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この度、『漁港の肉子ちゃん』がアヌシー、ザグレブと並び世界三大アニメーション映画祭として知られるカナダの《オタワ国際アニメーション映画祭》「長編コンペティション部門」で上映されることが決定しました。
今年45回目を迎える同映画祭の歴史は1976年にはじまり、北米最大かつ最古のアニメーション映画祭として、フランスのアヌシー、クロアチアのザグレブと並び世界三大アニメーション映画祭の1つとして知られています。今年は、9月22日~10月3日(現地日程)でオンラインにて開催され、2021年の応募本数は世界104カ国から2528本もの作品が集まり、そのうち107本が長・短編のコンペティション部門に選出されています。昨年2020年もオンラインで開催され、46カ国から4万6千人もの方が参加しました。

オタワ国際アニメーション映画祭選考委員のテッシュ・チャンバーズ(Tish Chambers)は、「力いっぱいの笑いと涙で胸が一杯になる物語『漁港の肉子ちゃん』は家族の在り方には様々な形と大きさがあることを教えてくれます。そしてオタワ国際アニメーション映画祭のコンペ部門に“厚み(=奥深さ)”をもたらします。」とコメントを寄せていただきました。

2019年には、岩井澤健治監督の『音楽』(19)が同部門で、グランプリを獲得。2017年に湯浅政明監督が、『夜は短し歩けよ乙女』(17)で日本人初の同部門グランプリに輝いています。

フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭でも大好評を博し、カナダ・ファンタジア国際映画祭のオフィシャル・コンペティションでも正式招待されている本作。本映画祭の受賞結果は、現地の10月1日(日本日程10月2日)に予定されています。

(コメント原文)
“A heart-warming story with a hearty laugh, Fortune Favors Lady Nikuko makes a ‘meaty’ addition to the OIAF Feature Selections and shows that families come in all shapes and sizes.” 
――― Tish Chambers, OIAF Selections Committee