2016.2. 3

『聖の青春』主演キャスト発表です!!!!

「東の羽生、西の村山」と並び称された、天才棋士・村山聖(さとし)。病と闘いながら将棋に全てを賭けた、わずか29年の生涯を描く、感動のノンフィクション小説、待望の映画化!
豪華主演キャストの発表です!!

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主人公・村山聖を演じるのは、主演作多数、人気実力を兼ね備える俳優・松山ケンイチ。人生を将棋に全身全霊捧げた天才棋士役というプレッシャーの中、自ら東京将棋会館に通いつめ、これまでにない驚異的な役作りで精神面、肉体面の両方から村山聖にアプローチし、熱演。監督に『宇宙兄弟』でヒットを飛ばした森義隆。人間の知の限界に挑戦し続けた天才将棋指しの人生を、師匠、ライバルほか周囲から愛された記憶と共に、愛情豊かに描き出す。最高のキャストとスタッフで贈る、2016 年最も泣ける感動のノンフィクション・エンタテインメントが誕生します!
今秋全国ロードショー、ご期待ください!!


◆松山ケンイチさんコメント

―本作の出演オファーを受けられた際のお気持ち
全身全霊をかけても足りない役だと思いました。そういう仕事は大好きです。

―原作をお読みになって、村山聖さんについて感じられたこと
命を燃やしている方。その激しさに魅せられました。

―役づくりについて
病を背負われているので内面が一番難しいです。

―撮影についてお聞かせください
とても順調だと思います。
監督とコミュニケーションをとりながらじっくり取り組めています。

―本作の公開を待つ皆さんへメッセージをお願いします
ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅かれる作品です。"村山聖"は必ず見る人の心に何かを残します。宜しくお願い致します。


◆森義隆 監督コメント

村山聖の生き様は「人生とは、何なのか」という普遍的な問いをわたしたちに突きつけてきます。30才の松山ケンイチが、映画のなかで、29年という村山聖の短い人生を全力で生き抜いた先に、その答えの一端があるのだと信じて、日々、撮影に挑んでいます。


◆原作者 大崎善生さんコメント

私のデビュー作である「聖の青春」が角川映画になるというのは宿命的なものを感じる。はじめて映画化の話を聞いてからもう10年近くになる。その間も粘り強く交渉を重ねて、現実まで持っていって下さった制作スタッフの執念には頭が下がる。最終的には最高の形となった。この作品を愛し、信じそして丁寧にまとめあげてくれた。

はじめて松山ケンイチさんとお会いしたとき(※撮影が始まったころ)、村山聖さんに似ているのに驚いた。体重を増やして役に備えたという。右手の爪は村山を真似て長く伸びていた。森さんがいたら「村山君、こんなに長い間どこにいっとったんや」と手をさすったかもしれない。私も酔っぱらっていれば昔のように頬っぺたを軽くつまんでいただろう。意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた。

本作は、天才羽生善治に挑む、西の怪童と恐れられた村山聖の真摯な闘いの物語である。森信雄という類まれな師匠との愛情の物語でもある。幼い日から病気と闘い、そのハンディをものともせず乗り越えていった努力の物語であり挫折の物語でもある。将棋を目指すものたちのストイックな青春がそこにはある。29歳で村山がこの世を去って17年。その歳月をものともせず村山はまだ多くの人に愛され慕われ続けている。その過酷な宿命の故か、彼の持つ特有の純粋さの故か。その村山聖が17年ぶりにこの世に戻ってくる。松山ケンイチに姿を借りて。限定的なカーニバルのようなものだ。もちろん私もはやく村山くんに会いたい。一人でも多くの人にこのお祭りに参加してもらいたい。