な肉体を作り上げたのですか?
平岡さん:トレーニング期間は3ヶ月くらいありました。
週5でボクシングジムに通って、それから週2で筋トレジムにも通って・・・
でも(トレーニングを始めてから)1ヶ月しても全然変わらなかったんです。
そしたらプロデューサーとか梅津さんが「お前、本当に大丈夫なのかよ」って冷たい空気が流れてました。(苦笑)
だから食事制限をして、チキンばっかり食べたりして。
生きた心地がしなかったですね。(笑)
いろんな方に支えられて作り上げたシンジなので、肉体だけでなく、是非ボクシングシーンにも注目してもらいたいです。
MC:演じる上でどんな点に苦労されましたか?
三浦さん:左腕が動かせない役だったので、最初は左腕を動かさないようにすることに集中しましたね。
慣れるまでが大変でした・・・あとはヤクザの話し方に迷いました。<会場から笑い>
MC:今日お越しのお客さまへ一言お願いします。
三浦さん:たくさん言いたいことはあるのですが、今日こんなに多くの方に見てもらえるのは嬉しいです。
本当にありがとうございます!
MC:平岡さん、三浦さんとは撮影中お話をされたりはしたのでしょうか?
倉科さん:私は平岡さんと以前夫婦の役をしたことがあったので、和気あいあいとしてました。
三浦さんとは初共演でしたが、親しくしていただきましたね。
MC:印象的なエピソードがあれば教えてください。
倉科さん:エピソードといえば、クランクアップの日に3人でご飯を食べに行きました。
まだ2人は撮影が残っていたので、"これからも頑張って!"とう意味をこめて。
※平岡さんがこそっと「おごってもらったんです!」と発言し、三浦さんも「ねぇ!」と笑顔で答えていました。
MC:今日お越しのお客さまへ一言お願いします。
倉科さん:私は欲深いので(笑)、たくさんの人に映画を見てもらいたいです。
FacabookやTwitterで広めてもらえたらなぁと思います。
今日は、本当にありがとうございます。楽しんでください!
MC:かなり個性的な役柄で、特に髪型が印象的でしたが、どんな役作りをされたのでしょうか?
中尾さん:僕は平岡さんや三浦さんに比べたら(役作りは)そんなに大変じゃなくて。
美容院に行っただけで。(笑)それで9ミリ、5ミリ、3ミリみたいな。
監督には自由にやらせれてもらいました。
撮影現場から家が近かった時は、(合間に)衣装のまま自転車で家に帰ったりしてたんですけど、サラリーマンに白い目で見られたりして・・・(笑)
でもこれでいいんだ、間違ってないんだって思いましたね。
すぐ役に溶け込めたし、楽しかったです。
MC:今日お越しのお客さまへ一言お願いします。
中尾さん:『キッズ・リターン 再会の時』を普通に見たら、きっと平岡さんと三浦さんが格好良い!で終わっちゃうと思うんですが、僕のことも気にして見てください!(笑)
本当にありがとうございます!<会場から笑い>
MC:「バカヤロー、コノヤロー」を連呼する、とても印象に残る役どころでしたが、役作りでご苦労された点は?
市川さん:(北野)武さんの原作にも「バカヤロー、コノヤロー!」というセリフはあったんですが、あまり引きずらないようにしましたね。仕事もアルバイトだしダラしなくて、酒とギャンブルにおぼれている役でしたが、ギャンブル以外は、自分のままでやりましたね。
とにかく居心地の良い現場でした。
MC:今日お越しのお客さまへ一言お願いします。
市川さん:この映画に参加できて嬉しいです。
みんなで作り上げた映画なので、最後まで楽しんでいってください。
MC:トレーナーとしてシンジをバックアップしていく役どころですが、平岡さんのボクシングシーン、トレーニングはいかがでしたか?
小倉さん:平岡くんには釘付けでしたね!
本当にすごい肉体だったし、プロに引けを取らないと思いましたよ。
力石徹を彷彿とさせますよね。
僕は前から平岡くんを知っているですけど、いつもニコニコしててお坊ちゃまみたいな感じがしてたんですけど、
本作ではストイックにやらなくちゃいけないし、ナーバスになってるかなって思ってある日、「おはよう」って声をかけたら「どうも~。おはようございます!」て。(笑)
クランクアップの日は、後楽園の撮影で朝から4,5試合ボクシングをしたんですよ。
尋常じゃないじゃないですか!だからさすがに大丈夫かなぁと思って、また「おはよう」って挨拶したら、いつもと同じなんですよ!
「どんだけ能天気なんだ、優しいんだよ!」って思いましたね。(笑)
でも平岡くんは、(あの日の相手)ボクサーを本気にさせていたと思いますよ。
MC:小倉さん同様、ジムの会長としてシンジをバックアップしていく役どころですが、平岡さんのボクシングシーン、トレーニングはいかがでしたか?
ベンガルさん:圧巻です!!練習シーンを見てぞっとしましたよ。
これが俳優かぁって思いましたね。
ラストのシーンは朝から撮ってましたしね。
清水監督はアップで撮るのが嫌いで引いて撮るんですよね。
だからスローとかもないんです。
※平岡さんがすかさず、スローシーンだったらダウンした時、普通だったらもっと休めるのにすぐ起きなくちゃってなってました。(笑)と発言。
MC:名作のその後の物語という事で、どんな点に心がけて作品作りをされたのでしょうか?
清水監督:もう1つの『キッズ・リターン』としてやろうと意気込んで作りました。
キャスト、スタッフと共に楽しく作ろうと思ってやりました。
MC:今日お越しのお客さまへ一言お願いします。
清水監督:先程も言いましたが、もう1つの『キッズ・リターン』として是非、見てほしいです。
MC:ここで唐突ですが、皆さんはこの映画のキャッチコピーをご存知ですか?
映画の中に出てくる『最後になってもいい。やりたいんだ!』というセリフがコピーになっています。このコピーに絡めまして、登壇者の皆さんに先程、<今どうしてもやりたいこと>をフリップに書いていただきましたのでご披露いただきたいと思います。
それでは一斉に発表していただきましょう。どうぞ!
平岡さん<バイクで走り出したい>
「今月、大型バイクの免許を取ったんです。バイクはまだないけど早く走りたくて。
実は先月、合格率98%の試験に落ちちゃったんですよね。だから乗りたい欲求がすごくて・・・・」<会場から笑い>
三浦さん<ニューヨークに行きたい>
「ニューヨークにダンスをしているすごく仲が良い友達がいるんですが、この前オーディションに受かったらしくって。
だから直接お祝いを言いたいなぁと思って。」
(でも行けないですね・・・とぼやき気味)
倉科さん<宝くじを買いたい!>
「買ってみたいんですよね・・・勇気がなくてまだ買ったことがないんですよね。」
<登壇者から「そんなの今すぐ買えばいいじゃない!」と一斉に突っ込み。
中尾さんは「わざわざフリップに書くことじゃないでっしょ!」と。さらに平岡さんは先日、宝くじで1万円が当たったことを報告すると、会場からは拍手が起こる>
中尾さん<デンゼル・ワシントンとランチ>
「僕、デンゼル・ワシントンが好きなんで。もっと皆さん大きなことを書くのかなと思ってたら案外明日でもできそうなことばっかりだなって。(笑)ディナーだといろいろお金がかかるから、ランチかなって。ランチくらいだったらご馳走できるかもとか妄想しながら書いたんですけどね。すいませんでした!!」
市川さん<料理>
「こったものとかじゃなくて普通に料理ができたらなと思って。かみさんが病気の時に子供にご飯を作ると悲しい感じになっちゃうんで・・・だから人が食べてまずくない程度のものが作れるようになりたくて。』
小倉さん<世界中のインスタントラーメンを食べつくしたい>
「僕はインスタントラーメンが大好きで、小学6年間毎日食べてたんですよね。
でもたくさんは食べないから、もし死んじゃうってわかったらおなかいっぱい破裂するくらい世界中のインスタントラーメンを食べて、おなかがパーン!ってなって死にたいですね。(笑)」
ベンガルさん<ワールド演劇ツアー>
「もう還暦だし危ないこともできないから・・・僕は舞台出身なので世界中、
芝居をして回れれば幸せかなぁと思って。いつ死ぬかわからないし。(笑)」
清水監督<ツーリング(自転車)>
「バイクじゃなく、自転車なんですけどね。以前、忌野清志郎さんと共演したことがあるんですけど、その時どんなに遠くても忌野清志郎さんは自転車で現場に来て「気持ちいいよ、やってみないとわからないよ」と言われて、
今日この言葉を聞いて思い出したので、ツーリングにしました。」
MC:ありがとうございました!残念ながらそろそろお時間が来てしまいました。
それでは、ご登壇いただいた皆さんを、大きな拍手でお送り下さい!
『キッズ・リターン』Blu-ray、または北野武監督関連映像商品をお買い上げの方に先着で"NOファイト、NOライフ?"ポストカードをプレゼント!
実施店舗:タワーレコード全店(オンライン含む)
実施期間:9月24日(火)~10月27(日)
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※詳細は、お近くの実施店舗にてご確認ください。
本作が、アジア太平洋地域出身映画監督の登竜門として常に注目されている北米屈指の映画祭、第32回バンクーバー国際映画祭(ドラゴン&タイガー部門)および次世代の才能に光を当てることで年々存在感が増しているポーランドの第29回ワルシャワ映画祭(国際コンペティション部門)より招待を受けての正式上映が決定いたしました!
清水浩監督作品としてはデビュー作『生きない』(第51回ロカルノ国際映画祭アキュメニカル特別賞受賞、第3回釜山映画祭国際批評家連盟賞受賞)『チキン・ハート』(第55回カンヌ国際映画祭国際批評家週間招待)に続いての国際舞台における上映となります。
第32回バンクーバー国際映画祭
上映部門:ドラゴン&タイガー部門
(Dragons & Tigers series)
開催期間: 9/26(木)~ 10/11(金)
映画祭公式HP: http://viff.org
第29回ワルシャワ映画祭
出品部門:国際コンペティション部門
(International Competition)
開催期間: 10/11(金)~ 10/20(日)
コンペティション授賞式:10/19(土)
映画祭公式HP:http://www.wff.pl/en/o-festiwalu/
◆清水浩監督コメント◆
とても光栄です。
一番ストレートにお客さんの反応がわかる場所ですよね。
向こうの人は、映画がつまらなければ帰るし、面白ければ拍手をしてくれますしね。
だから怖くもあり、とても楽しみでもあります。
そんな大舞台に『キッズ・リターン 再会の時』が選ばれたことは、本当にありがたいですね。キャスト、スタッフ含め、苦労したかいがあったなと思います。
公式サイトを更新しました!
TOPページのデザインが大きくリニューアル!
最上部の写真は変わっていきます!じっくり見てください!!!
また、新しいコンテンツ「プロダクションノート」・「ギャラリー」を追加しています!
プロダクションノートには、映画製作の始まりを、ギャラリーではとっておきの写真をご覧いただけます。
さらに「イントロダクション」にも情報を追加アップしています。
ぜひ、チェックしてみて下さい!!
公開まで残り2カ月!
続々と新しいコンテンツをアップしていきますので楽しみにして下さい!
本作の公開劇場窓口にて、前売鑑賞券が発売中です!
ぜひお近くの劇場でゲットしてください!
<『キッズ・リターン 再会の時』前売鑑賞券>
■価格:1,300円(当日 一般1,800円のところ)
■販売劇場:テアトル新宿
ヒューマントラストシネマ渋谷
TOHOシネマズ錦糸町
テアトル梅田
シネ・リーブル神戸
MOVIX京都
※上記は現在販売中の劇場です。販売劇場は今後随時追加していく予定です。
1996年に公開され、今なお日本映画屈指の名作として多くの観客に愛され続けている
映画『キッズ・リターン』。
あれから10年後の"シンジ"と"マサル"の運命の再会、そして彼らの<今>を描いた物語『キッズ・リターン 再会の時』の公開が10月12日に決定しました!なお、それに伴い公式サイトがオープンしました!
主役シンジ役に平岡祐太、もう一人の主役マサル役には三浦貴大が大抜擢!
監督をつとめるのは、『キッズ・リターン』(1996年)等、『ソナチネ』(1993年)から『BROTHER』(2001年)まで、北野武監督作品の助監督を務めてきた清水浩。
最高のキャスト、スタッフで贈る、新たな『キッズ・リターン』。
公開に向けて最新情報をアップしていきますので、ぜひチェックしてください!
また、公開決定に伴い、キャスト・スタッフからコメントが届きました!
◆清水浩監督さん コメント◆
『再会の時』は、若者2人のリターンマッチに挑む姿を描きました。
設定として、ボクサーとヤクザにしているが、どの世界で生きる人にも共通するところは多いと思う。
大人の汚さ、ずるさに反抗していた10代、信じられるのは同じ思いの輩だけ。
教師の思い通りなんかになるもんかと抗っていたが、社会に出るともっと大きなものに潰されそうになる。それに抗うのは大変で、どこかで折り合いをつけていく術を身につける。
「大人」になるとはそういうことなのか・・・。世知辛い今、拝金主義について行けず、戸惑っている人、自分を変えて無理をしている人、「大人」に成りきれず燻ってる輩たち、「お前、そんな奴じゃなかっただろ」って誰かが言っている。負けるかもしれないけど、リターンマッチしてみるかって少しでも思ってもらえたら、幸いです。
◆原案:ビートたけしさん コメント◆
清水監督のイメージに沿って自由にやってみればいいんじゃない。映画は基本的に監督のものだからさ。後は一人でも多くのお客さんに喜んで頂ければ。
公開を楽しみにしているよ。
◆主演:平岡祐太(ひらおか・ゆうた)さん コメント◆
本作への出演が決まった時は、信じられないという気持ちが大きかったです。
それと共に、とても多くの方々から愛された伝説的な作品だと思いますので、 前作をしのぐものにしたいと考えました。
魅せるボクシングより、本当に強いボクシングを目指し 3ヶ月間徹底的にトレーニングに励みました。
辛い思いを沢山しないと強くはなれないという事を実感し、 本編では、そのトレーニングが自信となって、今までにないボクシングシーンになっていると思います。
清水浩監督をはじめ、キャストの皆さんやスタッフの皆さんと力を合わせて作った この作品で男同士の固い約束や友情に、胸を熱くしてもらえたら嬉しく思います。
◆主演:三浦貴大(みうら・たかひろ)さん コメント◆
『キッズ・リターン 再会の時』の出演オファーを頂いた時は、大変嬉しく思いました。
ですが、素晴らしい前作があり、そのファンの方も多くいる中で、期待を裏切らないものを作り、マサルを自分がどう演じられるのかは非常に不安でした。
『キッズ・リターン 再会の時』におけるマサルは、ある意味で心がからっぽな人物であり、その中で、かつての親友であるシンジが、彼の唯一の希望だったのだと思います。
社会での人間関係が辛くても、昔の親友に会えば、時間まで昔に戻ったような気持ちになる。そういう経験をしたことのある方は多いと思います。そんな当たり前の感情が、マサルにとっては強烈で、迷いの中で出会ったかつての親友に、自分のすべてを託したのかもしれません。この作品は二人の男の物語です。この二人の関係性は、あまり言葉にせず、直感で感じてもらえたらと思います。
これから見てくださる方が、もしその関係性を自分と誰かに置き換えて見ていただけるとより楽しめるかもしれません。ぜひ、劇場で楽しんでいってください。
『キッズ・リターン 再会の時』の映画化を記念して、
今なお日本映画の金字塔として語り継がれる北野武監督の青春映画『キッズ・リターン』Blu-rayが9月25日(水)に発売になります!
レーザーディスク版にのみ収録され、DVDには収録されなかった貴重なメイキング映像を特典として収録しております。
【発売情報】
Blu-ray『キッズ・リターン』
発売日:9月25日(水)
価格:\3,990(税込)
毎回映像特典:メイキング、劇場予告編
発売・販売元:バンダイビジュアル
宮城 | MOVIX利府 |
東京 | テアトル新宿 |
ヒューマントラストシネマ渋谷 | |
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神奈川 | TOHOシネマズららぽーと横浜 |
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千葉 | 京成ローザ10イースト |
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茨城 | TOHOシネマズひたちなか |
大阪 | テアトル梅田 |
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京都 | MOVIX京都 |
兵庫 | シネ・リーブル神戸 |
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岡山 | TOHOシネマズ岡南 |
愛媛 | シネマサンシャインエミフルMASAKI |