7/7(水)TOHOシネマズ 日本橋 にて、ドラマ「ごめん、愛してる」での共演以来、親交が深い大竹しのぶと吉岡里帆によるトークイベントを開催しました!本作でも、肉子ちゃんと、若かりし頃の肉子ちゃんの親友を演じている二人が、オファーがあった時の心境、アフレコ現場でのさんまとのエピソードをせきらら告白!それぞれのお気に入りのシーンなど、『漁港の肉子ちゃん』を語りつくしました!
今日のトークイベントでは肉子ちゃんの役の大竹しのぶと若かりし肉子ちゃんの親友役の吉岡里帆が登壇!二人は映画とコラボした「ロペピクニック」のお揃いのTシャツコーデで登場し、まずは大竹さんが「大変な状況の中、映画館に来て下さりありがとうございます。今日はよく喋るプロデューサーの人がいないので、ゆっくりお話出来るかなと思っています(笑)」と、明石家さんまプロデューサーの不在をいじりつつ挨拶すると早速会場からは笑いが起こり、続けて吉岡さんが「実はTOHOシネマズ日本橋には初めて来たんですが、近くに美味しいものも多いし、素敵な劇場で来れて良かったな思いました。今日は肉子ちゃんのお話をたくさん出来るということで、皆さんとじっくり楽しい時間になればと良いなと思います!」挨拶しました。
初めに、それぞれオファーが来た時の感想について聞かれると、大竹さんは「吉本興業の方からプロデューサーのさんまさんからぜひ!とのことでお話があったんですが、本人は言ってなくて吉本の方に騙されました(笑)。だけど出演出来て本当に良かったなと思いました。原作とはまた違った面白さがあって、笑うってとても大切で今みたいな大変な時だからこそ優しい気持ちになれる作品になれるんじゃないかなと思います。」
吉岡さんは「事務所の社長に、さんまさんから出演して欲しいと言われてると聞かされていて、絶対ウソ!ありえない!って思いながらも絶対断れないなと…(笑)緊張しましたけど、西加奈子さんの作品を母が好きで、私も『漁港の肉子ちゃん』の原作を読んで本当に素敵な作品だったので、参加出来てとても光栄でした。」とそれぞれ裏エピソードを暴露しつつ、作品に参加出来たことに喜びを滲ませていました。
ほぼ全てのアフレコに参加していたさんまプロデューサーの印象について吉岡さんは、少し悩みながら「たくさんお話してくださって…」と絞り出すように言うと、大竹さんが「全く印象に残ってないね…(笑)」とツッコミを入れながら「私の場合は監督もいらしていたんですが、さんまさんのアドリブの要求が多くて、監督がすごく困っていたのを覚えています。」とこだわりの強いさんまさんのディレクションに、監督が困っていた様子をお話されたまし。大竹さんの後にアフレコに臨んだ吉岡さんは、大竹さんが吹き替えた肉子ちゃんの声について「本当に会話をしているような感覚でとても安心感があって有難かったです。しのぶさんの演じる肉子ちゃんの感情が、ダイレクトに伝わってくるんです。だから(大竹さんが)肉子ちゃんとしてそばにいてくれる感覚がありました。」と大竹さんの大きな存在を実感しながらアフレコ収録したことを話されました。
お気に入りシーンの話になると、大竹さんは「稲垣来泉ちゃんの歌う「イメージの詩」が流れるシーンとかフレンチトーストを作るシーンだったり、トカゲとかカモメが喋ったりする何でもないようなところを描いている場面が可愛くて好きですね。」と話し、吉岡さんは「肉子ちゃんとキクコがミスジを食べるシーンが羨ましすぎました!あと水族館で肉子ちゃんがペンギンと出会うシーンが可愛くて面白いなと思いました!」と話しました。
ここで、渡辺歩監督が「お二人に感謝を伝えたい」とそれぞれのキャラクターをイメージした花束を持って登場!「今だから監督に聞いてみたいこと」を問われると、大竹さんは「演出は監督のお仕事だと思うんですが、横でさんまさんが色々と言ってくるのは困るなあと思っていたりしましたか?」と質問。渡辺監督はその質問に苦笑いしつつ、「答えづらいですが…(笑)これは本当に嘘偽りなく、私は楽しんでやってました!(さんまさんに)もっとやってくれ!と思っていたくらい(笑)」とお笑い怪獣の隙のない演出を楽しんでいたことを明かしてくれました。
最後に駆けつけてくれた観客の皆さんへメッセージを求められると、大竹さんは「とにかく観てくれたことに感謝でいっぱいです。他人同士でも優しさを持てば幸せになれるということを教えてくれる映画だなと思いますので、良かったらお友達に勧めてください。本日はありがとうございました」、吉岡さんは「久しぶりの映画のイベントだったんですが、こうして皆さんとお会い出来たことにとても感動しました。今日のご縁をこれからも大切にしたいと思います。私はこの映画を母親のことを思い出しながら観ていました。育ててくれた人に感謝したいなと思える作品です」、渡辺監督は「素晴らしいお二人とご一緒できたことを幸せに思います。この映画は、観客の皆さんと一緒に育っていってくれるといいなと思っています。末永く見守って頂けると嬉しいです。」と挨拶をし、イベントは幕を閉じました。