• 2013.10.21

第29回ワルシャワ映画祭 コンペティション部門にて上映!賞賛の声が寄せられました!

10月11日(金)よりポーランドにて開催された、第29回ワルシャワ映画祭の国際コンペティション部門にて上映が行われました。

惜しくも賞は逃したものの、10月16日(水)、10月17日(木)の上映後には現地の観客からは賞賛の声が寄せられました。
また、映画祭ディレクター、ステファン・ローディン氏のインタビューも行われましたのでご紹介いたします。

IMG_8239(4回目Q&A)_500.jpg<観客の声>
・「月日が経ってその主人公たちにまた再会出来たのが嬉しく思います」
----50代男性

・「清水監督が続編を作る事になって嬉しく思います。原作の雰囲気をうまく掴む事ができてたし、また上手に自分の言葉を加える事が出来て、人物にリアリティが出たと思います」
----20代男性

・「前作『キッズ・リターン』と比べたらボクシングのシーンがもっとリアルでありダイナミックでそれがとても気に入りました。あとはボクサーを演ずる役者(平岡祐太)の体づくりがしっかりしていて本物のボクサーの様にみえました」
----20代男性

・「とても気に入りました。特別な関係性が大きなエネルギー(力)を生む事を教えてくれる、刺激的な作品でした」
----20代男性

・「この作品はボクサーとヤクザの話ではありますが、友情というものは条A件を選ばずどこにでも存在しえる。それは良いとか悪いとかではなく、二面性のもの。お互いに力を与えられるものですよね」
----20代男性

・「監督の演出がとても良かったです。観客と映画が対話できる、そんな力のある作品でした」
----30代男性

・「最後のシーンに感動しました。マサルの将来が気になりましたが」
----20代女性

・「マサルとシンジの再会場面が良かった。再会したときの気まずさと徐々に壁が無くなっていく感じが良かったです。」
----30代男性

・「この作品を観れて光栄でした。僕の好きなシーンはオープニングのシンジが暗い中でスポットを浴びながら試合の準備をしているシーンです」
----30代男性

<映画祭ディレクター、ステファン・ローディン(Stefan Laudyn)氏インタビュー>
Q「本作を映画祭上映作品として選ばれた理由は? どのような部分に一番心惹かれましたか?」

A「数多くの映画から選択する時に、技術的な部分はもちろん、アート的な真実を表現している部分で選びました。私が映画を選ぶ時には3つの選択肢があります。1つはダメな物だが仕事だから見るもの、2つ目は一応保留するもの、そして3つ目は一瞬でいい作品と分かるもの。本作品はその3つ目でした。2人の主人公の物語がはっきりしている点もいいですね。」

Q「本作は男の友情がテーマになっています。本作のような友情や絆のかたちは、日本独自のものと思われますか?」
A「普遍的なものであり、この映画を観た時にはどの国でも共通な真実を表現していると感じます」

Q「清水浩監督についての感想などございますか?」
A「映画を観るときに各監督の演技指導が感じ取れてしまう時がある。大抵そうゆう作品は良くない。『キッズ・リターン 再会の時』はそれが良い意味で感じられなかった。今回世界中から1,000以上の作品応募がありその中から80作を選んだ。またその中から(コンペティション部門)15作品に本作品が選ばれたのはすごい事です。」

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