• 2016.4. 4

『GONINサーガ』Blu-ray&DVD発売記念
ディレクターズ・ロングバージョン上映イベントレポート

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3月25日(金)、劇場版(本編129分)に40分の名場面を新たに追加・収録した、『GONINサーガ ディレクターズ・ロングバージョン』(本編169分)のBlu-ray&DVD発売を記念して、発売日当日に角川シネマ新宿にて、ディレクターズ・ロングバージョンの上映イベントを開催致しました。
ゲストには、『GONINサーガ』から主演の東出昌大さん、石井隆監督に加え、『GONIN』シリーズほか石井監督作品のファンである松江哲明監督と中井圭さん(映画評論家)が参戦!ディレクターズ・ロングバージョンの見どころや『GONIN』シリーズの魅力を余すことなく語りつくしました!

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■ディレクターズ・ロングバージョンのご覧になってのご感想
東出さん: 僕自身は、すごく楽しめました。急ぎ足ではないので、ロングバージョンは、『GONIN』を初めて観る人にとってもわかりやすく、ストーリーも重厚感があります。
松江監督: 劇場版は石井監督が編集で相当カットしただろうことが窺い知れ、凝縮したおもしろさや、お客さんに委ねている部分があると思いました。それらがロングバージョンで綺麗につながって、より重みが増したと思います。音楽に例えると、劇場版が「DJリミックス」とするならば、ロングバージョンは「コンサートホールで生で音を聴いている」感じです。

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■ディレクターズ・ロングバージョンの制作について
石井監督: 公開1週間後に、ロングバージョンをリリースする話を聞いて驚きました。4時間のOKカットの中から、劇場版は半年かけて、1コマ1コマ削っていき、約2時間10分に編集しました。劇場版では、エンドロールに名前が出ていても、カットされて登場していない方がいたりして、申し訳なく思っていたので、ロングバージョンを出せることになって良かったです。ロングバージョンは劇場版とは違い制限がないので、音楽・音をガンガン大きくしたりして暴れています。(ロングバージョンの)約2時間50分をお楽しみいただけたらと思います。

■ディレクターズ・ロングバージョンのお気に入りのシーンについて
東出さん: 全部のシーンが好きだと欲張りな答えになってしまいますが、例えば、麻美が自宅に帰るシーンで、2代目のボディガードがいたり、家の内装や外観がよく見えるなど、新しい画、新しい生活感を見ることができました。シーンの変わり目が親切になっています。
石井監督: おしり!
東出さん: ロングバージョンに、僕のおしりが出るとは!台本にもあって、勿論前張りもしていましたが、我ながらヒヤヒヤしています(笑)。
石井監督: 事務所にも通しています(笑)。
東出さん: 撮影監督の佐々木原さんも、アングルにはかなり気を遣ったと思います(笑)。

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■『GONINサーガ』の魅力について
松江監督: 僕は石井監督作品のファンですが、1作目『GONIN』の時は、石井隆監督の新しいエンターテインメントに出会ったと思いました。2作目の『GONINサーガ』は、映画誌や映画評論家に評価され、映画ファンに愛されました。今の日本映画には原作ものなど形に見えやすいものが多い中、『GONINサーガ』のような映画が、映画ファンに待ち望まれていたということが魅力だと思います。石井監督が19年前の『GONIN』を「自己破壊」して新しいものを作り出すのは、今の時代、すごく難しかったと思います。
中井さん: 最近は安易な続編ものが多い気がしますが、『GONINサーガ』は全く異質、魂のこもり方が違う。完璧な続編の作り方をされていたと思います。

■『GONINサーガ』への想い
石井監督: 『GONIN』から19年の時間の流れは感じていました。役者さんが変われば作品も変わる。『GONINサーガ』は、『GONIN』のように作ろうとは思わなかったし、今のベストを常に考えました。玄関から入って一息ついて裏門から出ていく、という常套手段で作ったのがロングバージョンです。次に何が起きるか?お客さんが頭で整理できてから次のシーンに進むので、より感情移入できると思います。

■『GONINサーガ』出演により生まれた変化について
東出さん: 今、『GONINサーガ』のような映画はなかなか撮ることができないと思います。石井監督のもと、魂がこもったスタッフさんと一ヶ月共にできて、財産になる貴重な経験をしたと思います。「熱いもの」「滾るもの」を持っていないと映画は作れないんだということを周りの方々から教わりました。 

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■最後、締めのご挨拶
松江監督: スクリーンを切り裂く場面、華やかなパーティで朽ち果てていく男たち、柄本佑さんの死に方など、劇場版で好きだったシーンは、ロングバージョンでも好きでした。『GONINサーガ』は、昨年の日本映画の中でも特別な1本。原作ものや小説もののように手が届く範囲の作品ではなく、どこに行くかわからないけど手を伸ばしてみようと思う作品です。スタッフ・キャストの魂がこもった仕事を見させていただき、こういう映画に魂が震える自分がいて良かったと思いました。『GONINサーガ』は、鑑賞後に語りたくなるような、スクリーンを見上げるにふさわしい映画です。
東出さん: 僕が頂いた分厚い台本を読んだ時に感じたおもしろさが、ロングバージョンには詰まっています。一番初めに石井監督が作りたかった映画がこのロングバージョンだと思いますので、石井ワールドを堪能していただければと思います。
石井監督: 3人の男たち(東出さん・桐谷さん・柄本さん)が闇金強奪の直前に着替えるシーンがロングバージョンには入っています。この着替えのシーンだけは見逃さないよう、目を凝らしてご覧いただければと思います(笑)。

  • 2016.3.25

『GONINサーガ』Blu-ray&DVD発売!!

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本日3/25(金)より、『GONINサーガ』Blu-ray・DVDは発売中です!
劇場で観て下さった方、これからご覧になられる方、より身近な空間で"GONIN"から繋がる新たな物語を目撃することになります!
ぜひ、この機会にご鑑賞下さい!

詳しくはこちら

  • 2016.3.14

ディレクターズ・ロングバージョン期間限定上映が決定!

【3月24日追記・更新いたしました】

いよいよ、3月25日(金)に発売となる『GONINサーガ』ディレクターズ・ロングバージョン。
「ディレクターズ・ロングバージョン」とは、約半年前の劇場公開から今まで、誰も観ることのなかった、未公開初出し映像を40分、追加・再編集した、まさに"新たな『GONINサーガ』"です。

この度の『GONIN サーガ』Blu-ray&DVD発売を記念し、特別に劇場スクリーンで「ディレクターズ・ロングバージョン」を期間限定上映致します!

一週間限りの期間限定公開のため、この機会をお見逃しなく!!
皆さまのご来場、心よりお待ちしております。

日程:3/26(土)~4/1(金)
※上記期間中は「ロングバージョン」(※169分)のみの上映です。
期間中のイベント・ゲスト登壇もございません。チケットご購入の際はお間違い無きよう、くれぐれもご注意下さい。
※予告編の上映はございません。本編より上映開始致します。
※前売券・ムビチケはご利用できません。
※完売の際はご鑑賞頂けませんので、予めご了承下さい。

時間:19:00上映開始 (~終21:50)
※3/25(金)~30(水)はシネマ1(300席)での上映です。
※3/31(木)・4/1(金)はシネマ2(56席)での上映です。

劇場:角川シネマ新宿 ※詳細はこちら

  • 2016.3.11

『GONINサーガ』Blu-ray&DVD発売記念!
トークショー付き上映イベント決定!

3月25日(金)『GONINサーガ』Blu-ray&DVD発売を記念して、『GONINサーガ』のディレクターズ・ロングバージョン上映イベントを開催致します。
当日は"GONIN"ファンによる"GONINを語る夕べ"を実施!皆様のご来場、心よりお待ちしております!!

【日程】:3月25日(金)
【時間】:『GONINサーガ』19:00の回上映前
【会場】:角川シネマ新宿 シネマ1

【ゲスト登壇者(※予定)】
東出昌大・石井隆監督・中井 圭(映画解説者)・松江哲明監督
※ゲスト登壇者は予告無く変更になることもございます。予めご了承ください。

【チケット購入方法】
①劇場オンラインチケット
<オンライン販売期間>:3月12日(土)0:00 ~ 3月25日(金)18:30
オンラインチケットの購入はコチラ

※販売当日は、アクセスが集中しつながりにくい場合がございます。予めご了承下さい。
※オンラインチケットは、ご購入後から劇場4Fロビーの自動発券機で、窓口チケット販売時間中に発券できます。開演間際は大変混雑致しますので、お早めにご発券いただきますようお願い致します。
☆オンラインチケットの購入間違い・二重購入にご注意下さい☆
※完了画面が表示されない、若しくは確認メールが届かない場合でも購入手続きが完了している場合がございますので、ご不明な場合は購入の有無を劇場までお問い合わせ下さい。

②劇場窓口
<窓口販売期間>:3月12日(土)朝 劇場OPEN時 ~ 3月25日(金)19:00
角川シネマ新宿4Fチケットカウンターにて受付

※オンライン販売後、残席があった場合のみ窓口販売致します。
※混雑状況により、販売時間は前後する可能性がございます。
※営業時間・チケット販売時間はコチラ
※発売日より前もって徹夜で敷地内にお並びいただく行為は、防犯上、お客様の安全上、及び近隣のご迷惑となりますので固くお断り致します。

【料金】:通常料金(一般1,800円/学生1,500円) 
※シニア・夫婦50割引や、TCGメンバーズ・エムアイカード割引などもご利用いただけます(一部オンライン不可)。
※前売券はご利用頂けません。ご了承ください。
※学生料金の方は学生証をご提示下さい。
※金額は全て税込です。

≪その他の注意事項≫
※全席指定制となります。
※場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
※転売目的でのご購入は、固くお断り致します。
※いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後のチケットの変更や払い戻しはできません。
※当日はマスコミによる取材が入る可能性がございますので、予めご了承ください。
※映画鑑賞の妨げになりますので、上映途中からのご入場はご遠慮ください。
※危険物(爆発物・スプレー・刃物・人に危害を与える凶器となりえるものなど)の持ち込みは禁止いたします。
※保安上、手荷物検査をおこなう場合がございます。
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。また、天候その他の理由でイベント内容が変更になった場合でも、チケット代金の払戻しはいたしかねますので予めご了承下さい。
※登壇者へのプレゼントは劇場スタッフにてお預り致します。直接のお渡しはできません。

©2015『GONIN サーガ』製作委員会

  • 2016.3. 4

石井隆監督描き下ろし!
「GONIN Blu-ray トリプルパック」アウターケース イラスト公開!

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人生を狂わされた若者たちが苦悩し、もがきながらも現在を生きる姿を描いた映画、『GONIN サーガ』。
本作は、鬼才・石井隆監督作品の中でも絶大な人気を誇り、バイオレンスアクションの傑作として未だ国内のみならず、海外からの評価も高く、日本のフィルム・ノワール最高峰として多くのファンを魅了する、1995年公開の『GONIN』の続編です。

他にも"GONINシリーズ"には、『GONIN』の翌年1996年に公開された、個々の問題を抱え、厭世観に支配され生きる5人の女を描いた作品『GONIN 2』が存在します。

今回、『GONIN サーガ』の3月25日(金) Blu-ray&DVD発売を機に、『GONIN』、『GONIN 2』、『GONIN サーガ』3作品のBlu-rayがセットになった、『GONIN Blu-ray トリプルパック』が同時発売決定。

この発売を記念して、『GONIN』、『GONIN 2』、『GONIN サーガ』の脚本・監督を務める石井隆が特別に描き下ろしたアウターケースのイラストの一部を本日先行公開します!

3作品Blu-ray収納用のアウターケースには、"GONINシリーズ"に登場したメインキャラクター全員が登場しており、今なお監督の脳裏に焼きつく、各キャラクターのキラーカットが、所狭しと溢れんばかりに描かれています。
そんな渾身の力作ながらも、「買ってくださった方への感謝の気持ちとして、実際に手元に届いた際、せめてもの"サプライズ"を残すという意味で、事前の紹介は一部に留めて欲しい」という監督たっての希望により、今回公開するイラストは表1のみ。

『GONIN』で佐藤浩市演じる万代が本木雅弘扮する三屋純一の腕の中で息を引き取るシーンをはじめ、「まるで青春映画を観ているようだった」と、初めて『GONIN サーガ』本編を目にした際に竹中直人が印象深いと語った、スクリーン裏のあの雰囲気が監督の筆により再現されており、スクリーンに刻まれた、"GONIN"の世界を生きた者たちの姿は、復讐の裏にある愛や感情を浮き彫りにしています。

購入者のための"余白"として公開を差し控えた表4部分では、猟奇的なボクサーを演じた椎名桔平ほか、狂気漂うヒットマンの姿が忘れられないビートたけしらの姿も確認でき、監督の盟友であり、"GONINシリーズ"全てを通して出演の根津甚八はじめ、歴代の石井隆監督作でヒロイン土屋名美を演じた大竹しのぶ、余貴美子、夏川結衣、喜多嶋舞など、石井作品のミューズ的な存在ともいえる女優陣が一挙集結!
全貌をお見せできないのが口惜しいほどの仕上がりとなっています。

  • 2016.2. 8

「第10回アジア・フィルム・アワード」ノミネーション発表!

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「第10回アジア・フィルム・アワード」ノミネーションが発表!
『GONINサーガ』からは、以下の3名がノミネートされております。

<助演女優賞>土屋アンナ
<撮影賞>佐々木原 保志・山本圭昭


「アジア・フィルム・アワード」は、アジア全域のアカデミー賞と称され、毎年3月に香港国際映画祭の行事の一つとして授賞式が開催される。
本年2016年は、アジア32か国・地域から約1600本の映画がエントリーされている。

  • 2016.1.25

キネカ大森『GONIN』『GONINサーガ』上映イベントレポート

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1月23日(土)、『GONIN』『GONINサーガ』名画座2本立て上映の初日を記念して、劇場のキネカ大森にて、2作品の上映後、『GONIN』『GONINサーガ』両作に出演の盟友・竹中直人さんと石井監督とによるティーチインが行われました。

降雪が心配される中、100名以上のお客様が会場に駆けつけ、大盛況のイベントとなりました。


■ お二人にとっての、映画『GONIN』シリーズとは?

監督: 映画少年がいつのまにか劇画作家になり、その後脚本家から、長年の夢だった監督としても映画づくりに携わるようになりました。
僕はずっと男と女の出会いを描いていましたが、男だけの映画を撮ることを竹中さんに勧められ、すぐに『GONIN』のストーリーが出来上がりました。
5人全員が死ぬ話なので、メジャーでの配給は無理だろうと言われたし、また、ビートたけしさんの出演が決まっていたので、予算的に大丈夫かも心配されました。
初めてプロらしくやろうと思った作品でした。

竹中さん: 監督との馴れ初めをいつも話してしまいますが、僕が劇団青年座にいた頃、「ヌードの夜」というタイトルが目に付いて、僕宛てに届いていた石井隆監督・脚本の台本をゴミ箱から拾い上げたのがきっかけで、監督と出会いました。
でも実は中学時代、故郷の富岡海岸で、廃船の中に干からびたエロ漫画雑誌を友達と見つけたのが、石井隆との最初の出会いでした。
「ヌードの夜」は『天使のはらわた 赤い眩暈』というタイトルに変わり、最後のロマンポルノ作品として映画化されましたが、石井隆監督デビュー作は色んなことが起きた大変な現場でした。
当時自分は34歳。"どうせ僕なんか・・・"と、いじけている監督がせつなくて愛おしくて、ずっとこの監督と一緒に仕事ができたらいいなと思い、今に至ります。
『GONIN』は、男だけの映画が実現して夢のような現場でした。
まさか『GONINサーガ』という形で、続編が作られるとは思っていなかったのでびっくりしました。
なんだかんだいじける監督ですが・・・「ずっと映画を撮ってるじゃん!」もうっ!大好きっ!!ですね。

■ 『GONIN』シリーズは全作品キャスティングが素晴らしいですが、監督がキャストを指名したのですか?

監督: 芸能界なんです(会場爆笑)。『GONIN』は、竹中さんが誘ってくれて、本木雅弘さんが1番最初に決まりました。その次に佐藤浩市さんが決まり、僕からは根津甚八さんと椎名桔平くんにお願いしました。

竹中さん: 同じ事務所の本木(雅弘)くんに、石井隆という独特だけど素晴らしい監督がいるって説得しました。

監督: 僕は自分が書いた台本に役者をはめていく、役者を駒として使って自分の言いたいことを言うタイプではないんです。
『GONINサーガ』の東出昌大くんや土屋アンナちゃんの時もそうだったけど、役者さんが決まるとすぐに出演作を観たり、会って話をして、その役者さんの個性を掴み、役者さんに合わせて台本を書き直す。
役者さんに躍動してほしい、そして役者さんが抱えるファンの方に喜んでもらいたいという気持ちがあります。

■ 石井監督の作品は雨のシーンが印象的ですが、雨に対するこだわりや苦労した点について教えてください。

監督: 母親のお腹の中に入っている時に聴いたであろう羊水の水音、そして、梅雨の終わり時、僕が生まれた瞬間に聴いたであろう雨音を連想させるのが理由かもしれません。
小さい頃から雨音が好きで、今でも雨音を聞きながらシナリオを書いたりしています。

■ 『GONINサーガ』の最後に、死んだはずの万代樹彦(演:佐藤浩市さん)が氷頭要(演:根津甚八さん)の腕を持って銃で撃たせるシーンがありますが、監督の思いをお聞かせください。

監督: 先程話した雨と同様、僕は刺激的なことを信じています。
舞台のディスコ・バーズは、万代が苦労して手に入れた場所なのに、バブルが弾けて借金の返済を迫られた。
執念深く自分の意思を貫こうとした人が途中で殺されたので、万代の何かがずっとバーズに住んでいて、最終的に登場人物全員を呼び寄せたんじゃないかということを僕は真剣に考えていました。
実は、万代は誰にも見えていない設定なんです。
土屋アンナさん演じる菊池麻美の、自分の計画が最終的にああいう展開になってほしかったという主観を映像化したシーンで、実際は氷頭が1人で銃を撃ったという解釈を僕はしています。

■『GONINサーガ』には、『GONIN』にあった男性同士のラブシーンが無かったですね。

監督: 『GONINサーガ』は、「PG-12」中学生が親同伴で鑑賞できる範囲までにしてほしいと念押しされ、エロいシーンが撮れずイライラしていましたが、ふと見上げたら土屋アンナさんがいた。
後はご想像にお任せしますが、とてもすっきりしました(笑)。

■役名を付ける経緯は?

監督: ある日突然役名が浮かんでくる。どうしても思い浮かばない時は、側に置いてある週刊誌を読んで考えます(笑)。

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■『GONIN』『GONINサーガ』で演じた役柄は違うが、蠅を嫌っている点は両作とも共通している。
どうやって2つの役を演じ分けましたか?

竹中さん: 僕は役づくりに興味が無く、ノリ一発の人なので、役について分析したことは無いんです。僕は何もわからないまま演じて、監督のことしか見ていない。
石井隆が大好きで、石井さんがまた映画を撮るっている理由だけで、ただ現場にいた。
だから友達から指摘されて初めて、蠅のことに気が付きました。
『GONIN』では役柄的に太る努力はしましたが、1人だけ一生懸命役づくりをしていると批評されたりして、何をやっても裏目に出ちゃうんだよね(笑)。
監督、現場ではいつも控えめな性格ですよね?監督に従うタイプだし。

監督: はい。

■ 『GONINサーガ』のメンバー5人の中に、本来は敵役である氷頭要(演:根津甚八さん)は入っているのですか?

監督: 『GONIN』は、犯罪映画、ノワール映画を作ろうと思って撮りましたが、『GONINサーガ』は少し違う。
世間では悪く言われているヤクザにも家族や子供がいる。
『GONIN』から約20年が経ち、憎しみが別のところ、1箇所に向かっていく。
氷頭もヤクザの子供たちも同じ敵を見ているということを考えながら撮りました。


■3月25日より発売となる『GONINサーガ』のBlu-ray&DVD BOXに収録される「ディレクターズ・ロングバージョン」本編について、監督からご説明をお願い致します。

監督: 『GONINサーガ』は1ヶ月間台本通りに撮って、マスターが計4時間分。
そこから編集して最終的に2時間9分の長さになった。
ロングバージョンでは、展開が早いシーンがよりわかりやすくなっています。

最後に、締めのご挨拶

竹中さん: 本日は寒い中、本当にありがとうございました。
今日この時間を、お客さんと共有できて幸せです。

監督: 今日は雪が降ると予想されていたので、お客さんは3人ぐらいかなと思って来たら、こんなにたくさんお客さんがいらしてくださって驚いております。
今日はどうもありがとうございました。

  • 2016.1.21

「2016年第40回エランドール賞新人賞」柄本 佑 受賞!

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優れた映画テレビの作品、プロデューサー、俳優の顕彰制度であるエランドール賞。
一年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる新人賞に、出演作『GONINサーガ』を引っ提げ、柄本佑さんが受賞!

歴代の受賞者に石原裕次郎氏、高倉健氏などが名を連ね、伝統と権威あるこの賞は、創設されて以降、後世へと数多の俳優たちを輩出し続けています。

詳しくはこちら

  • 2016.1.12

「第45回ロッテルダム国際映画祭」招待・上映決定!

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1972年よりオランダのロッテルダムにて開催され、毎年約30万の来場者を誇り、近年ではカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭などと並ぶ重要な国際映画祭のひとつとして位置づけられている「第45回ロッテルダム国際映画祭」への招待・上映が決定しました!

本年2016年度の会期は現地時間1月27日から2月7日までで、石井隆監督作品では前作の『GONIN』が95年に、『黒の天使 vol.2』が99年、『フリーズ・ミー』が2000年にそれぞれ本映画祭にて上映されている。

今回出品される"Genre:DNA"という部門は、昔のジャンル映画を彷彿とさせつつも、現代の新しいスタイルを確立しているジャンルシネマを特集するもの。

過去には日本映画から『冬の河童』(95/風間志織監督)、『まぶだち』(01/古厩知之監督)、『山守クリップ工場の辺り』(13/池田暁監督)が最優秀作品賞の"タイガーアワード"を受賞。

前作『GONIN』も上映した地に、新たな伝説『GONINサーガ』が降臨することとなった!!

  • 2016.1. 9

『GONINサーガ』×『GONIN』公開記念
"キネカでしゃべれ場!?"開催決定!

名画座キネカ大森にて『GONINサーガ』、そして『GONIN』を下記日程にて上映!

これを記念し、"しゃべれ場!?"と題した2作品の監督石井隆によるティーチインを実施致します。

さらに!!!
当日イベント終了後、『GONINサーガ』のパンフレットをご購入いただきましたお客様には、石井監督によるサイン会にご参加いただけます。

~しゃべれ場!?とは~
映画鑑賞後に、ゲストとお客様が一緒になって自由にお喋り。 しゃべれ「ば」ひろがる、しゃべれ「ば」わかる、しゃべれ「ば」楽しい、そんな会です。

今回もたくさんの方のご来場を心よりお待ちしております。

【日程】:1月23日(土)

【時間】:『GONINサーガ』19:00の回上映後

【チケット購入方法】:詳細はこちら

【登壇者】:竹中直人、石井 隆監督

※<ご注意事項>※
当日のイベント終了後に予定しております『GONINサーガ』パンフレットご購入者様向けサイン会は、石井隆監督による単独のサイン会となりますので、予めご了承下さい。
   
【料金】
名画座通常料金
一般1,300円/シニア1,100円/学生1,000円

  • 2016.1. 8

第89回キネマ旬報ベスト・テン、第6位受賞!

キネマ旬報が選出する2015年 第89回キネマ旬報ベスト・テンにて、GONINサーガが"日本映画ベスト・テン"第6位を受賞しました!

詳細はこちら

  • 2015.12.18

2016.3.25(金) 『GONINサーガ』Blu-ray&DVD発売決定!

監督:石井 隆×主演:東出昌大
長きに渡る沈黙を破り、『GONIN』の続編として新たに幕を開けた映画『GONINサーガ』
血と宿命に彩られた、心揺さぶるバイオレンス・エンタテインメント大作が、早くも来春2016年3月25日(金)Blu-ray&DVDでの発売が決定いたしました!

このパッケージ発売にともない、東出昌大さんからコメントが到着しましたので、以下ご紹介させていただきます。

ひとりひとりの抱える想いや、それぞれの視線、行動など、素早く画が切り替わる中に色々な意味が込められています。
観返すたびに、細かな発見があると思うので、DVDはそういった点でも最適だと思います。
ぜひ、繰り返し楽しんで観ていただければ嬉しいです。

詳細はこちら

  • 2015.11.12

GONIN サーガ 柄本佑さん&石井隆監督 トークイベントレポート

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10/31(土)『GONINサーガ』に出演されている柄本佑さんを迎えて、第三弾のトークイベントを実施致しました。

「結構突っ込んだ質問がくると聞いているので今日は緊張しています。みなさんお手柔らかに(笑)」という挨拶とともに登壇した柄本さんは、『フィギュアなあなた』に続き2度目の石井監督作品への出演。
いままでに登壇したキャストと同じく、『GONIN サーガ』への出演は誇りだと胸を張る柄本さんは、完成した作品のエンドクレジットで柄本さんが映るシーンの上に「柄本佑」の名前が表示されるのを観て胸が熱くなったと述懐。監督に「敢えて合わせてくださったんですよね?」と確かめるも「たまたまです」とあっさり切り返されてしまうなど、息の合った掛け合いを見せてくださいました。最終的には、監督がやはり柄本さんのシーンに合わせて名前を載せたことがわかり、ほっとした表情を見せた柄本さん。監督からの厚い信頼を伺わせました。

トークイベントも最終回ということもあり、客席には複数回このイベントに参加している方の姿も。監督からは「やりたかったことをすべて盛り込んだ4時間のディレクターズカット版もいつか作りますので期待していて」という発言も飛び出すなど最後まで熱気に溢れたイベントとなりました。

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登壇者:柄本佑、石井隆(監督)、二宮直彦(プロデューサー/KADOKAWA)
司会:大崎紀昌(宣伝プロデューサー/ポニーキャニオン)

■柄本さんのまわりでは『GONIN サーガ』に対する声などはありますか?

柄本さん:家族が絶賛してくれましたね。
恥ずかしくもあり、でもやっぱり、うれしくもありますね。
他にも俳優の森岡龍くんが観て連絡をくれたり、三宅唱監督(『プレイバック』)から連絡ももらいました。

客席の方からの質疑応答

■根津さんとの共演シーンが多かったと思いますが、撮影はどうでしたか

柄本さん:根津さんのクランクインの日(病室での撮影)は僕はもちろん、スタッフもみんな、現場全体が緊張していたんですよね。ただ、いざお会いしてみると、根津さんも手が震えていて。ああ、根津さんも緊張してらっしゃるんだなと感じましたね。
撮影が進んで場面が進むごとに根津さんからどんどん昔の「GONIN」の表情が出てきていて...その姿を見て、現場にくるということが、役者にとってはいちばん幸せなことなんだなと、改めて思いました。
監督が根津さんに向かって、「お芝居して!」と檄を飛ばされたこともあったんです。そのときは、すごい場所に立ち会わせてもらってるんだなと、本番中なのに感動しました。

監督:もともと、「氷頭は生きていて、体が悪いけれど妻子の復讐をしようとしている」という台本を書いていて、そのときは根津さんの体調に関わらず、体が悪い役をやってもらおうと思っていたのが、本当に体を悪くされてしまって。
無理を言っちゃいけないと思いながらも、長い現場の付き合いがあるからその感覚で無理を言ってしまった部分もあるかもしれません。
 でも、根津さんがやる(出演する)と言ってくれた以上はこちらもしっかり向き合わないとと思って、その覚悟に負けずに押し返そうという想いでした。

■氷頭さんのネクタイが前作に似ていたように思ったのですが...

監督:前作で五誠会を襲撃しに行ったときのネクタイです。前作のものはもうなかったので、今回の衣装さんがそっくりのものを新しく作ってくださいました。氷頭にとっては喪服のような感じですね。余談ですが、別で出版した小説版には、氷頭がその「喪服」に着替えるシーンも書いたんですよ。

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■他の二人は襲撃でお金の使い道を考えていましたが、森澤だけは何も言わないのが気になりました。何か意図はあったのでしょうか?

監督:森澤は天涯孤独なんですね、父親は19年前に襲撃に巻き込まれて死んでしまって、母親も後を追って自殺してしまう。だから、仇を討って、なんなら仇を道連れに自分も死んでしまってもいいくらいに考えている。それは佑くんにも伝えていました。もう気持ちは「あの世」に行ってしまっている人だ、というような話をしましたね。
実際はそんなにアクションシーンは森澤は多くなくて、あんまり活躍してないね、というような意見もあったのですが(笑)

柄本さん:そうなんですか!?聞いてないですよ!笑

監督:(笑)ただ、その代わり、スクリーンの裏から仇や仲間たちの死に様をずっと見ている。"あっち側"にもう行ってしまっている人だというのを表現したのですが、そういう意味ではちょっと悲しい役でもあった。佑くんにしかできない役だと思っていました。

柄本さん:どこから撮っているかわからないし、いろいろな角度で映り込む可能性があるので、結構頻繁に血のりを足したり、メイクを直したりしながら死体役をこなしていた記憶があります。スクリーン裏で、近くで死んでいる人間役の方たちと「大変ですねー」とか言い合ってました(笑)

■ハエはどういう意図だったのでしょうか?

監督:そうですね、ハエが森澤の血や肉を貪って、"森澤"として、残っている仲間に味方して明神を襲うんですね。そして、森澤が乗り移ったハエだから、助けると言っても、みんなを死のほうへ、あの世のほうへ連れて行く助けをする、そんな考えでした。

柄本さん:台本にも、「森澤がのり移ったハエが明神を襲う」としっかり書いてありましたね。

■石井監督の作品は台詞の言い回しや長台詞だったり独特だと思うのですが、難しいなどはあるのでしょうか?

柄本さん:監督のは台詞は独特だけど、わからない、理解できない、ということではないから、そのままやっています。実際に台詞を言っている中で「石井隆の台詞だ」と思うと嬉しいですし(笑)

■エンドロールの名前で柄本さんと根津さんだけ画と合うのがすごく印象的でしたが...

監督:あれ?そうでしたか?たまたまじゃないですか?(笑)
というのは冗談で、そうですね、あれは編集でばちっと合わせました。そういう形で佑くんや根津さんにはこの作品への出演に対して恩返ししているつもりです。

柄本さん:僕、それ初号で気づいて超うれしかったんですよ!!

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■ご家族も俳優をされているかと思います、家族で演技の話はしたりしますか?

柄本さん:自分がやってる仕事の話は全然しないですね。。。弟とは二人芝居もやっているけど、そのときもお互いがお互いの芝居に何か言うことはないですね。お互いが観た映画や芝居の話はしますけど。
今回、親父からは"漢字"で「五人みた、面白い」というメールがきましたね(笑)
姉は京都で観たらしく、観終わって映画館を出たそのままの流れで電話をくれました。

■万代(佐藤浩市)は最後、なぜ娘の麻美(土屋アンナ)ではなく、氷頭さんの手をとって助けたのか、というのが気になったのですが。万代にとって家族はどんな存在だったとお考えでしょうか?

監督:実は、麻美にごめんねとか言ってるカットも撮ったんですが、使わなかったんですね。
氷頭に関しては、自分が巻き込んでしまったという想いが万代の中にあるんですね、だから、男ならこっちに加勢するだろう、という気持ちがありました。
全部万代が始めたことだから、最後までバーズに亡霊でいる、という設定でした。

柄本さん:現場で浩市さんと話されてましたよね?

監督:うん、そうだね、話し合って、口の中でもごもごと「ごめんね」と言ってみましょうか、とかは話しましたね。
余談ですが、浩市くんは「髪染めたほうがいいんじゃない?」と提案してくれたんですが、僕が、そのままでいいと断って白髪で出てもらったんです。でも後からよく考えたら、亡霊って歳とるのかなと...笑

■最後に。。。

柄本さん:自分が出た作品は自分ばっかり追いかけちゃってちゃんと観れないことが多いんだけど、GONINは、初号で冷静に観れてない中でもなんかすごいもの観たなという思いだけはすごくあったので、これがひとりでも多くの人に届くといいなと、思っています。

監督:こういうイベントで何度も観てくださっている人にお会いして、その都度新しい発見があります、とか言われると、一回でわかる作品を撮れないなんて監督としてダメだなーと思ったりもしてしまったんですが(笑)
前作から20年ぶんの思いを背負っている登場人物ばっかりだったから、盛り込めない情報がものすごく多くてこうなってしまいました。
もともと、録った映像をつないだら4時間くらいあったので、もしそのロングバージョンがDVD化のときにでも出すことができれば、僕の作りたかったものがわかってもらえるのではないかなと思っています。

  • 2015.10.29

GONIN サーガ 東出昌大さん&石井隆監督
トークイベントレポート

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10/24(土)『GONINサーガ』主演を務めた東出昌大さんを迎えて、第二弾のトークイベントを実施致しました。
本編を客席で鑑賞してから登壇した石井監督は、「いい音でした。音響がいい。自分が思ったとおりに音が再現されるというのは本当にうれしい。こんなの初めてですね」と終始ごきげんなご様子。
久々にGONINでの挨拶に立った東出さんは、「小説やコミックの原作を映画化する作品が多い中で、オリジナル脚本の強さというのをこの作品で改めて感じた気がしています。そんな作品に携われたことは本当に嬉しいですし、一人でもたくさんの人に観ていただきたい作品です。」と本作への熱い想いを語り、観終わったばかりの観客からは大きな拍手が沸き起こりました。
客席からの質疑応答では、前回同様に鋭い意見やコアな質問が監督に飛び、思わず東出さんまでもが「いい質問ですね!僕も気になっていたんです!」と興奮するほど。
遅い時間からの実施でしたが、終始熱気に溢れたトークイベントとなりました。

登壇者:東出昌大、石井隆(監督)、二宮直彦(プロデューサー/KADOKAWA)
司会:大崎紀昌(宣伝プロデューサー/ポニーキャニオン)

■バンクーバー映画祭以来のGONINでの登壇ですが、映画祭はいかがでしたか?

東出さん:国際的に評価される作品に出れたことの喜びがやはり一番大きかったですね。海外のお客さんも純粋に映画を観てくれていて、本当にいろんな楽しみ方をしてくれていたなと、映画というのは観る人によっていろいろな感じ方を許してくれる懐の深いエンタテイメントだなと改めて思いました。

監督:実は今でもバンクーバーで取材してくれた記者の人たちと連絡をとっているんです。取材では「"サーガ"ということは、(今年新シリーズが公開になる)『スター・ウォーズ』を意識したのか」とか聞かれて本当に困りましたが(笑)、いい経験になりました。

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観客のみなさんからの質疑応答

■母親の呼び方について、「母さん」「お母ちゃん」「お袋」などいろいろと変わっていたのが印象的だったのですが、演じられてみてどうでしたか?

東出さん:他の現場だと、例えば台本の中で場所によって呼び方が違うと、逆にひとつの呼び方に統一するような指示が入るので、それもあったので撮影前に監督に確認したんです。そうしたら、監督は本のとおりにやって、とおっしゃった。感情によって母親の呼び方が変わっていくのは、本(台本)をちゃんと読んだらわかるから、と。
そこではっと、これにはきちんと全部監督の考えがあるんだなと腑に落ちましたね。

監督:言葉というのは、気持ちの流れがないと出てこないと思っているんです。だからこういうシーンだとこういう言葉が自然に出てくるんじゃないかな、と思って書いています。


■あの伝説の『GONIN』の続編に出るというのは、役者にとって本当に誇りだったとキャストの皆さんがおっしゃっていましたが、具体的に観た方々から連絡はあるのでしょうか?

東出さん:同年代の役者仲間からは「観たよ!」という連絡はたくさんもらいましたね。
みんな映画が好きで、このGONIN を通ってきている役者さんが多いので、みんなすごい熱を持って観に行ってくれていて本当にうれしかったです。

二宮P:役者だけじゃなくて、若い監督陣からも熱い声はたくさん聞きますね。

■復讐に走る役ということで暗くて重いシーンも多かったと思いますが、思い出に残っているシーンはありますか?

東出さん:前半はどうしても自分に嘘をついて、母親にも嘘をついて、という役だったので、演じていてももやもやしていたのですが、お母さんを亡くしてからのシーンでやっと背骨が通ったというか、自分の考える方向に自分の足で動き出したので、演じる僕もふっと軽くなった部分はありましたね。それもあって、ラストの襲撃シーンは体力的にも気持ち的にも強烈に思い出に残っています。

■登場人物それぞれが置かれた環境が違うので、いろんな人の目線で見られる作品だと感じたのですが、想い入れのある役はありますか?

監督:今日は東出くんの役(勇人役)だって言うしかないよね(笑)

■クランクアップしたときの気持ちは?(質問したのは最終日の撮影にエキストラで参加していた女性でした)

東出さん:ご参加してくださったということでおわかりかと思いますが、何日もぶっ続けで撮影していて本当にもう激流に飲み込まれたというか、すごい精神状態で撮影していたので、終わったときはただただ放心したというか、ものすごく過酷なお祭りが終わった、みたいな気持でしたね。僕だけじゃなくて、役者もスタッフもみんなそんな顔をしていました。

■土屋さんが演じた麻美が、「ま、いっか」と言うシーンが2回ありましたが、そこにはどんな意味があるのでしょうか?

監督:あれは彼女なりの諦観ですね。彼女はその境遇から、いろいろなことを諦めざるを得ない状況で過ごしてきた人で、諦めることで自分を保ってきた女性だということがあの台詞にこもっている、そんな感じです。でも実は、最初のほうは変わらない毎日に対する諦めの「ま、いっか」で、2回目(ラストシーン)のほうは、自分で選んだ道が自分も死ぬ運命になるんですが、それに対する「ま、いっか」なので、ちょっと意味合いは違うんですよね。

  • 2015.10.24

『GONIN サーガ』トークショー&ティーチイン付き上映第3弾決定!

『GONIN サーガ』トークショー&ティーチイン付き上映もついに3回目となります今回は、ゲストに柄本佑さんを迎え、石井隆監督とともに、ファンの方々の作品に対する疑問質問にお答えします。
(※ご質問事項は、おひとりにつき、1問とさせていただきます。)

詳細はこちらをご覧下さい。

作品への質問ができるのはこれが最後!?の機会となるかもしれない31日(土)のスペシャル上映。
来週も劇場でお待ちしております!

<概要>
日程:10/31(土)

時間:時間:19:30上映回終了後より開始予定

会場:角川シネマ新宿 シネマ2

登壇者:柄本 佑 石井 隆監督 二宮直彦プロデューサー
※登壇者は追加、変更の可能性がございます。

チケット販売方法:劇場システムにて販売
↓↓
http://www.kadokawa-cinema.jp/shinjuku/news/707.html

  • 2015.10.21

GONIN サーガ 激アツトークイベントレポート!

10/17(土)、石井隆監督最新作の『GONIN サーガ』のティーチイン付き特別上映回が実施されました。
石井隆監督のほか、石井作品には欠かせない盟友・竹中直人さん、石井作品初参加ながら鮮烈な印象を残した安藤政信さん、そして、竹中直人さん演じる探偵・明神の相棒を演じた福島リラさんも飛び入り参加。

会場に詰めかけた観客は皆、筋金入りの「GONIN」ファン。『GONIN』はもちろん、『GONIN サーガ』も2回以上観ている人ばかりで、中には監督の作品はすべて初日に観に行っているというツワモノまで!
石井隆監督に直接聞けるチャンスとあり、異常な熱気の中イベントがスタートしました。

まず挨拶に立った石井監督は、「映画のエンドクレジットが出るときに、監督である僕の名前というのは少し静止します。それは、その作品を背負ったという覚悟の表れだと昔、故・相米慎二監督から教わりました。だから僕もそうしてきた。今回こういう場に立って、改めてその責任というものを感じています。」と、観客の気迫に満ちた会場を見渡して襟を正しての第一声。そんな石井監督の作品にはほぼ出演し、監督のデビュー作からほぼすべての作品に出演し、盟友とも言える竹中さんが「監督の作品に出られることが幸せ」と言えば、安藤さんも「いつか石井監督の作品に出たいとずっと思っていた。本当に監督のことが大好き」と監督への愛を吐露。福島さんも「役者経験はまだ浅いけれど、とても思い入れのある作品になった」と語り、唯一無二の石井隆の世界が役者陣をも魅了していることに客席も大きな拍手を送っていました。

石井監督フリークが集まった回だけあって、観客からの質疑応答では、ファンならではのコアな質問が続々。過去のGONINとの共通点や類似点についての質問から、音や演出についての深い質問も飛び出し、熱心にメモを取る人も見受けられるなど、熱いイベントとなりました。

司会:二宮直彦プロデューサー(KADOKAWA)

■公開から1か月近く経ちますが、まわりからの反響などはありますか?

竹中さん:加藤雅也さんから、まさに今日観たよと連絡をもらいました。久しぶりにこういうアクション映画を観たよ!と言ってもらって、本当に嬉しかったですね。

安藤さん:僕も、次に撮る作品の関係者でGONINの大ファンのスタッフがいて。そんなふうに言ってもらうと、「石井作品に出たんだぞ!」と、本当に自慢だし、誇らしい気持ちになりますね。


■先日行われたバンクーバー国際映画祭にも正式招待されました。
監督は実際に現地にも行かれて、ティーチインにもご登壇されましたが、現地の方の反応はいかがでしたか?

監督:そうですね...映画の見方が違うというか、とてもおもしろい経験でした。
日本人なら、この場面ではこんなふうに受け取るだろうなと思って撮ったシーンでも大きな笑いが起こったり、拍手が出たり...
竹中さんや根津さんの懇親のシーンが、「ゾンビみたいだ」と言ってウケていたのには本当にびっくりして、そのあと登壇したときには挨拶に困りました(笑)
自分としては、この作品は壮大なオペラを1作、作り上げるような気持ちで「突っ走るしかない」というくらいの気持ちで臨んでいたので、ここまで捉え方が変わるのかと、感性の違いに驚きましたね。。。まぁ楽しんでいただけたのならよかったのかなと。

客席の方からの質問へ...


■クライマックスのバーズでのシーンは誠司(安藤さん)がしぶとく生き残っていますが、最初からそのような台本だったのですか?

監督:前作でもクライマックスの重要なパーツとして防弾チョッキが出てくるので、それをなぞるような形で今回も印象的に使いたかったんです。前作から引き続き登場する氷頭(根津甚八)が、その防弾チョッキを見て、誠司を仇の大越だと勘違いする、それを意図していました。
前作も実は主役の万代(佐藤浩市)は結構早くに死んでいて、もっくん(本木雅弘・三屋役)が最後まで生き残ったんですよね。だから今回も、主役の東出くん(久松勇人役)よりも、(誠司役の)安藤さんや(麻美役の)土屋さんのほうがしぶとく生き残る、というように、同じ流れにしています。


■『GONIN』も『GONINサーガ』も竹中さんの演技が印象的でした。演じるにあたって、監督からの注文で難しいものはありますか?

竹中さん:監督から言われることで難しいことはそんなにないですね...肉体的に、これ、できるのか?と思うことはあるけど。実際『ヌードの夜』のときにはものすごく寒い日で、ダイビングしなきゃいけなかったのが大変だった思い出はありますが、監督のことが大好きだから、そこは信頼していて、いつも楽しくやらせてもらっています。

安藤さん:何か不安に思ったり、これはどうしたらいいんだろうと思ったら、すぐ監督に電話したりメールして相談してました。それが何時でも、監督はちゃんとセッションしてくれましたね。ひとつ、ラストのスプリンクラーから水が出るシーンの長回しの撮影が、水の量が本当にすごくて(笑)。僕はうつぶせだったからよかったけど、上向きで死んでた人たちは大変だったんじゃないかなって(一同爆笑)
でも監督への愛のほうが強くて(笑)、みんなつらいとかは全くなかったです。

福島さん:本編ではカットされてしまったんですが、私が殺されて、その死体を明神(竹中さん)が発見するシーンで、「余市、起きろ!」と、竹中さんにものすごい勢いで往復ビンタされたんですよね(笑)。でも死体だから反応しちゃいけないし...監督、早くカットかけて!と思ってました(笑)
竹中さん:監督がカットかけないから、まだ何かほしいのかな、続けたほうがいいかなと思って、いろいろやっちゃったんだよね(笑)


■今回の物語はどういう経緯で思いついたのでしょうか?

監督:『GONIN』を撮影していたとき、当時の助監督さんが、クライマックスの場面を撮っているときに、突然カメラを止めてしまって、「こんなに死体がたくさん...」と言って固まってしまったことがあったんです。その時に、僕はバイオレンスをたくさん撮っているから何も感じなかったけど、これがもしかして普通の感情なのかなと、感覚が鈍くなってたかなと思ったんです。そのとき初めて、そうか、殺された側にも家族がいるよな、と。
こっち(監督・撮影スタッフ側)ではなくて、あっち(演者側)に初めて気持ちが向いたんですよね。それでこのストーリーを思いつきました。


■エンディングの東京の街が、『GONIN』と『GONINサーガ』では逆回しですが、その意図を教えていただけますか?

監督:これは内緒です。


■明神(竹中さん)の登場シーンで、カタカタと印象的な音が鳴りました。前作でも使用されていたと思いますが、どんな意図だったのでしょうか?

監督:『GONIN』ではヒットマンの京谷の登場シーンで、カスタネットを鳴らしました。僕はそれを"殺しのカスタネット"と呼んでいたんですけど、荻原の家に殺しに行くシーンから音を鳴らしたので、今回は同じ竹中さんの明神のシーンで使わせてもらいました。


■監督の作品はいつも男女の話が多く、家族は描かない主義なのかと思っていたのですが、今回初めて家族が軸にある話だったなと感じたのですが...

監督:僕はずっと、男と女がどうして出会って、惹かれていくのかとかそういうものに興味があって、わからないなと思っていろいろ撮ってみてたんだけど、結局よくわからなくて。気付いたらそういう作品を撮り続けて時間が経ってしまったんですね。
昔は家族もののドラマが多かったから、男と女ってなんだ?と、誰もドラマなんかで描かないから、男女についての話を知りたかった、というのがあったんですね。


■竹中さんは前作とは別の役柄で続けての出演ですが、荻原と明神、どちらが思い入れがありますか?

竹中さん:僕は寂しがりやだから、隣にコンビで誰かいるほうがいいんですよね。それで今回、僕から監督に相棒をつけてほしいとお願いして。共演して(※大河ドラマ「軍師官兵衛」)すごくいいなと思っていたリラちゃんを推薦したんです。大好きな女優さんがそばにいるというのは俳優にとってはすごく大事なことなんですよね。

  • 2015.10.17

『GONIN サーガ』石井 隆監督&東出昌大 トークショー&ティーチイン付き上映決定!

前回ご好評を頂いた『GONIN サーガ』ティーチイン付き上映ですが今回は主演の東出昌大さんと石井隆監督の登壇が決定いたしました!
ファンの皆さまの作品に対する疑問質問に答えるスペシャル上映会を実施いたします!

日程:10/24(土)
時間:19:30の回終了後 21:50頃〜ティーチイン開始予定
※同日17:00~の回はティーチイン付上映ではございません。また、ゲスト登壇もございません。
 チケットご購入の際はお間違い無きよう、くれぐれもご注意下さい。

会場:角川シネマ新宿 シネマ1
登壇者:東出昌大 石井隆監督 二宮直彦プロデューサー

※登壇者は追加、変更の可能性がございます。

詳しくはこちらから

  • 2015.10.13

『GONIN サーガ』石井 隆監督ティーチイン付き上映決定!

10/10(土)より角川シネマ新宿にて上映を開始した『GONIN サーガ』。
ファンの皆さまの作品に対する疑問質問に監督・石井隆が回答するスペシャル上映会を実施します!

詳細はこちらをご覧下さい。

【『GONIN サーガ』石井 隆監督ティーチイン付き上映】
日程:10/17(土)
時間:19:00~上映回終了後、ティーチイン開始予定
※同日20:50~の回はティーチイン付上映ではございません。お間違え無きよう、ご注意下さい。
会場:角川シネマ新宿 シネマ2
登壇者:石井 隆監督 二宮直彦プロデューサー
<追加決定>竹中直人さん 安藤政信さん
※ゲスト登壇者は予告無く変更、または追加になる可能性がございます。予めご了承下さいますようお願い致します。
チケット購入こちらから

  • 2015.10. 7

10/10(土)より、角川シネマ新宿にて『GONINサーガ』上映開始!

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今週末10/10(土)より、角川シネマ新宿にて『GONINサーガ』が封切られます。
スケジュールなど詳しくはこちらから

  • 2015.10. 2

東出昌大、海外映画祭初参加!
バンクーバー国際映画祭 舞台挨拶イベントレポート

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『GONIN サーガ』が9月24日から行われている北米最大の映画祭のひとつ、「バンクーバー国際映画祭」で上映されました。
石井隆の前作『GONIN』が95年に、『GONIN 2』が96年にそれぞれ本映画祭にて上映されており、今回映画祭からの熱烈なオファーを受けて実現。石井隆監督も本作を引っ提げ映画祭へ初参加、そして本作の主演である東出昌大の、自身初となる海外映画祭への渡航も決定し、揃って舞台挨拶に登壇!大盛り上がりとなりました。

プログラマーのトニー・レインズ氏からは 「この凶暴な新作『GONIN SAGA』に驚きながら、石井隆について二つのことが明らかだ。一つ目は、この20年間の社会的経済的な変化の中でも彼が最先端であり続け、数少ない監督にのみ可能なことだが、今について正確につかんでいるということだ。二つ目は、日本ネオ・ノワールの、比類なきマスターであるということだ。」という惜しみない賛辞の言葉が寄せられ、『GONIN』が世界に与えた衝撃、そしてその続編となる本作への熱い支持が伺えます。

【映画祭出品にあたってのコメント】

石井隆監督 コメント
96年にモントリオールFANTASIA映画祭で石井隆特集"があり、『GONIN』『GONIN2』が招待上映された。その帰路、僕はトロント、バンクーバーとナイアガラを訪れた。バンクーバーは、ハードボイルド映画そのままの倉庫が並ぶ波止場にスタンドバーがある港街で、街中でカーチェイスが出来る映画コミッションのある街だから、監督にぴったしですよ、と言われたからだ。さらにその足でナイアガラの滝を訪れて遊覧船で滝の近くまで行って雨を浴び、瀑布の裏にある洞窟の中から轟々たる水膜を震える思いで見るショットを妄想しながら、僕の頭の中では東京、香港、バンクーバー、ナイアガラを繋ぐ新しい『GONIN』の構想が湧き上がり、帰国後にすぐに長いプロットを書いた。しかし、そのプロットはシナリオに昇華しないまま誰の目にも触れずに埋もれたが、あれから20年近く、再び『GONINサーガ』がバンクーバー映画祭で招待上映されると聞き、僕は眩暈とため息が漏れた。

バンクーバー映画祭での『GONINサーガ』上映会に寄せて:石井隆

東出昌大 コメント
多くの邦画ファンからカルト的な人気を集めている石井隆監督の激流のような撮影現場に参加させていただいた事は、私にとって栄誉であり、かけがえのない財産になりました。
その作品で、自身初の国際映画祭に参加できることは呆然とするような、急に叫び出したくなるような言葉にできない思いでいっぱいです。
撮影現場で苦楽をともにした、キャスト、スタッフ皆様の思いと日本人であることの誇りを背負って、胸を張って登壇出来ればと思います。

東出昌大

【バンクーバー国際映画祭 舞台挨拶 概要】
■登壇日時:(現地時間)9月30日(水) 14:40頃~
■場所:カナダ バンクーバー International Village
■参加者:東出昌大、石井隆監督 ※敬称略

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東出昌大、主演作『GONIN サーガ』を引っ提げ海外映画祭初参戦!司会者のムチャぶり「英語話せるんですよね?」に苦笑いも、想いのこもった英語のスピーチで観客を魅了!

1995年に公開され、「日本のフィルム・ノワールの最高峰」「バイオレンスアクションの傑作」として国内のみならず海外からの評価も未だに高い映画『GONIN』。その続編であり、9月26日(土)より全国公開された映画『GONIN サーガ』が9月24日から行われている北米最大の映画祭のひとつ、「バンクーバー国際映画祭」で上映、主演の東出昌大と、監督を務めた石井隆が舞台挨拶に登壇しました。

会場となったINTERNATIONAL VILLAGE THEATREには400人の観客が押し寄せ、海外ジャーナリストやカナダ人、カナダ在住の日本人など多くの観客で満員御礼。自身初となる海外映画祭への出席を果たした東出昌大が上映終了後の劇場に登場すると、会場は大きな歓声に包まれました。

バンクーバー在住の日本人も多く詰めかけた会場を見て、「不慣れな英語を話さなくてもいいんじゃないか、と思った(笑)」と言いながらも「たくさんの国の方がいらっしゃる会場で、日本語だけでは不公平だから」と東出らしい気遣いを見せ、この日のために用意し練習してきたという丁寧な英語のスピーチを披露。その姿に、会場のファンから温かい拍手が贈られました。

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拍手と歓声はそのまま熱い質問が飛び交うQ&Aに移り、早くも続編に関する質問が飛ぶなど、『GONIN』そして石井隆監督の、日本のみならず海外での高い人気を伺わせる舞台挨拶となりました。

さらに、劇場の外に設置されたレッドカーペットには劇場に入れなかったファンおよそ100人が詰めかけ、東出が登場すると会場は一気にヒートアップ。現地媒体のインタビュー取材に応じたあとは、もみくちゃになりながらも多くのサインや握手に応じるなどファンサービスを行い、映画祭ならではの観客との距離を存分に堪能していました。

初の海外映画祭参加となった東出は、一泊‎三日というスケジュールでの参加で「もう少しいたかった!」と本音を漏らす一幕も。また、観客の反応に大いに刺激を受けたようで、「観ているものは同じなのに、ここで笑うのか、とか、こんな見方もあったのか!と思うほど新鮮だった」と述懐。「映画はこんなふうに楽しんでいいものなんだと改めて思った」と言い、「映画に携わる人間として、これからも海外の人にも自信を持って贈りだせる作品を作っていかなければならないと思った」と、気持ちを新たにしていました。

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●東出昌大英語スピーチ文言
Hi. I'm Masahiro Higashide, the main actor of GONIN Saga.
I hope you enjoyed the film. This is my first time to attend an international film festival.
I am very excited to be here today and it is an honor to have been invited.
Thank you very much.

GONINサーガで主演をつとめました東出昌大です。
皆様、映画はお楽しみいただけたでしょうか?
初めての海外映画祭参加で非常に興奮しています。
ご招待いただき光栄に思っています。ありがとうございました。

以上

  • 2015.9.26

超豪華キャストが結集!根津甚八のサプライズメッセージに東出昌大、感極まる!!
初日舞台挨拶イベントレポート

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公開を祝して初日に実施した舞台挨拶には豪華キャストが再集結!

前作で命を落とした大越組若頭・久松の息子・勇人を演じる主演の東出昌大をはじめ、同じく前作で命を落とした組長・大越の息子、大輔役の桐谷健太、五誠会二代目に囲われる元アイドル・麻美の土屋アンナ、19年前の事件の真相を追う森澤を演じる柄本佑、五誠会三代目・誠司役の安藤政信とメインキャスト5人がが集まりました。更には前作『GONIN』の出演者で本作ではヒットマン・明神を演じた竹中直人に加え、明神の相棒として独特の世界観を身に纏う余市を演じた福島リラ。

19年の時を経て新たな伝説を世に送り出す石井隆監督も登壇し、撮影時期のエピソードや初日を迎えた感想などを熱く語っていただきました。

また前作と同様、氷頭役で一度限りの俳優復帰を果たした根津甚八からサプライズで直筆の手紙が到着しました!
引退宣言から5年、本作のために一度きりの復帰を果たした根津から届いたラストメッセージにキャスト陣、監督はもちろん、会場全体が大きな感動に包まれ、襷を受け継いだ東出昌大は感極まり、目頭を熱くしました。

<『GONIN サーガ』初日舞台挨拶イベントレポート>
□日程:9月26日(土)
□場所:TOHOシネマズ新宿 SCREEN9
□登壇者(敬称略):東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信、福島リラ、竹中直人、石井隆監督

舞台挨拶内容

MC:本日は映画『GONIN サーガ』、公開初日にお越しくださいまして誠にありがとうございます。これより、監督・キャストによる初日舞台挨拶を行わせていただきます。キャスト・監督どうぞ壇上にお上がり下さい!

先日ニュースにもなっていましたが『GONIN サーガ』がバンクーバー国際映画祭の正式招待作品に選出されたということおめでとうございます!(会場拍手)

それではお話を伺っていきたいと思います。
昨年の6月にクランクインして約1年とちょっと、この初日に向けてキャストの皆さんはたくさんの取材やイベントを行ってきたわけですが、遂に初日を迎えてのお気持ちを改めてお伺いできればと思います。

東出昌大:初日にお越しいただきありがとうございます。作品はいかがでしたか?
―会場拍手―
撮影がはじまってから一年三カ月ほど、ようやく初日を迎えられて嬉しいです。石井監督の作品に参加できたことはとても嬉しいですし、俳優仲間からも羨ましがられます。石井監督の作品に参加できて光栄で万感の思いです。

桐谷健太:初日にお越しいただきありがとうございます。皆さんの元に届いてようやくクランクアップだなと感じています。皆さんご覧いただきそれぞれの想いがあると思いますので、SNSや口コミで広げていってください。
石井隆監督の作品、大好きな『GONIN』の続編に参加できたこと、そして今日皆さんの前に立てていることがとても嬉しいです。激流・濁流のような撮影は自分の役柄ともリンクしていました。初日を迎えてみると夢から醒めたような感じがします。出演させていただきありがとうございました。

土屋アンナ:今日はお越しいただきありがとうございます。
石井隆監督の世界観はとてもかっこよくて、リスペクトしています。口コミ!よろしくお願いします。
石井監督の描く、暗くて、儚くて、そして美しい作品に参加でき、楽しくやらせてもらったことは自分にとってとても刺激になりました。呼んでいただき嬉しかったです。

柄本佑:初日にお越しいただきありがとうございます。純粋に色々な方に観ていただきたく、親類縁者に広げるのはもちろんのこと、電車の中でいきなり『GONIN サーガ』とつぶやくなどして、広めてもらえればと思います。
監督とのお仕事は二度目ですが、初めのお仕事をご一緒する前に『GONIN サーガ』のオファーもいただいていたので、続けて参加させていただけたことはとても嬉しかったですし、(初めのお仕事が)評価いただけたのかなと思うと少し安心しました。

安藤政信:去年の撮影から長かったですが、初日になりやっとクランクアップを迎えたという晴れやかな気持ちです。石井監督にこの映画に誘っていただきありがとうございます!ということだけが言いたいです。
石井監督の作品は色々と観させていただいていますが、「雨」「水」「光」といったような、自分も好きなキーワードににこだわられていて、感性が似ているなと思っていました(笑)。いつかご一緒したいと思っていたのですが、俳優が勝手に出るわけにもいかないので、今回オファーをいただきとても嬉しかったです。

福島リラ:今日は初日にお越しいただきありがとうございます。皆さんと一緒になってしまいますが、色々な方法で口コミを広げていただければと思いますのでよろしくお願いします!
皆さんよりも撮影は短かったですが、石井組に参加できてとても嬉しかったです。『GONIN』のテーマ曲が流れる中、舞台上に出てきたときにすごいことだなと実感しました。

竹中直人:すごくきれいな劇場で、こんなに多くの人に石井隆監督の作品を観ていただけるなんて、びっくりしちゃって!嬉しくて嬉しくてたまりません!って感じです!!
石井監督のデビュー作に主演してからかれこれ25年くらいのお付き合いでしょうか。当時から、すぐいじけちゃう可愛いおじちゃんという感じて愛すべきキャラクターなんです。石井監督本当におめでとうございます。

石井隆監督:今日はご覧いただきましてありがとうございます。疲れたんじゃないかな?前作から約20年、紆余曲折ありましたが今日やっと公開を迎えられて夢のようです。

MC:ありがとうございます。
実はここからはキャストの皆さまにもお話ししていないサプライズなのですが、今回初日を迎えるにあたり、ある方からお手紙を頂きました。

実は、本作で11年ぶりに一度限りのスクリーン復帰を果たした、根津甚八さんより、何と本日は公開初日ということで、監督・キャストの皆様宛にお手紙を頂いているんです!!

本当に突然ですが、本日は東出さんにそのお手紙を代読していただければと思います。

※以下手紙全文

根津甚八です。

GONINサーガの上演初日に列席が叶わないことをまずお詫びいたします。

演じることは自分にとって生きることそのものでした。
それができなくなり、引退は諦めでもありました。

諦めていた自分に、再び演じることの楽しさを味あわせてくれた
監督に心からのお礼を申し上げます。

また、襷を受け取ったと言ってくれた東出くん。

その言葉で、演じたいのに演じることのできない無念を断ち切ることが出来ました。

東出くんだけではなく、若い俳優たちの姿を見て、
自分の思いを次の世代が背負ってくれる、
自分はできる精一杯をしたんだという気持ちで俳優人生を締めくくることができました。

こうして初日にいらしてくださった皆様を始め、GONINをそしてGONINサーガを
ご覧くださるすべての観客に、生きていた氷頭を、根津甚八を見届けて下さったことに感謝いたします。

根津甚八


MC:ありがとうございます。
本当にサプライズで読んでいただきましたが、東出さんいかがでしたか?

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東出さん:(言葉をつまらせ)石井監督、根津さんももちろんそうですが、映画って一本つくるのに、役者だけでなく多くのスタッフさんも心血注いで、身を削って創り上げているものです。スクリーンの中で心血注いで演じられている根津さんの姿はとても魅力的で大好きです。役者をやらせていただいていますので、これからも心血を注いで臨んでいきたいと思います。邦画に触れる機会があまりない方にも触れていただき届くといいなと思っています。根津甚八さん本当にありがとうございました。

MC:さて、桐谷さんもインタビューで根津さんとの共演で役者魂を感じたとおっしゃってますが、今のお手紙いかがでしたか?

桐谷:今回ご一緒できて本当に良かったと思います。
役作りのために健康な役者が太ったり痩せたりするのも凄いことだと思いますが、お体を悪くされた中で石井監督の作品ならと出演された根津さんの役者魂は本当に凄いと思いました。お芝居、映画が現実を超える瞬間があるんだと改めて感じさせられましたし、役者をやらせていただいていることへの感謝と引き締まる思いが湧き出て来ました。

MC:竹中さんは前作でも共演されて、本作で根津さんが復帰されるということでまた、特別な想いもあったと思いますがいかがでしたか?

竹中:役者の仕事とは、役作り云々ではなく自分をさらけ出すことだと思うんです。
スクリーンの中に存在する、それだけで根津さんには全然かなわないんです。根津さんと同じ作品に出られたことが嬉しいと同時に、この作品に根津さんが出たことは凄いことだなと思います。尊敬するべき俳優だなと改めて感じました。

MC:最後に石井監督、非常に胸の熱くなるお手紙でしたが、こうして初日を迎えて根津さんからのお言葉を聞いて、如何でしょうか?

石井監督:根津さんにオファーしたのは『GONIN』から10年くらいのころだったと思います。それからすぐ映画化というわけにはいかず、さらに10年近くたってしまいましたが、その間にお体を悪くされていきました。でも公開を迎えてオファーしたことの約束が果たせましたし、根津さんもその約束に応えてくれました。ありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。

MC:どうもありがとうございました。そろそろお時間となってしまいますので最後に東出さん、監督から一言ずついただきたいと思います。

東出:今日は本当にありがとうございます。僕個人の感想になってしまいますが、こんな邦画近年無いと思います。邦画好きであれば石井隆監督は通る道だと思いますが、普段邦画をあまり観ない方にもこれを機に邦画、『GONIN』の世界に触れていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。

石井監督:『GONIN サーガ』に参加してくれた若いスタッフも、役者の皆も『GONINI』のことを知っていてくれて、私は天井を見ているだけみたいな感じでした。皆がわかってくれていて、捨て身の芝居をしてくれたことに感謝しています。映画は皆さんの心に届いて完成だと思っていますが、届いたかなと思いながらその繰り返しで作品を作っていきます。「楽しい」という感情だけでなく「しんどい」とか「暗い」という感想だってエンタテインメントだと思うんです。どうにかして人の心を動かすのがエンタテインメントだと思っていますので、よろしくお願いします。

以上

  • 2015.9.25

「GONIN」に痺れ、「サーガ」に興奮!名だたる映画監督も絶賛!

※五十音順表記

◆大森立嗣(映画監督)
世界には善と悪と映画があって、これはただひたすら映画でした。
この時代に石井隆監督がいて救われました。マッドマックスより面白い!

◆松江哲明(ドキュメンタリー監督)
20年前の到達を石井隆監督自ら破壊し、再構築させた恐るべき続編。この衝撃を『GONIN』に感動していた頃の自分に教えてやりたい。「覚悟しろよ」と。

◆三木孝浩(映画監督)
全身の血が沸き立ち、焦げ付き、鼻孔を突き刺す圧倒的な"匂い"
これぞGONIN!新しい血とのマリアージュも最高です!

◆本木克英(映画監督/「GONIN」プロデューサー) 
雨、夜、ほとばしるアクション!時を経ても一切揺るがない、石井隆監督のノワールな美学がうれしく、魅了されました。


  • 2015.9.24

新宿地下街をGONINがジャック!
全長約15メートルのキャストの顔が並び立つ巨大看板!そして高さ2.1mのGONINの巨大柱まきが新宿地下街をジャック!

いよいよ今週末の公開を記念して、上映劇場のTOHOシネマズ新宿にほど近い東京メトロ丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードにて、巨大広告を掲出中。
全長14.56m、縦2.6mの巨大壁面広告と高さ2.1Mの柱まきのコラボ!

掲出期間は9/21(月)~9/27(日)の一週間限定です!新宿にお立ちよりの際には是非!

  • 2015.9.21

『GONIN サーガ』公開記念!
GYAO!にて前作『GONIN』を無料配信中!

いよいよ今週末9/26(土)に公開を控え、前作『GONIN』リバイバル上映やブルーレイ等も発売されていますが、シルバーウィークで忙しくてなかなか見ることができない!という皆様に朗報です。
本日9/21(月)~2週間限定でGYAO!にて前作『GONIN』の無料視聴を行っています!!
前作を見てから「サーガ」を見るか、「サーガ」を見てから前作を見るか。楽しみ方は人ぞれぞれ!この機会に是非ご覧ください!

パソコンからは、Yahoo!映画ページ右のバナーをクリックすると視聴可能です。
http://movies.yahoo.co.jp/(スマートフォンからは不可)

ダイレクトリンクは以下より
(パソコン)
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00460/v12536/v1000000000000000901/

(スマートフォン)
http://gyao.yahoo.co.jp/p/00460/v12536/

『GONIN』 GYAO!無料放送

期間:9/21(月)~10/4(日)
対応機器:パソコン、スマートフォン

※ご使用のパソコン、スマートフォン環境によりご覧いただけない場合もございます。

  • 2015.9.20

『GONIN サーガ』公開記念
安藤政信×竹中直人×石井隆監督トークショー付き『GONIN』リバイバル上映レポート!!

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9月19日(土)に角川シネマ新宿シネマ1にて『GONIN サーガ』公開記念 安藤政信×竹中直人×石井隆監督トークショー付き『GONIN』リバイバル上映を行いました。

19年の時を経て『GONIN』が大きなスクリーンで鑑賞できる貴重な機会を楽しみにしていた熱心なファンたちで場内は満席。トークショーがはじまると、マル秘裏話が続々と飛び出し大盛り上がりとなりました。

司会に呼び込まれ安藤政信、竹中直人、石井隆監督が登壇すると会場のボルテージはさらに上昇!
完成報告記者会見、プレミア試写会とかしこまった壇上での挨拶が続いたなか、アットホームな劇場でのトークショーに登壇者の口も滑らかになります。

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口火を切ったのは、安藤政信「昔から石井監督も竹中直人さんも大好きだったんです。竹中さんが本当に好きすぎて一緒にいるだけで笑っちゃった」と告白すると竹中から「皆がにらみを利かせてるシーンでも政信ずっと笑ってるんだよ!」と現場で困ったことを告白。石井監督も「ずっと笑ってたのに良く撮れたよな」と回顧。

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また今回上映される『GONIN』の撮影時にキャスティングを竹中直人さんに頼っていたことを監督が明かすと、竹中さんは「それにしても、『GONIN サーガ』は素晴らしすぎるキャストが揃っているじゃないですか!佑(柄本)なんか小っちゃいころおんぶしたことありますからね!」と19年ぶりの復活に感慨深い様子。石井監督が「竹中さんラジオで悪口言ってたらしいじゃないですか!」と問いつめると、竹中が「いやいやアンナちゃんとローアングルが多いねって話をしたら、石井監督に言われたらなんでもやりますよ!って話をしていたんですよ!素晴らしいことじゃないですか」と弁明。監督は「安藤君も結構脱がせていた」ということを明かすと安藤さんも「結構脱がせますよね!」と同調するも石井監督の作品であれば何でも要求には応えると男前な返答で会場を沸かせました。

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会場からQ&Aで安藤さんに若さの秘訣に質問が及ぶと「普通の社会生活を送っていると難しいかもしれませんが、自分のやりたいことをやるということでしょうか。ちょっと周りの人には迷惑をかけてるかもしれませんけど(笑)。」と回答し、場内の笑いを誘っていました。
最後に一言コメントを求められると竹中は「石井監督の作品なら人にどういわれようが、一生ついて行きます!9月26日(土)の『GONIN サーガ』公開もよろしくお願いします!」とコメント。石井監督は「久々にR指定のつかない映画で地方キャンペーンにもさんざん駆り出された、裏方なので得意では無い」と恨み節を込めながらも「表舞台に立つスターをどれだけかっこよく撮れているか、大きなスクリーンで堪能してください。」と締めました。

  • 2015.9.19

雨の中のプレミア試写会舞台挨拶イベントレポート

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公開に先駆け豪華キャストを迎えてプレミア試写会を実施いたしました。
前作で命を落とした大越組若頭・久松の息子である勇人を演じる主演の東出昌大をはじめ、同じく前作で命を落とした組長・大越の息子、大輔役の桐谷健太、五誠会二代目に囲われる元アイドル・麻美の土屋アンナ、19年前の事件の真相を追う森澤を演じる柄本佑、五誠会三代目・誠司役の
安藤政信とメインキャスト5人が集結。

イベントでメインキャスト5人が初めて勢揃いしました。更には美しき女殺し屋・余市の福島リラ、前作に続きメガホンを取った石井隆監督も登壇し、本作への想いを熱く語っていただきました

<『GONIN サーガ』プレミア試写会舞台挨拶>
□日程:9月17日(木)
□場所:日経ホール
□登壇者(敬称略):東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信、
福島リラ、石井隆監督

9月26日(土)の公開がせまり、ますます機運の高まる『GONIN サーガ』。
舞台挨拶が行われる前から熱狂的なファンで場内の熱気は高まります!石井隆ワールドには欠かせない雨が降りしきり、イベントが近づくにつれ徐々に大降りに。プレミア試写の開催を祝うかのような自然の演出に、ファンたちのボルテージは上がる一方でした。

舞台挨拶がはじまりゲストが壇上に呼びこまれると、キャストファンの黄色い声援と、監督ファンの野太い声が入り混じり大盛り上がりの舞台挨拶となりました。

舞台挨拶内容

MC:『GONIN サーガ』はバイオレンスアクションの傑作として名高い「GONIN」の続編で、長きに渡る沈黙を破り新たなサーガ(伝説)の幕がついに上がります。

本作のメガホンをとるのは前作『GONIN』を始め『死んでもいい』、『ヌードの夜』など、独自の世界観で国内のみならず海外でも多くの映画ファンを惹きつける鬼才・石井隆。
主演を務めるのは東出昌大。共演には桐谷健太、土屋アンナ、柄本 佑、安藤政信、そして福島リラ、竹中直人といった、前作に劣らぬ豪華実力派のキャストが集い、『GONIN』に対する各々の熱い想いとともに、物語を盛り上げます。

まずは本作の予告編をご覧ください。

※予告編上映後、スクリーンが落ちて登場する演出。

MC:それではご紹介致しましょう!
東出昌大さん、桐谷健太さん、土屋アンナさん、柄本佑さん、安藤政信さん、福島リラさん、石井隆監督です!ご挨拶と映画の見どころから伺っていきたいと思います。

MC:前作で鶴見辰吾さんが演じられた大越組・若頭、久松茂の息子、久松勇人役の東出昌大さん、お願いします。

東出昌大:こんばんは、東出昌大です。今作は19年ぶりの『GONIN』で、待ちわびたファンの方はより楽しんでいただけると思いますが、
前作をご覧になっていなくても楽しめると思います。先入観なく新たな伝説をご覧いただければと思いますので、よろしくお願いします。

MC:ありがとうございます。
続きまして、前作で永島敏行さんが演じられた大越組・組長、大越康生の息子、大越大輔役の桐谷 健太さんお願いします。。

桐谷健太:桐谷健太です。エンドロールを観終わったとき爽快ともカッコいいとも違う形容できないような感情が湧き上がってきました。皆さんも同じような気分になっていただけると嬉しいです。楽しんでご覧ください。

MC:続きまして、五誠会に囲われる元アイドルで歌手、菊地麻美役の土屋 アンナさん、お願いします。

土屋アンナ:どうも土屋アンナです!雨の中来てくれてありがとうございます。女性からみても『GONIN』の空気感、暗さ、美しさに感動しました。前作ともまた違ったスピード感のある作品に仕上がっているから、本音で言うと......久々に面白い!映画っていいなって思いましたよ。

MC:19年前の「GONIN」事件を追うルポライター・森澤慶一役の柄本佑さん、お願いします。

柄本佑:柄本佑です。今日ものすごい雨ですよね。石井監督の作品と言ったらやはり"雨"なので、監督が降らせてるんじゃないかと思うくらいです。男、女の色気を感じながらご覧いただければと思います。

MC:前作で室田日出男さんが演じられた式根の孫にあたる五誠会の三代目、式根誠司役の安藤政信さんお願いします。

安藤政信:安藤政信です。石井監督の映画は雨が印象的で......言おうと思ってたこと佑に言われちゃいました、同じです。石井監督の作品に出演したいと思ったので、念願かなって出演んできて最高です。

MC:凄腕ヒットマンの明神に付き従う美しき女殺し屋:余市役の福島リラさん、お願いします。

福島リラ:福島リラです。雨の中お越しいただきありがとうございます。皆さんよりは撮影の期間が短かったですが、竹中直人さん演じる明神と私のミステリアスな関係、そしてここに立っている"GONIN"の物語を楽しんでいただければと思います。

MC:ありがとうございます。
最後に、本作の脚本・監督を務めました石井 隆監督お願いします。

石井隆監督:監督・脚本の石井隆です。今日はお越しいただきありがとうございます。ホールに入って来てやっと雨から逃れたなと思ってもこれからスクリーンで雨が続きます(笑)。私は役者の皆さんの捨て身のお芝居に拍手を送っていただけですので、その姿を堪能してください。

MC:ありがとうございます。このイベントで初めて、映画のGONINが勢ぞろいとなりました!

桐谷:あれ、この前もそろってなかった?

柄本:この前参加できなかったんですよ。事務所で撮ったビデオレターで参加させてもらいました。

桐谷:そやった!

MC:さっそくお話を聞いていきたいと思いますが、まずは東出さん、桐谷さんにお伺いです。演じられた勇人と大輔は立場は違えど、幼いころからの親友ということで、二人の【友情・信頼】を軸に物語が進みますが、実際撮影現場でのお二人はどのような距離感で演技されていたのですか?

東出:お芝居の時は、撮影に入る前からジュニア、勇人(はやと)って呼び合ってたんですよ。だから撮影初日から幼馴染の空気がでていると思います。良いお兄ちゃんって感じでした。

桐谷:クランクインから怒涛の日々だったので勇人!ジュニア!!の関係のまま来たんですけど、いざ役名で呼ばなくなると東出...さんって逆に違和感があります。

東出:役柄だと何でも話ができるような間柄なので、距離感がわからなくなっちゃいますね。桐谷...君...さん?みたいな。

桐谷:いやー撮影終わっても東出君可愛くてさ、デカいだけじゃないよ!

柄本:誰も東出君がデカいだけなんて思っている人いないでしょ!

MC:ありがとうございます。続いて土屋さん、福島さんにお伺いです。演じられた麻美と余市は劇中でも激しい【激闘・因縁】模様が繰り広げられますが、実はお二人は古くからの縁で10代の頃から交友があるとか?
そんなご友人であるお二人が久しぶりに再会して死闘を繰り広げるというのは、何か縁を感じざるを得ないですが、映画で共演されて見ていかがでしたか?

土屋:そうよ!友達だった。私は突拍子もないモデルだったけどリラはちゃんとしたモデル(笑)。一緒にお仕事するのは10年ぶりくらいかな?

福島:久々に会えてうれしかったけど、いきなり殴り合いのシーン!相変わらずアンナちゃんは元気いっぱいでしたね。

土屋:でもこれだけは言わせて!リラ超怖いから!!

MC:ありがとうございます。色々な縁が感じられますね!
それでは柄本さん、安藤さんにお伺いです。柄本さんは石井監督とは2度目、安藤さんも石井監督の大ファンだったとおっしゃっていますが、ある意味【伝説】と謳われる『GONIN』の続編という現場に参加しての感想や印象的な出来事はございましたでしょうか。

柄本:印象に残っているのは根津甚八さんとの共演です。他の方よりは少し多くご一緒したのですが、根津さんに対して監督が声を荒げて指示しているのを見たとき、凄まじい現場にいるなと感じたのと共に、二人の強い関係性を垣間見ました。伝説的な場面は宝物になると思います。

安藤:そんなに...特別なことは無かったですね。しゃべりが全然できなくてすいません。
出演のオファーをいただいた時、監督がWebサイトをみて僕が南極に居ると思っていたみたいで(笑)。でもちゃんと自宅に台本とか送られてきました。

MC:最後に【石井監督】本作は石井監督ならではの【雨】のシーンがふんだんに盛り込まれ、作品を見たマスコミの方々からも【雨】のシーンの素晴らしさなどが上がっていますが、監督の映画の【雨】に対するこだわりを教えてください

石井監督:急に静かな質問になりましたね。昔から脚本を書いたりするときも雨の音を流してるんです。違う世界というか映画の異界に入っていくようで、ずぶ濡れで芝居をすると役者の地が出てくる。血まみれにするのもそうだし、雨も格好つけた芝居をうばうので、そしたらどうなるかが楽しみなんです。

MC:ありがとうございます。さて本作は先ほどお話しした通り、19年前の伝説的なアクション映画『GONIN』の続編という面がありながら、今回のお話しはその19年前の事件で親を失い、遺された遺児や家族の物語です。登場人物たちはこの19年という時間を様々な思いを抱えて生きてきたわけですが。

ここでキャストの皆様に質問です。
前作から19年後の物語ということで、皆さまは前作が公開していた19年前は何をされてましたでしょうか?そして、19年後の今。このようなお仕事をされていることは想像されてましたか?

東出:19年前は8歳ですかね。小3だと虫取りとかサッカーとかに夢中で、夏休みのプールが楽しみだったと思います。役者を夢見てもいなかったので、今この作品に関われることは想像していなかったです。

桐谷:16か17だと、役者になってやろうという強い思いがありましたね。目立とうと思って、スカートはいたりシースルーの服着て高校行ってました。

柄本:それって俳優になりたくてそんな恰好してたの?

桐谷:とにかく目立ちたかったんです。自分が表紙の雑誌とか誰も聞かないラジオ番組やったりしてましたね。今はスカートはいてませんよ。デビュー前に10代で観た『GONIN』には衝撃を受けたので『GONIN サーガ』に出られてとても嬉しいです!

土屋:12歳のころは部活やってましたね。まだモデルになるとも思っていなかったと思うけど、それから2年くらいしてモデルやるようになりました。リラちゃん曰く、私は「ロッカーになってやる!」って言ってたらしいから、まあ夢は叶えてるんでしょうか。
皆さんのおかげですね。それにしても19年で色々ありましたね!

柄本:9歳か10歳だと、ジャッキー・チェンが好きだったので、将来スタントマンになろうと思っていた時期ですかね。体を鍛えたりせず、ひたすら家でジャッキーを観るっていうアタックの仕方でした。

安藤:ちょうど『キッズ・リターン』の撮影の頃でしょうか。眼帯したたけしさんが『GONIN』の現場のエピソードを話していたのを覚えているので、なんだかんだつながっていますね。

福島:私は高校生くらいかな。モデルのマネージャーかファッション誌のエディター、あわよくばモデルになれないかなと思っていました。19年間の間に色々経験させていただき、今『GONIN』の続編に出演できていると思うとドキドキします!

MC:ありがとうございました!そろそろお時間となってしまいますので、最後に東出さんと監督よりご来場の皆様に向けて一言いただきましょう。

東出:『GONIN』ファンの方にとっては19年間という期間は長かったと思われるかもしれませんが、これから作品に触れる方には新しい物語としても受け入れてもらえると思います。
近年の邦画にあまりない衝撃や感動が味わえると思いますので、このバイオレンス・アクションを楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

石井監督:昨年の6月、30日間ほどの撮影で、雨にうたれ、蜘蛛の巣にまみれ、血みどろで泥だらけになりながら撮影した"カッコいい"彼や彼女たちの姿を是非スクリーンでお楽しみ下さい。

                                                        以上

  • 2015.9.11

9/26(土)『GONIN サーガ』公開初日キャスト登壇舞台挨拶決定!

映画『GONIN サーガ』の公開を記念して、9/26(土)初日にキャスト登壇による舞台挨拶が決定!

チケットの一般発売に先駆け、9/12(土)より、プレリザーブを開始致します。

【劇場:TOHOシネマズ新宿】
   
<1回目>
【時間】舞台挨拶11:40~12:05終了(※ 25分/9:15の回上映後)
【登壇】予定/敬称略
石井隆監督、東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、 安藤政信、福島リラ、竹中直人

■詳細はこちら

<2回目>
【時間】舞台挨拶12:45~13:05終了(※ 25分/12:45の回上映前)
【登壇】予定/敬称略
石井隆監督、東出昌大、桐谷健太、柄本佑、安藤政 信、福島リラ、竹中直人

■詳細はこちら


【劇場:109シネマズ川崎】

【時間】舞台挨拶15:15~15:35 終了(※20分)
【登壇】予定/敬称略
石井隆監督、東出昌大、桐谷健太、柄本佑、安藤 政信、福島リラ、竹中直人

■詳細はこちら


【劇場:TOHOシネマズ川崎】

【時間】舞台挨拶16:00~16:20 終了(※20分/13:35の回上映終了後)
【登壇】予定/敬称略
石井隆監督、東出昌大、桐谷健太、柄本佑、安藤政 信、福島リラ、竹中直人

■詳細はこちら

  • 2015.9. 8

『GONINサーガ』公開記念
『GONIN』『GONIN2』ほか、石井隆監督作品の放送決定!! 更に最新作のメイキング映像をふんだんに盛り込んだ特番も放映!!

『GONINサーガ』の公開を記念して、CS「日本映画専門チャンネル」にて、前作『GONIN』をはじめ、石井隆監督作品の放送が決定致しました!!
更に、最新作『GONINサーガ』本編映像や撮影中のメイキング映像が盛り込まれた特集番組の放送も決定!どちらもぜひご覧ください!

『GONINサーガ』公開記念 石井隆 愛と暴力の世界

■『GONIN』
放送日:9月20日、9月28日、10月8日、10月13日、10月21日

■『GONIN2<R-15>』
放送日:9月20日、9月28日、10月14日、10月25日

■『メイキング・オブ・GONINサーガ #1』
放送日:9月14(月)27:05、9月16(水)26:15、9月20(日)25:10、29:00、9月22(火)27:10、9月25(日)19:00

■『メイキング・オブ・GONINサーガ #2』
放送日:9月15(火)27:25、9月18(金)29:40、9月20(日)27:20、29:15、9月25(日)19:15、9月28(月)26:00

詳しくはこちら

  • 2015.9. 8

『GONINサーガ』公開記念
『GONIN』リバイバル上映&9/19(土)限定 石井隆監督トークショー付き上映会の発売日が決定!!

『GONINサーガ』の公開を記念して、9/19(土)から一週間限定でリバイバル上映が決定した『GONIN』の劇場鑑賞チケット発売日が決定!
詳細はこちらをご覧下さい。

【『GONIN』石井隆監督のトークショー付き上映】
日時:9月19日(土) 19:30開演
場所:角川シネマ新宿
登壇者:石井隆監督 安藤政信 竹中直人
入場料金:1,100円
チケット購入方法:こちら


【『GONIN』リバイバル上映】
場所:角川シネマ新宿2
上映日:9/20(日)~9/25(金)
時間:20:30上映開始
入場料金:1,100円
チケット購入方法:こちら

  • 2015.9. 4

『GONINサーガ』公開記念
『GONIN』石井隆監督トークショー付き上映決定!

『GONINサーガ』の公開を記念して、『GONIN』のリバイバル上映が決定致しました!
そして、9/19(土)限定で石井隆監督のトークショー付き上映会を実施致します。
伝説の映画『GONIN』がスクリーンで蘇る、またとないこの機会にぜひ、劇場でご覧下さい!

なお、当日お越しいただいたお客様の中から抽選で5名様に『GONINサーガ』オリジナルトートバックをプレゼントします。

【『GONIN』石井隆監督のトークショー付き上映】
日時:9月19日(土) 19:30開演
場所:角川シネマ新宿
登壇者:石井隆監督 安藤政信 竹中直人
入場料金:1,100円

【『GONIN』リバイバル上映】
場所:角川シネマ新宿2
上映日:9/20(日)~9/25(金)
時間:20:30
入場料金:1,100円

  • 2015.9. 2

「ダイヤモンドダイニング」×「BAGUS ネットカフェ」×『GONIN サーガ』キャンペーンを実施中!

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『GONINサーガ』の公開を記念してコラボキャンペーンを実施中!
豪華キャスト舞台挨拶付きプレミア試写会へ抽選でご招待します!

キャンペーン詳細はこちらから

■「BAGUS ネットカフェ」http://gcc-bagus.jp/

■「ダイヤモンド ダイニング」http://www.diamond-dining.jp/

  • 2015.9. 1

鬼才・石井隆監督初の書き下ろし原作小説発売!!

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1995年に公開されバイオレンス・エンタテインメントの傑作として国内のみならず海外からの評価も高い日本のフィルム・ノワール最高峰、映画『GONIN』。19年のときを経て待望の続編『GONIN サーガ』が9月26日(土)より公開となり劇場公開に先駆け、角川文庫より石井隆初の書下ろし原作小説が発売されることとなりました。スクリーンより一足先に新たなる伝説を活字でお楽しみいただけます!また、この小説の中で、映画では描かれなかった事実が明らかにされております。

【原作本内容紹介】
日本映画界を席巻した傑作「GONIN」の待望の続編
19年前の暴力団大越組襲撃事件の遺児たちの
数奇な運命を描く、濃密なバイオレンス・エンタテインメント

五人組による、暴力団大越組襲撃事件から19年。大越組の若頭の遺児・勇人は母を支えながらまっとうな人生を歩み、組長の遺児・大輔は壊滅した大越組再興の夢を抱いていた。事件を追う謎のルポライターの出現とともに、遺された者たちの歯車は大きく軋み始め、GONINの血と宿命に抗う新たな闘いが幕を開ける――。(本書は書き下ろしです)

■角川文庫 2015年9月10日刊行予定
■ページ数:400ページ
■定価:640円(税別)

【著者紹介】
石井 隆:70年、大学在学中に劇画家デビュー、コミック雑誌「ヤングコミック」などで活躍。「天使のはらわた」が日活ロマンポルノで映画化され、シリーズ2作目「赤い教室」から脚本を担当。シリーズ5作目「天使のはらわた 赤い眩暈」(88)で映画監督デビュー。以降、「死んでもいい」(92)、「ヌードの夜」(93)、「夜がまた来る」(94)、「GONIN」(95)、「GONIN2」(96)、「黒の天使Vol.1」(98)、「黒の天使Vol.2」(99)といったノワール調の作品を監督。 「人が人を愛することのどうしょうもなさ」(07)、「 ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」(10)、13年には「フィギュアなあなた」「甘い鞭」を立て続けに発表する。

  • 2015.8.26

『GONIN サーガ』大阪での舞台挨拶付き上映 実施決定!!

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9月15日(火)、TOHOシネマズなんばにて舞台挨拶付き上映会の開催が決まりました!
なお、追加で桐谷健太さんのご登壇が決定いたしました。

【『GONIN サーガ』舞台挨拶付き先行上映会 概要】

日程:9月15日(火) 19:00(上映前に舞台挨拶)
会場:TOHOシネマズなんば
料金:特別料金2,000円
チケット販売:VIT販売 
●PC・携帯の販売開始日 8月29日(土)0:00~(=8月28日(金)24:00~)
こちらから
●劇場窓口 8月29日(土)オープン時~
ゲスト:東出昌大 桐谷健太 石井隆監督

  • 2015.8.25

『GONIN サーガ』名古屋での舞台挨拶実施が決定!!

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9月14日(月)、名古屋ピカデリーにて舞台挨拶付き先行上映会の開催が決まりました!
ゲストに東出昌大さん、石井隆監督をお迎えする予定です。

【『GONIN サーガ』舞台挨拶付き先行上映会 概要】

日程:9月14日(月) 18:45開場/19:00開演 (19:00より20分舞台挨拶実施)
会場:名古屋ピカデリー (名駅前センチュリー豊田ビル2F)
ゲスト:東出昌大 石井隆監督 (予定)

チケット販売
チケットぴあで一般販売
Pコード  554-697

●8月29 日(土)10:00より9月12日(土)18:00まで販売。
●料金   2,000円均一
●お近くの チケットぴあのお店、下記コンビニ、インターネットで購入可。

<直接購入>
① チケット ぴあの店舗 (10:00~20:00)
② セブンイ レブン/サークルK・サンクス (10:00~23:30)

<インター ネット購入>
@ぴあ電子チケットぴあ http://t.pia.jp/cinema/cinema.html

<電話予約 > 
TEL 0570-02-9999 (10:00~23:30)

  • 2015.8.21

豪華キャスト舞台挨拶付きプレミア試写会にペアご招待!
上映劇場にてキャンペーン続々実施中!

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豪華キャスト舞台挨拶付きプレミア試写会にペアご招待!
上映劇場にてキャンペーン続々実施中!

公式Twitterのフォロ-&ツイート、もしくは公式Facebookの投稿にいいね & コメントした後、キャンペーンページに移動してご応募ください。

※キャンペーン詳細はこちらをご覧下さい

応募時には、指定フォームに必要事項を明記いただく必要があります。
シェアor いいね or コメントだけでは応募完了となりませんので、ご注意ください。

『GONIN』から19年―新たな伝説(サーガ)が始まる!!
1995年に公開され石井隆監督作品の中でも絶大な人気を誇り、バイオレンスアクションの傑作として国内のみならず海外からの評価も未だに高く、日本のフィルム・ノワール最高峰として多くのファンに続編を望まれてきた映画『GONIN』。19年のときを経て、9月26日(土)よりTOHOシネマズ新宿他にて公開となる本作に乞うご期待!

東出昌大/桐谷健太/土屋アンナ/柄本佑/安藤政信出演。
心揺さぶるバイオレンス・エンタテインメント大作『GONINサーガ』
[公式サイト]
[予告篇]
‪#‎GONIN‬

  • 2015.8.17

『GONIN サーガ』福岡での舞台挨拶実施が決定!!

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8月29日(土)、TOHOシネマズ天神にて舞台挨拶付き上映イベントの開催が決まりました!
ゲストに東出昌大さん、石井隆監督をお迎えする予定です。
チケットは8月18日(火)より発売開始です。ぜひお越しください!

【『GONIN サーガ』舞台挨拶 概要】

日程:8月29日(土)
時間:19:00~の回(上映前に舞台挨拶) 開場18:30
料金:特別料金2,000円
チケット販売:詳しくは劇場ページ
ゲスト:東出昌大 石井隆監督 (予定)
実施劇場:TOHOシネマズ天神

  • 2015.8.11

豪華出演者と監督が登壇!!
完成報告記者会見イベントレポート

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1995年に公開、石井隆監督作品の中でも絶大な人気を誇り、バイオレンスアクションの傑作として国内のみならず海外からの評価も未だに高く、ファンの間から長きにわたり続編の制作を希望する声が絶えなかった映画『GONIN』。
19年のときを経て、2015年、新たなサーガ(伝説)の幕が遂に上がります。

この度、東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、安藤政信、竹中直人という豪華出演者と石井隆監督が登壇する『GONIN サーガ』の完成報告記者会見を実施しました。

【『GONIN サーガ』完成報告記者会見 イベントレポート】

■日程:8月7日(金)
■場所:東京国際フォーラム
■登壇者(敬称略):東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、安藤政信、竹中直人、石井隆監督

MC:本日は、映画「GONIN サーガ」完成報告記者会見にお越しいただき、誠にありがとうございます。

本作のメガホンをとるのは前作『GONIN』を始め『死んでもいい』、『ヌードの夜』など、独自の世界観で国内のみならず海外でも多くの映画ファンを惹きつける鬼才・石井隆。主演を務めるのは東出昌大。共演には桐谷健太、土屋アンナ、柄本 佑、安藤政信、そして竹中直人といった、前作に劣らぬ豪華実力派のキャストが集い、『GONIN』に対する各々の熱い想いとともに、物語を盛り上げます。

前作で死闘を繰り広げた男たちが遺したそれぞれの家族--血と宿命に彩られた新たな物語に是非ご期待ください。
それでは最初に予告編をご覧ください。

※予告編上映

MC:お待たせいたしました、それではお呼びいたしましょう。東出昌大さん、桐谷健太さん、土屋アンナさん、安藤政信さん、竹中直人さん、石井隆監督です。
それでは、早速ご挨拶を頂きましょう。前作で鶴見辰吾さんが演じられた大越組・若頭、久松茂の息子、久松勇人役の東出昌大さんお願いいたします。

東出昌大:本日はお越しいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。続きまして、前作で永島敏行さんが演じられた大越組・組長大越康生の息子、大越大輔役の桐谷健太さんお願いいたします。

桐谷健太:前作の大ファンなので、この場に立てて興奮しています。よろしくお願いします。

MC:ありがとうございます。
続きまして、五誠会に囲われる元アイドルで歌手、菊地麻美役の土屋アンナさん、お願いいたします。

土屋アンナ:元アイドルってところに"えっ!"思っている方もいるかもしれませんが(笑)まあ、観て下さい。

MC:ありがとうございます。
続きまして、前作で室田日出男さんが演じられた式根の孫にあたる五誠会の三代目、式根誠司役の安藤政信さんお願いいたします。

安藤政信:尊敬する石井監督の作品に出演でき、さらに竹中さんとも再会できてとても嬉しいです。

MC:ありがとうございます。
続きまして、五誠会に雇われGONINを追い詰めるヒットマン、明神役の竹中直人さんお願いいたします。

竹中直人:ようこそいらっしゃいました。大好きな石井さんの作品でこんな素敵な時間を設けていただいて、凄いな!

MC:ありがとうございます。
最後に、本作の脚本・監督を務めました石井隆監督お願いいたします。

石井隆監督:猛暑の中足をお運びいただき、ありがとうございます。どうぞお手柔らかにお願いします。

MC:ありがとうございます。本日お仕事の都合で出席できなかった森澤慶一役の柄本佑さんからコメントが到着しております。

※柄本佑からのコメント動画上映。

MC:ではまず私からいくつか作品について質問をさせていただきたいと思います。

<東出さん、桐谷さん、土屋さん、安藤さんへ>
『GONIN』といえば、超豪華キャストが出演し、今も熱狂的なファンが数多くいる、バイオレンスアクションの傑作とも言える作品ですが、その続編が作られる、そしてその作品に出演することが決まったときのお気持ちをまず、お聞かせいただけますか?プレッシャーはありましたか?

東出:前作は大好きで、色々なひとから熱い話を聞いています。根津さんが事務所の先輩ということもあり、その期待をプレッシャーという形ではなく襷だとおもって、引き継いでいけるように心がけました。

桐谷:あまり何度も作品を観返す方ではないのですが、前作の『GONIN』は何度も観ているほど好きで、その続編に出演できると聞いてとても嬉しかったです。2作あわせて10人の中の1人になれて光栄です。

土屋:『GONIN』はお話をいただいてから知ったのですが、すごくリアリティのある映画で暗い中での動きが重視された感受性に訴えかける作品だなと感じました。女性として呼ばれて自分の持っている感覚で演じましたが監督どうでした?

石井監督:OKです!

一同:監督軽いなー

土屋:良かった!完成したのを観たら静と動が絶妙で感動しました!

安藤:石井監督の一ファンとして『ヌードの夜』や『夜がまた来る』も大好きですし、石井監督の作品で演じられる竹中直人さんのキャラクターも大好きです。声をかけていただいて、皆さんと芝居が出来て、ただただ幸せです。

MC:竹中さんは前作にもご出演されていて、石井隆監督の作品にも数多くご出演されていますが、『GONIN』の続編の構想はご存知でしたか?続編のお話を聞かれたときのお気持ちを教えてください。

竹中:石井監督が大好きでどの作品にも出たいって自分から売り込んでいるから今回も参加できて良かった!年とってきたからいつごろいわれてたか忘れちゃったな。5、6年前でしたか??

MC:みなさんこうおっしゃっていますが、監督は今回、19年ごしにこの企画を実現されたわけですが、本作を撮ろうと思った理由をお伺いできますか?

石井監督:しょっちゅう企画は動いていましたが、中々決まらなくて角川さんと3作品やらせていただいて、次はバイオレンスと言われ、一番やりたかった『GONIN』の続編を選びました。

MC:<東出さん、桐谷さん、土屋さん、安藤さんへ>
それぞれのキャラクターを演じるうえで、役作りはどのようにされましたか?

東出:父の死がターニングポイントとなり、残った母を幸せにしていこうという想いがある出来事によって変化していくのはどういう感じだろうか考えながら演じました。

桐谷:役作りは台本からのインスピレーションでしました。子どもの頃に自分の親父が殺され、運命の流れの中で親父を超えていこうという考えに至ったのではないかと思いながら演じました。

土屋:役作りは難しいですね。秘密を隠すタイプの役柄だったので、父の強さをどのように受け継いでいくかを考えて答えを探りながら演じました。あまり"こうだろう"と決めつけないようにしました。でも難しい!

安藤:前作はあまり関係ないかな、皆と仲良くやりたかったですが、嫌な役なので撮影中はあまり慣れ合わないようにとは思っていました。

竹中:役は作るものでは無くて、石井監督の眼差しから引きだされて、生まれてくるものだと思って演じていました。役づくりはしませんね。

MC:先程柄本さんも映像の中でおっしゃっていましたが、本作で特に印象的なのがやはり俳優・根津甚八の復活ではないかと思います。すでにご覧になったマスコミの方からも絶賛の声があがっているそのご出演シーンですが、根津さんと競演された感想をお伺いできますか?

東出:柄本さんからの動画コメントにもありましたが、鬼気迫る感じがとにかくすごくて見ていたらこみあげてくるものがありました。

桐谷:一緒にお芝居が出来て、改めて役者は素晴らしい、やっていて良かったなと感じました。言わされている訳じゃなく役者として心から湧き出てくるセリフに役者魂をみさせていただきました。

土屋:根津さんだけでなく色々な人の感情の動きが凄かったです。特に根津さんは瞳の力がものすごくて、鳥肌が立ちました。私が言うのもなんですが、天才ってこういうことなんだろうと。リスペクトです!

安藤:凄いとしか言えないですよね。甘ったれたこと言ってたら引っぱたかれるだろうなと思いました。監督との信頼関係も半端じゃなくて鳥肌が立ちました。

MC:ありがとうございます。竹中さん、根津さんと久々の共演はいかがでしたか?

竹中さん:根津僕がまだ学生で映画を観まくっているころから、スゲーなと思ってた方です。私はコンプレックスを持っているので(笑)根津さんと共演しても、東出くんと共演しても、皆すごくて、ウォーーーーって感じです。すごい存在、最高です。

石井監督:体調を崩されて、私にも原因の一端があったんじゃないか、苦しくてもあまり周囲に漏らさず真面目にやった結果かと思うと辛く申し訳ない気持ちもありますが、映画を通しての友達として、出演してくれたことをありがたく思っています。

MC: ありがとうございました。まだまだお話を伺っていきたいところですが、記者の皆様よりご質問を受け付けたいと思います。ご質問がある方は挙手にてお願いいたします。

Q:作品を拝見させていただきましたが、今回の『GONIN サーガ』は、親子の絆や愛情といったものがとても濃く描かれているなと感じましたが、演じるにあたって、ご自身と似ていたり重ね合わせて共感した部分はありましたか?

東出:優しくありたいという想いを持ちながらも家族を傷つけられたりすることに対して怒りをあらわにするという点は共通しているかもしれません。

桐谷:根は強欲じゃないのだけれど、大きな流れに流されて行ってしまうところは似ているのかもしれません。

土屋:バカ正直で感情を表に出して、自分をコントロールするのが難しくて周りの人に助けてもらうのは似ているかもしれません(笑)。でもそこまで女っぽくはないかな。

安藤:劇中では父親の存在が大きくて、超えてやろうともがいていますが、実際うちの父は飲み屋でよっぱらっているような陽気なおじさんなので、既に超えられているかなと(笑)。

竹中:憎悪は強い方かも......でも嫌だよ人殺したりするの!だから全然似てないです。

Q:東出さんはガンアクションの経験があまりないとおもいますが、いかがでしたか?

東出:普通のアクションと違って、あきらかに人を殺そうという吹っ切れたシーンですが、細かい動きも指導していただきました。

石井監督:スポーツマンだから平気かなと思っていたけど、はじめは撃つときは目をつぶっていたよ。

Q:前作と違い、GONINの中に紅一点、女性が起用されているのが印象的でした。いかがでしたか?

土屋:男だらけのほうが嬉しい!すごく優し人達だったし、女子は面倒くさいところもあるから男くさい方が向いてる!

石井監督:女性はどうがんばっても一人の女性を描き切ることはできない、不思議な存在だと思います。今回も皆をかき回して、どうなるのかなと終盤になだれ込んでいきます。

Q:特に桐谷さんにはハードなアクションシーンがありましたが、いかがでしたか?

桐谷:役に入り込む安藤さんとのシーンはアクションなのか、本気なのかを超越したシーンです。石井監督がああいう役者は凄いと太鼓判でした。ケガはしていませんよ(笑)。

安藤:愛情が無いとあそこまでやったら恨まれますね(笑)。監督がテンションをあげてくれるおかげです。

MC:ありがとうございます。
そろそろお時間となりますので質疑応答を終了させていただきたいと思います。

最後に東出さん、監督からひとことづつお願いします。

東出:いろんなひとのいろんな想いがつまっていて、テーマ音楽が流れるラストシーンでは鳥肌が立ちます!
前作を知らなくてももちろん、前作のファンはより楽しめる作品だと思います。より多くの方に劇場でご覧いただければと思いますので、よろしくお願いします。

石井監督:ここにたどり着くまで19年かかりました。
一カ月ほどの撮影で4時間強になった作品を2時間10分以内という厳命にしたがって、編集しました。
完成からいくつか季節を超えていよいよいよいよ皆さんの目に触れることとなります。早く羽ばたいて皆さんに届いてほしいなと思いますので、よろしくお願いします。

                              以上

  • 2015.7.17

遂にサーガ(伝説)の全貌が明らかに!?
本予告編&本ポスター完成!

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バイオレンスアクションの傑作『GONIN』から19年-遂にサーガ(伝説)の全貌が明らかに!?
本作の本予告編・本ポスター素材が完成・到着しました!

【予告編 内容】
前作で命を落とした大越組若頭・久松の息子・勇人(東出昌大)。同じく前作で命を落とした組長・大越の息子・大輔(桐谷健太)。大越組を束ねる五誠会二代目に秘密を握られる元アイドル・麻美(土屋アンナ)。19年前の事件の真相を追うルポライターとして現れ、自らも深い因縁を持つ森澤(柄本佑)。そして今回のGONINの敵役となる、前作の五誠会会長・式根の孫であり、五誠会三代目・誠司(安藤政信)。さらに、前作で銃弾を受けながらも生死の境をさまよい、植物状態で生きていた氷頭(根津甚八)までもが加わらんとする、血と宿命に引き寄せられた"GONIN"の遺された者たちの、それぞれの苦悩と、新たな戦いを予感させる本予告映像に仕上がっています。

爽やかな印象で幅広い世代から支持を集める東出昌大が、父親を殺され、悲しみに打ちひしがれる悲哀の表情から、狂気を身にまとい死闘を繰り広げる、まるで夜叉のような表情まで、いままでにない東出昌大の魅力が収録されています。更に、10年ぶりに銀幕復帰し、本作で俳優人生にピリオドを打つ根津甚八も、文字通り【命懸け】の出演を果たしており、長年復帰を待ち続けたファンは涙すること間違いなし!

  • 2015.5.27

石井隆監督最新書き下ろし豪華特典付き 前売り劇場鑑賞券、いよいよ販売開始!!

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今秋の公開が待ち遠しくなる中、いよいよ前売り券の販売が開始!

前売り券購入特典は、東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信、がそれぞれのキャラクターに扮した撮り下ろしの写真と、劇画家として多数の著作をもつ石井隆監督が本特典の為にだけ書き下ろした貴重なビジュアルを加えた6枚1組の豪華ポストカードセットです。5月30日(土)より数量限定で販売となりますので、ぜひGETしてください!!

<『GONIN サーガ』前売り券発売情報>

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券種:ムビチケ
特典内容:スペシャルポストカードセット(6枚組)
※撮り下ろしのキャラクターポストカード+石井隆監督の書き下ろしイラストポストカード!!【数量限定】
金額:1,400円(税込)
ビジュアル内容
東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信が劇中のキャラクターで撮り下ろした5枚と石井隆監督が、東出昌大演じる久松勇人をイメージし劇中には登場しないシーンを書き下ろした豪華6枚組ポストカードセット!
■前売り券の購入:
・オンラインでの購入はこちらから ※ムビチケオンライン券をご購入の場合、劇場前売り特典は付きませんので予めご了承ください。
・前売り券を購入できる劇場はこちらでチェック!

  • 2015.5.20

『GONINサーガ』9/26公開に先駆け、その原点たるヴァイオレンス映画『GONIN』『GONIN2』ブルーレイ9/2リリース!!

新作『GONINサーガ』は、20年前に『GONIN』の中で死んだ男たちの遺児たちの話です。
『Gサーガ』を見てから『GONIN』を見るか、『GONIN』を見てから『Gサーガ』を見るかーー。
20年という時間がどう繋がるのか、20年前にご覧になった方も、そうでない方もブルーレイで新たに体験して戴ければ嬉しいです。

脚本・監督:石井隆  

あの頃映画the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション
GONIN
3,300円+税 9/2発売 SHBR-0329
*商品ページはこちら

限定版DVDのみに収められていた幻のディレクターズ・カット版および、そのオーディオコメンタリー(2007年版)も収録!

<商品概要>
【映像・音声特典】 特報、予告篇、TVスポット、ディレクターズ・カット版(121分)、
ディレクターズ・カット版オーディオコメンタリー(鶴見辰吾、石井隆監督、佐々木原保志キャメラマン、阿知波孝助監督、喜多嶋舞<友情出演>)、バリアフリー再生機能付き、日本語字幕
【初回生産限定・封入特典】 ロビーカード風ポストカード
本編109分+特典映像約125分/カラー/50GB/1080P Hi-Def 16:9ビスタサイズ/1995年/日本 
字幕:日本語字幕(本編のみ)
音質:①日本語(オリジナル)リニアPCM(48kHz/24bit)ステレオ ②日本語((ディレクターズ・カット版)リニアPCM(48kHz/16bit)ステレオ ③日本語(ディレクターズ・カット版オーディオコメンタリー)ドルビーステレオ
【発売元・販売元】 松竹
ⓒ1995 松竹株式会社

<作品概要>
【スタッフ】
監督・脚本:石井隆      
撮影:佐々木原保志        音楽:安川午朗
【キャスト】佐藤浩市、本木雅弘、根津甚八、椎名桔平、竹中直人、
横山めぐみ、永島暎子、川上麻衣子、室田日出男、木村一八、永島敏行、鶴見辰吾、ビートたけし
【ストーリー】
借金まみれのディスコ・オーナー万代、男相手のコールボーイ三屋、元刑事の氷頭、パンチドランカーの元ボクサー・ジミー、リストラされたサラリーマンの荻原。社会から弾き出された5人の男たちは、暴力団・大越組事務所を襲撃して、金庫の大金およそ1億円を強奪するが、まもなくして万代らの仕業と気づいた大越はヒットマンの京谷と柴田を雇い、一気に報復に出る。恋人や家族まで巻き込むおぞましき殺戮の抗争の果て、男たちにもたらされるものとは......?

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あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション
GONIN 2

3,300円+税 9/2発売 SHBR-0330
*商品ページはこちら

<商品概要>
【映像・音声特典】 特報、予告篇、2007年版オーディオコメンタリー(喜多嶋舞、石井隆監督、佐々木原保志キャメラマン、阿知波孝助監督)、バリアフリー再生機能付き、日本語字幕
【初回生産限定・封入特典】 ロビーカード風ポストカード
本編108分+特典映像約3分/カラー/25GB/1080P Hi-Def 16:9ビスタサイズ/1996年/日本 
字幕:日本語字幕(本編のみ)
音質:①日本語(オリジナル)リニアPCM(48kHz/24bit)ステレオ ②日本語(オーディオコメンタリー)ドルビーデジタルステレオ
【発売元・販売元】 松竹
ⓒ1996 松竹ブロードキャスティング株式会社

<作品概要>
【スタッフ】
監督・脚本:石井隆      
撮影:佐々木原保志        音楽:安川午朗
【キャスト】緒形拳、大竹しのぶ、余喜美子、喜多嶋舞、夏川結衣、永島敏行、鶴見辰吾、左とん平、多岐川裕美

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  • 2015.4.24

五人の鋭い眼光が映える!スタイリッシュかつ迫力のあるティザーポスター

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5年前に俳優引退を宣言した根津甚八が本作のために一度限りの復活を遂げることが発表され、大きな反響を呼んだ中、続いてティザーポスターが到着しました!

今回到着したティザーポスターのビジュアルは、監督・石井隆の作品の魅力の一つでもあるキャストの目力に焦点を置き、東出昌大演じる久松勇人、桐谷健太演じる大越大輔、土屋アンナ演じる菊地麻美、柄本佑演じる森澤慶一、安藤政信演じる式根誠司5人の鋭い眼光がモノトーンの中に配されスタイリッシュかつ迫力のあるビジュアルとなっています。

また「もう、理性はいらない。」というこれから始まる新たな事件を予感させる意味深なコピーが壮絶な物語を予感させます。

今回の目線のみのビジュアルは、実は前作『GONIN』(95)でも構想としてあったビジュアルで、今回は続編として前作では見せていない新たなイメージと新たな物語の始まりを示すべく、キャストの射るような強い目のビジュアルとなりました。

前作『GONIN』(95)で汚職で警察をクビになった元刑事・氷頭(ひず)を演じた根津甚八。その圧倒的な演技で見る者の心を鷲掴みにした。氷頭は前作のラストでビートたけし演じる京谷の銃弾を受けるが、本作ではそれから19年後。銃弾を受けながらも生死の境をさまよい、植物状態で生きていた氷頭が本作のGONIN最後の一人として登場します!

唐十郎主宰の状況劇場で圧倒的スターとして人気を博した根津甚八は、75年に『娘たちの四季 愛は素直に』(CX)でエランドール賞を受賞。80年には黒澤明監督の『影武者』に出演。82年『さらば愛しき大地』で数々の映画賞を受賞。85年に再び『乱』(黒澤明監督)で世界的評価を得るなど日本映画界を代表する存在として数多く作品に出演。しかし俳優業を続ける中で体調を崩し、その後、01年には右眼下直筋肥大の病気で複視を患いながらも俳優業を続けていましたが、映画『るにん』(04/奥田瑛二監督)の出演を最後に、役者としての活動を休止。復帰のためのリハビリとトレーニングを続けていましたが、10年に発行された書籍「根津甚八」の中で、事実上の俳優業の引退を表明しました。

しかし「"氷頭は生きていた"を糸口にした『GONIN』のその後を根津さんとどうしても撮りたかった」という、監督からの想いのこもったオファーを受け、根津もそれに応える形で、本作への出演を決意。映画作品としては11年ぶりの出演となり、さらに本作が映画出演50作目の作品となります。
石井監督との付き合いは長く『月下の蘭』(91)、『ヌードの夜』(93)、『夜がまた来る』(94)、『天使のはらわた 赤い閃光』(94)『GONIN』(95)、『GONIN2』(96)、『黒の天使vol.1』(98)、など7本の作品に出演。根津本人の出演映画作の中でも石井監督作品への出演が最多となり、まさしく盟友と呼べる存在。今回、監督渾身の企画である『GONIN サーガ』で一度限りの復活を果たします。

さらに、その想いに答えるかのように、佐藤浩市、鶴見辰吾も前作と同じく、それぞれ万代(ばんだい)、久松(ひさまつ)役での出演が決定!まさしく19年の時をこえた時代を繋ぐ壮大なサーガのキャスティングが実現しました!

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■根津甚八からのコメント
自分自身が志すような演技者であることが、困難になったため、引退を決めたが、今回、石井監督自ら、自宅に来て丁寧に『どうしても手伝ってほしい、根津さんでなければ・・・』という殺し文句と『出来るか出来ないか脚本を読んで決めてほしい』という熱心な説得で、本をじっくり読んで、これなら、今の自分に出来るという気持ちがわいてきた。
今迄の石井監督へ感謝の気持ちもあり、素直な気持ちで、今一度、自分自身を試してみようと思った!
撮影が始まってからは、久しぶりの撮影現場の空気に気持ちが高揚して、自分はこの仕事が心底好きなんだと改めて感じた。
自分の為の、セット作りも大変だったと思うのに、無理のないようにと細やかな心遣いをして、いただいた。心からの、お礼を言いたい。
全ての撮影が終わった後、若い役者達が車まで追いかけてきてくれた。皆と握手をして、車が見えなくなるまでずっと手を振って見送ってくれたことが忘れられない。そして、完成された作品を見て、素晴らしい役者達に恵まれた映画になったと心から、思えた。
最後に・・石井監督でなければ、この仕事は受けなかった。自分を理解してくれ、役者としての自分を最大限に生かしてくれると無条件で信頼できる人。
天が再び機会を与えてくれるものなら、仕事を続けたかった思いももちろんある。
でも、監督や共演者を始め、スタッフ全員の支えがあって、やり遂げたことで、未練を捨てて、終止符を打てたと思うし、そう思える機会を与えてくれた方々に深く感謝している。

根津甚八


■石井監督からのコメント
出逢いは赤テントで間近に見た"根津甚八"で、僕が監督二作目の『月下の蘭』で幸運にもご一緒出来た時には"ハードボイルドが似合うアクションスター根津甚八"だった。
以来、僕の劇に同居するハードボイルドな村木と思索型の村木、僕にとっての"二人の村木"と何本映画を撮ったのか。撮影で落馬して腰を痛めているからとベルトを巻いて現場に出ているのを知っていたのに、ハードなアクションシーンで何度もテストをやるものだから、『石井組は何時もこれだよ、シンドイ』と、あの目で笑いながら、あの声で言われたものだ。
そんな根津さんとどうしても撮りたかったのが、"氷頭は生きていた"を糸口にした『GONIN』のその後で、僕は随分前にその脚本を書き下ろしていた。だから根津さんが体調不良と言うのはメールのやり取りで知っていたが、突然の引退のニュースは無念だった。しかし、奥さんが著した『根津甚八』、そこに載っていた車椅子に腰をかけ、窓辺で佇んで外を見ている陰影の深い根津甚八の近影----そこには大スター・根津甚八が居るではないか。
僕は迷惑も顧みず、取り憑かれたように根津さんに何度目かのオファーをしていた。スクリーンの中で根津甚八に再会したかったから。だが正直に言えば、「思うような芝居が出来ない」と引退した根津さんの気持ちを知るだけに、再び一緒に映画の現場に立ちたいという僕の思いは、根津さんに会うまで引き裂かれていた。駄目だったらこの物語は僕の中で葬ろうーーそう思っていた。ところが、根津さんは受けてくれた。
凄い! やはり根津甚八はどこまでも役者・根津甚八だ、僕は現場で皆からなんと思われようとも、役者と監督と言う形で向き合わなければ失礼だ、と心に決めて現場に臨んだ。根津さん、もう一回! もっと粘って! もっと!もっと! と、"根津甚八の今"を撮るのが恩返しと思って現場で叫んでいた。


【根津甚八さんへのキャストからのコメント】

■東出昌大 主演:久松勇人(ひさまつはやと)役
GONINの五人目が、根津さん(役名、氷頭)だと初めて聞いた時は、映画ファンの皆さんと同じように驚嘆しました。
病院のシーン。テストをするかと監督が根津さんに確認すると、「本番」と一言仰有り、現場は並々ならぬ緊張感に包まれました。
這う格好の氷頭が僕らを睨み、台詞を一言。
氷頭のあの迫力に圧倒されたその時、現場で声を荒げたり怒鳴ったりした事のない石井監督が「氷頭さん顔上げて」と叫ぶ様に演出をなさいました。ご病気で麻痺の残る根津さんに叫ぶ監督の声は、自分の身も引きちぎる思いと共に叫んだ声なのだと瞬間に理解しました。
その日の帰り、根津さんのお車を送り出す時、僕は何も言葉が浮かんでこなかった事を覚えています。
感動とか、言葉にするだけ無駄な思いを、根津さんと共演させて頂き、感じました。

■桐谷健太 大越大輔(おおごしだいすけ)役
役者として、これまで歩んできた道で気づけた事、これからも血がかよった役をまっとうしていきたいとゆう想い。その真ん中で、今回根津甚八さんと いう役者と出逢えた事や現場を共にできたことは本当に素晴らしい経験になりました。
役者魂という言葉では足りないくらいの強く、しなやかな信念を僕たちに感じさせてくださいました。
役者って本当に最高だと、改めて想わせてくれた根津さんに心から感謝。
根津さん、石井監督、スタッフキャストの皆さん、本当にありがとう。また逢いたいです。

■土屋アンナ 菊池麻美(きくちあさみ)役 
多くの人々から尊敬され、映画の世界でも素晴らしい実績を残されている根津さんとこの素晴らしいGONINという作品に共演でき嬉しく思います。今回の作品での彼の演技は誰もが鳥肌を立ててしまうくらい感動するのではないかと思います。根津さんという1人の才能の持ち主とご一緒できて光栄です。

■柄本 佑 森澤慶一(もりさわけいいち)役
初日、現場に入られた根津さんのお顔が紅くなっているのを見て「あっ緊張してらっしゃる」 と、思いました。しかし、1回目のテスト。監督の「よーい」の声がかかった途端、 みるみる顔から緊張が消えていき、間違いなく氷頭要の狂気が浮かび上がってきました。驚きました。しかも、表情だけでなく「よーい」を聞 いた途端根津さんの中で何かが沸騰していくような、湧き上がってくるようなものを自分も間違いなく感じたんですものっ。それからは撮影が 進んでいくうちにどんどん若々しく、瑞々しくお顔もどこか端正になられていく根津さんの表情を見て役者・・・いや、それを通り越して人 間ってすげぇなと実感しました。根津さんと共演させていただけたことは自分の中で財産となりました。ありがとうございます。試写を観させ ていただいきましたが・・・根津さんマジで1番カッコ良かったっす!!

■安藤政信 式根誠司(しきねせいじ)役
石井作品での根津さんの演技は全ての芝居がもう完璧と言っても言い過ぎじゃないと思っていました。
石井監督と根津さんの二人の間の深い愛を石井作品ファンとして現場で見れたこと、
そして全てをさらけ出す根津さんの役者としての姿に心を掴まれました。
二十代半ばで根津さんと共演してからまた再会できたことが凄く嬉しいです。
勉強になりました。ありがとうございます。

  • 2015.2.20

竹中直人が『GONIN サーガ』に復活!
追加キャスト発表!

前作ではビートたけし&木村一八が演じ、鮮烈な印象をのこした、本作のヒットマン(殺し屋)役のキャストがついに決定!カニューラをつけた凄腕のヒットマン・明神を竹中直人、その明神に付き従う美しき女殺し屋・余市を福島リラが演じます!

前作『GONIN』では、佐藤浩市演じる万代や本木雅弘演じる三屋らと共に、暴力団事務所の大金強奪に加担するリストラされたサラリーマン荻原を怪演した竹中直人。今作『GONIN サーガ』では、東出演じる久松勇人や桐谷演じる大越大輔らの命を執拗に狙うヒットマン・明神を、これまでのバイオレンス映画の枠を超えた"最凶のキャラクター"として怪演を魅せます。
そして、明神の相棒・余市には『ウルヴァリン:SAMURAI』で、ヒュー・ジャックマン演じるローガン=ウルヴァリンの相棒ユキオに抜擢された福島リラが、石井組に初参加!竹中演じる明神と"最凶"コンビを組み、東出らの命を狙う余市を、静かな狂気を醸し出しながら演じ、これまでにない福島の魅力を発揮しています。前作ではビートたけしと木村一八がコンビを組み、万代や三屋、荻原らを次々に殺していきましたが、今作では竹中直人と福島リラという二人が、インテリな雰囲気を持ちながらも、狂気渦巻く怖さを秘めた"最凶コンビ"として、主人公たちの命を狙います。

さらに、その他のキャストとして、東出演じる勇人の母・安恵に井上晴美。桐谷演じる大輔の母・加津子にりりィ。安藤演じる誠司のフィアンセ・百合香に松本若菜。誠司のボディガードでもある松浦組の組長・松浦に菅田俊。その松浦のボディガード・黒木に井坂俊哉。実力を兼ね備えた演技派の俳優陣が本作の物語を加速させます!

【追加キャスト紹介】
r0104_0212.jpg■明神役 竹中直人
五誠会の二代目(キャスト未発表)が雇った凄腕のヒットマン。カニューラをつけている異様なルックスだが、ターゲットを確実に仕留める腕の持ち主。普段は探偵事務所の探偵を装い、余市と行動を共にする。

コメント
石井隆監督が映画を撮る...それだけでぼくは嬉しくて興奮する。なんてったって監督のデビュー作《天使のはらわた 赤い眩暈》に参加させて頂いたのだから。それ以来 ぼくは石井監 督作品にほとんどと言っても過言ではないくらい参加してきた。《GONIN》(1995)も《ヌードの夜》(1993)の撮影中 ロケ先の新宿で監督とお茶を飲みながら生まれた企画だった...。 そしてとうとう新たなる《GONIN》が今ここに生まれたのだ!石井隆監督のパワーがエネルギーがこれでもか!これでもか!と漲った作品になっているに違いない!そんじょそこらに転がってるような作品では決してない!この映画にふたたび参加出来たこと それは僕にとっての夢であり僕にとっての「映画」であった。新たなキャス トで再び蘇る《GONINサーガ》ぜひ劇場で観て頂きたい!そして石井隆の世界を是非スクリーンで体感して欲しい。

■余市役 福島リラ
明神に付き従う美しい女殺し屋。普段は明神探偵事務所の助手として行動を共にするが、明神との関係は謎に包まれている。

コメント
十数年前にオリジナルの『GONIN』を観させて頂いていたこともあり、そんなマスターピースの続編に参加させて頂けたこと自体、とても光栄に 感じています。NHK大河ドラマに続き共演させて頂けた竹中直人さんをはじめ、共演者やスタッフの方々との制作過程から、色々と学びの多い現場でもありま した。石井監督が創り出す独特の映像美の世界に、共演者の皆様や私自身がどのように描き出されているのか、今から完成作品を観ることが楽しみです。

■久松安恵役 井上晴美
久松茂(鶴見辰吾)の妻で勇人(東出昌大)の母。普段はBarを経営しているが夫の無念を晴らそうとしている。

■大越加津子役 りりィ
大越康正(永島敏行)の妻で大輔(桐谷健太)の母。

■百合香役 松本若菜
3代目式根誠司(安藤政信)の婚約者。誠司の裏の顔を知らず、誠司が万代(佐藤浩市)から乗っ取ったバーズの跡地で結婚披露のダンスパーティーを行う予定だが・・

■松浦譲役 菅田俊
19年前は3代目式根誠司(安藤政信)のボディガードとして付き従うが、のちに五誠会傘下、松浦組組長に就任。
五誠会に強い忠誠心を持ち、誠司の右腕として信頼を置かれる存在。

■黒木正行役 井坂俊哉
松浦のボディガードとして動く武闘派の組員。


【プロデューサー(KADOKAWA:二宮直彦)より/起用理由について】
竹中さんについては、監督のデビュー作『天使のはらわた 赤い眩暈』(1988)を始め、『死んでもいい』(92)、『ヌードの夜』(93)、『夜がまた来る』 (94)、『GONIN』(95)、『GONIN2』(96)、『フリーズ・ミー』(00)、『人が人を愛することのどうしようもなさ』(07)、『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』(10)、『フィギュアなあなた』(13)、『甘い鞭』(13)など石井 隆監督作18本中、11本に出演。さらに『GONIN』(1995)に関しては企画立ち上げを石井隆監督とやられており、石井組にとって欠かせない俳優さんです。今回の 『GONIN サーガ』でも竹中さんにお入りいただく事は監督ともマスト、と考えておりました。
監督との話しあいの中で、竹中さん自身、今回はGONIN(5人)の方ではなく、前回における北野武さんが演じられた京谷に通じる凶気のヒットマン・明神役に並々ならぬ熱意を持たれており、是非!という思いでお願いしました。こんなに怖い竹中さん、、、夢に出そうです。

余市役は竹中さんとのカップリングでヒットマンコンビの狂気を出していきたく、色々と候補は上がっていたのですが、当時NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で共演していた竹中直人さんから「余市を演じられるのは彼女しかいない」という推薦を受け、『ウルヴァリン:SAMURAI』やモデルとして活躍されている福島リラさんの姿を拝見して、私も監督もその独特な佇まいに強いインパクトを感じてお願いしました。無慈悲で冷血なキャラクターである一方で明神と余市のただならぬ関係性を垣間見せているのは福島さんのもつ妖艶さが大きく作用していると思います。石井隆監督作品史上、最凶の殺し屋コンビをご堪能いただきたいです。