9.9(金) 初日舞台挨拶レポート

9月9日(金)TOHOシネマズ日比谷にて、映画『LOVE LIFE』の初日舞台挨拶を実施いたしました!
大きな拍手に包まれながらイベントに登場したのは、主演の木村文乃さんを始め、永山絢斗さん、砂田アトムさん、山崎紘菜さんの4名。

初日舞台挨拶の直前まで、木村文乃さんと砂田アトムさんはヴェネチア国際映画祭に参加していたため、この日は凱旋舞台挨拶となりました。木村さんは映画祭について聞かれると「レッドカーペットって、キャストや監督だけではなく、その映画の制作や配給に携わる皆さんと歩くものなんです。『LOVE LIFE』という“子ども”を“家族”と一緒になって世に出していく感じがして、私にとっては特別な時間でした」と振り返りました。

また、日本人のろう者の俳優として初めてヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットを歩いた砂田は、「小さい頃、レッドカーペットを歩く人たちの姿を見て“自分にはできないだろうな”と思っていましたが、監督と木村さんと歩くことができて、感動しました」とコメントし、
「(木村さんと)2人で腕を組んで歩いていたら、道を間違えてしまったんですけど、それも良い思い出です」と、舞台裏を明かしました。

 

一方、スケジュールの都合でヴェネチアへ行くことが叶わなかった永山絢斗さんと山崎紘菜さんは「一生に一度、あるかないかの出来事なので、どうにかして行きたかったですね」と、悔しさを滲ませる一幕も。

舞台挨拶の最後には登壇したキャスト4名よりメッセージをいただきました。

木村:ポスターに「痛かった、全部。」というキャッチコピーがあり、「重い映画かな」とか「怖い映画かな」と思ってしまう方もいるかもしれないんですが、観終わった後、とても爽やかな気持ちになって帰っていただけると思います。気負いせず、あたたかい光が差すような気持ちになって帰っていただけると思う。それぞれ生きている人たちの物語を楽しんで観てもらえたらと思います。

 

永山:深田監督の作品が本当に好きで、今回ご一緒できて嬉しかったです。演出もあまり受けたことのないような感じで、今まで突かれたことのないことを突かれた感じがして、自分の中で何かがひらけた感覚でした。大切な作品になりました。観終わった後に、近くにいる家族や友人、恋人に思いを馳せるような時間ができたら嬉しいです。

 

砂田:全国の聴こえない人たち、ろう者の仲間たちからたくさんの連絡が届いています。本当に嬉しく思っています。ただ、この『LOVE LIFE』、ろう者のみんなに“砂田アトムが出ているから観に行く“ではなく、純粋に『LOVE LIFE』という作品を観に来てもらえたら嬉しいです。そして全国各地の耳が聴こえない子どもたちに夢を持ってほしい。自分がこの映画に出演できたことをきっかけに、みんなにも夢や希望を持って一緒に歩んでいけたらと思います。

 

山崎:出来上がった作品を拝見して、自分の中にこんなに感情があったんだとか、この感情って何て名前なんだろうという、本当にたくさんの感覚と出会うことができた作品。皆さんには、理解するというよりも“感じて”いただけたら。いろんな感情と出会えってもらえたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

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