NEWS

映画化決定 & CAST/STAFF解禁!

「愛する息子は被害者なのか、それとも殺人犯かー」
12年越し念願の“ダブル堤”による初コラボレーション!
読者満足度100%ベストセラー・サスペンスが豪華キャスト映画化!!
堤 真一 × 石田ゆり子 × 監督:堤幸彦

「クローズド・ノート」「検察側の罪人」の雫井脩介が執筆時、最も悩み苦しみ抜いたという、著者渾身のサスペンス小説「望み」。2016年に刊行されるや読者満足度は驚異の100%(ブクログ調べ)を記録、2019年に文庫化後即重版され、累計発行部数は15万部超えるベストセラー小説が満を持して映画化。物語の主人公は、モデルハウスのような高級邸宅に暮らす、裕福な建築家一家の石川家。誰もが羨む理想的な家族の日常が一変する。無断外泊から帰らない高校生の息子の行方を巡り、同級生の殺人事件との関与を疑われていく。犯人であっても生きていてほしい母親と、被害者であっても息子の無実を信じたい父親、家族の“望み”は交錯していく。愛する息子は被害者なのか、それとも殺人犯なのか?監督を務めるのは、映画のみならずドラマ・音楽・演劇様々な分野で幅広いジャンルを手掛けるエンターテイメントの旗手・堤幸彦。脚本は、映画『八日目の蝉』『おおかみこどもの雨と雪』やドラマ「Nのために」等、サスペンスからドラマジャンルに至るまでその巧みな人物描写に定評のある奥寺佐渡子。究極のシチュエーションに置かれた石川家を待ち受ける、衝撃のラストはいかにー。

 

CAST/STAFF コメント
石川一登役 堤真一
堤幸彦監督とは初めてのお仕事でしたが、毎日現場に入ると監督が、その日の撮影イメージについて丁寧に説明してくださいました。芝居を見てから、シーンのカット割りを決めていくという、現場主義の監督ですね。脚本を初めて読んだときは、難しい作品だと感じました。家族をテーマにしたサスペンスであり、ただの家庭ドラマではない。自分の子供がまだ小さいからか、中高生の子を持つ親の気持ちやその年頃特有の不安定さというのが掴みづらくて、最初はできるだろうかと不安もありました。でも、実際撮影に入ってみると、その中高生の子供たちが自分の子供として、とても愛おしく思えたんです。監督が順撮りしてくださったお陰なのですが、家族に一体感が生まれて、無理することなく芝居ができました。石田ゆり子さんとは初共演でしたが、いずれご一緒したいと思っていました。いつも現場の空気を和ませてくれる素敵な方で、今回、一緒に家族を演じることができ、とても嬉しかったです。

石川貴代美役 石田ゆり子
堤幸彦監督とは「悼む人」以来です。撮影はとても早いし、無駄なことを一切おっしゃらないので役者としてはとても緊張感があります。今回は私たち俳優の気持ちを汲んで、ほぼ順撮りにして下さりそのことが本当にありがたかったです。
奥寺佐渡子さんの脚本は、辛い中にも透明感というか、優しい光のようなものを感じる素晴らしいものでした。本当に辛い物語なのですが、でもきっと目に見えない大切なことが沢山映っている映画になるのではないかと思っています。
堤真一さんとは、いつかご一緒したいと思っていたのでご一緒できて幸せでした。家族の物語なので、率先してみんなをまとめてくださったり、楽しい話をして、場を和ませてくださったりとてもありがたかったです。
私の役は、息子が加害者であろうと被害者であろうととにかく命だけはあってほしいと願い続ける母親の役なのですがその点においては一切の異論なく彼女の気持ちがわかります。
「望みはある」と信じ続ける彼女を演じながら私はいつも、祈るような気持ちでいました。
ば幸いです。

監督 堤幸彦
息子が事件の被害者となるか加害者となるか、どちらの結末を迎えても惨憺たる結果になるこの物語はミステリーであるだけでなく、設定や行動のディティール、父と母の葛藤とその心理描写の緻密さに圧倒されました。
社会的にも経済的にも成功した主人公が、息子の失踪をきっかけにその『家族』が壊されていく。我が身に明日起きても不思議ではない。そのスリルと感情の揺れをストレートに役者の芝居で描きたいと考えました。
堤真一さんとは初めてですが、映画「クライマーズ・ハイ」やいくつかの舞台、映画、ドラマを拝見させていただいて、ずっとお手合わせしたいと考えていました。また石田ゆり子さんとは「悼む人」以来6年ぶりとなりますが、お二人とも苦悩する父と母を見事に演じきってくださいました。

原作者 雫井脩介
「望み」は、父と母の心理描写を軸にして紡いだ作品であり、その心理描写が使えない映像というジャンルでこの物語を活かすことは難しいのではと思っていました。しかし、奥寺佐渡子さんから素晴らしい脚本が上がったことでその不安は消え、シリアスな社会派ドラマを含めた多くの作品を手がけてきた堤幸彦監督が、これをどのようにスクリーンに映し出してくれるかという楽しみが一気にふくらみました。
堤真一さんと石田ゆり子さんはその安定感でもって、よき父、よき母にしっくり収まります。それゆえ、事件によって平穏な日常が壊れていく様も際立ち、観る者に強く訴えかけてくることだろうと思います。

ニュース一覧